こんにちは
愛知県大府市のメガネ屋・GLASS JOY 02(グラスジョイオオブ)の中村です。
当ページにお越しいただき、ありがとうございます
このブログでは、あなたのお役に立てる目やメガネの情報をお送りしています。
時々関係ないこともお話しますが、よろしければお付き合い下さいm(__)m
※当店の「理念」について書いています。はじめましての方は、その思いに触れていただけると嬉しいです。
どうやら平成最後の記事はこれになりそうです。
「まだ時間はある。もう一つ書けよ」と思われるかもしれませんが
令和もこれくらいのペースで書いていこうかと思うので、よろしければお付き合い下さい。
さて、少し前にお越しいただいたお客様の話。
20代前半の方で、これまで使っていたメガネが壊れてしまったそう
他店様で購入されたフレームにレンズを入れてほしいと、ご来店されました。
壊れてしまったメガネを見ると、とても近視が強く、左右の度数の差も大きいです。
そこでまずは検査
確かに近視が強く、かつ乱視も見つかりました。
体験用メガネでご覧いただくと「よく見える」とのこと。
ご本人からしっかり見たいという要望もあったので、今回は初めて乱視を加えてお作りすることにしました。
しかしお渡しから2週間後。
見づらいとのことで、再来店されました
具体的に何が見づらいかとお聞きすると、スマホが見づらく感じるそうです。
お手元が見づらいというと、いわゆる「老眼」をイメージします。
しかしお客様はまだ20代、しかも検査時にはそのような所見はありませんでした。
近視の度数を強くし過ぎるとそのようなことも起こりえますが、以前のメガネと比較してもほぼ変わりません。
乱視を足したことによる影響も考えましたが、だとしたら遠くの景色も見づらくなるようにも思うし…。
今一度、同じ度数の体験メガネでご覧いただきましたが、体験用メガネだと問題なく見えるとのこと。
謎が深まります
そこで再度新しいメガネに掛け変えて、スマホを見ていただきます。
この時の「姿勢」を見て、ピンと来ました
試しに少し顎を引いてもらいご覧いただくと「見やすくなった」とのこと。
これが原因のようです。
冒頭に、この方は左右の目の度数差があると書きました。
左右の度数差がある場合、視線をレンズの中心から下に移していくほど、視線を“ズラされ”ます(上に移す際も同様です)。
視線をズラされると、モノがぶれて見えやすくなります。
お手元を見る際、視線を下方に移しがち。
この方の場合、視線を下に下げていたのが見づらさの原因だったのです。
特に今回はメガネの形が大きく変わった点も影響していました
壊れてしまったメガネは、レンズの上下の幅が狭く横長なフレーム。
それに対し、お持ちになったフレームは最近流行の上下の幅が大きいクラシックメガネ。
両者を比較すると、1cm以上は幅の広さが違うでしょうか。
レンズが小さいと視線もさほど下方まで移すことなく、ブレも小さい範囲で収まってくれます。
それがレンズが大きくなると、視線を移せる範囲も広がり、ブレは感じやすくなります。
そのためブレを感じないような“見方"の習得が必要です
今回はお手元をご覧になる際、なるべく視線で追うことなく、見るものにお顔を向けるようにしてもらうことで、ひとまずの問題解決となりました。
もし右目と左目の度数が違っていて、同じような違和感がある方。
なるべく見たいものにお顔を向けて見てはいかがでしょうか
もしかすると解決するかもしれません。
またメガネを新調する際は、そのような点も気にかけてメガネ選びをすることもお勧めします。
その際はメガネ屋さんに相談してお選び下さいね
それでは今日はこのあたりで。
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
GLASS JOY 02
中村響
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