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この有名な話はこうだ。卵は、ほっておいたら横になって止まる。卵形はうまくできていて、転がしても楕円軌道を描いて止まり、遠くに行くことはない。

これを立てたまま静止させる方法はないかと言う話だが、誰もが名案を出せない中、コロンブスは誰もが思いつかない方法で、それを実現する。

ガチャンと底をつぶして立てるだけだ。底がつぶれるだけで中身が漏れることはない。漏れたとしても立てることは出来ているといえる。

ここから何が学べるのか?

人間は、自分が気が付かないである思い込みをしているということ。ここでは、暗黙の内に卵を割らないで、という条件があると思っている。そんなこと誰も言っていないに・・・・・。

日本人は特にそうだ。人様に迷惑をかけないように、また世間の常識とは違うことをしないようにという文化の中で生きているので、独創的なものが出にくい、育ちにくい。

サックスを吹くときに首をかしげて吹く人がいる。楽器に対してまマウスピースをまっすぐ差さないといけないと思っているのだろう。

サックスを構えたとき、左手が上で右手が下なので、サックス自体は斜めになるので、サックスに対してマウスピースをまっすぐに差すと、首はかしげざるを得ない。

正解は、首がまっすぐになるようにマウスピースを右側に少し曲げて差せばよいのである。

カークウェイラムは、素晴らしいファンク、ジャズ系サックス奏者だがやはり首を傾げてプレイするので彼の首が心配だ。

最も姿勢が良いのがブランフォードマルサリスで、悪い姿勢の極地はコルトレーンだった。音楽は天才だったが。

あとサックスを体の真ん中でまっすぐ構えている人もいる。これは最終的には手首を痛めるだろう。

残念なのは、とくにプロの場合、人のアドバイスを聞こうという姿勢に欠けている人が多いこと。

僕の販売するサスペンダーストラップの効能を知らせても、言うことを聞くのはアマチュアの方ばかりで、プロ奏者の頑固さには閉口することは多い。

http://kose-sax-flute.jp/strap.html

まっすぐ吹いているあるプロ奏者にも、上記アドバイスしたが却下された。今頃彼の手首はひどいことになっているだろう。残念ながら......。

フルートの姿勢もよく居るのが、トーンホール面は、水平でなくてはならないと自然に思い込んでいる人が多いことだ。

実は自然でならなくてはいけないのは、手の形のほうで、特に右手の形をきれいにしようとすると、トーンホール面は、幾分前傾した形になる。

この手の形を直すだけで、見違えるように音がよくなるのは面白いほどだ。

学生さんの吹奏楽をやっている人や、音大卒業者も、この手の形を直すだけで音が格段に良くなり、音程も自然な感じになるのだ。

サックスの手の形にはいろいろ思うところがあって、キーの一の改造などをアドバイスする業務も実はしているのである。

極力自然な手の形で演奏しないと、何十年という時間の中で、自分の体の方が損傷してゆく。

楽器に自分が合わせるのではなく、なるべく体に負担のないように、楽器を操っているという感覚を忘れるくらい自然に演奏できる状態を作り出さなくてはならない。

それには、どんなサックスも買ったままの状態では無理があるのである。
楽器に合わせなくてはと思っている人はプロでも多い。彼らの行く末が案じられる。

http://kose-sax-flute.jp/Sax%20Maintenance%20consul.html

誰も何も言っていないのに自分で勝手に思い込んでいることは多いので、いろいろな人に、特にその業界を全く知らない人に見てもらって自然な感想をもらうのが良い方法だ。

さて本題に入ろう。サックス、フルートで、どうしたらアドリブができるのか?

管楽器奏者にどうしたらコード感覚が身につくのか?僕が長年追及してきたテーマだ。

自分はできるが、どうしたら人を出来るようにさせられるか???

あるメロディを即座にいろいろな調で演奏する技術を移調奏と名付けた。

これはクリアする生徒さんが多い。音階が吹ける、フレーズも吹けるけど、アドリブするとコード感があまり感じられない人は、頭の中にコードが鳴っていないのがわかる。

なぜわかるかというと、我々コード感の有る人間は、頭の中にコードが鳴っているから。

コード感のない人は、自分にコード感が無いということが認識できない。

何故かというと、無いものは認識できないから。

ある場合は無いという状態を認識できるけど、無い人は、無いということが認識できない。

だんだん哲学か禅問答になってきているが、単純な話だ。

無い場合は、コードを頭に入れればよいのだ。

何ということだ!!

コロンブスの卵だ。今まで生徒さんにコード感を付けてもらうにはと悩んでいたのだが、毎回コードを弾く、そして歌う練習をしてもらえばよいのだ。

自分こそが思い込みに気が付かず、頑迷な人だったのを発見した記念すべき日。自分の姿を知るのが最難問と思い知らされる。

卵はガチャンと割って置いても良いのだった。

350名以上の方が真摯に学んでいる、管楽器奏者に音感を付ける教材、音感トレーニングメソッドの続編は、管楽器奏者にコード感を付ける教材、コード感メソッドになる。

1/3はピアノでコードを弾く練習、1/3はそれを声に出して歌い、1/3が実際にサックスフルートを吹く練習になるだろう。

音感メソッド http://kose-sax-flute.jp/Onkan/onkan.htm