こんにちは
愛知県大府市のメガネ屋・GLASS JOY 02（グラスジョイオオブ）の中村です。
当ページにお越しいただき、ありがとうございます
このブログでは、あなたのお役に立てる目やメガネの情報をお送りしています。
時々関係ないこともお話しますが、よろしければお付き合い下さいm(__)m
※当店の「理念」について書いています。はじめましての方は、その思いに触れていただけると嬉しいです。
先週、種牡馬のディープインパクトが亡くなりました
現役時代は完全無欠の強さを誇った馬。
そんなディープがまだ17才という若さで旅立ってしまいました。
これからも子供たちが活躍できると思っていましたが…。
現役時代、圧倒的な強さを誇ったディープも世界最高峰の凱旋門賞では歯が立ちませんでした。
今秋、父が果たせなかった偉業を子供のフィエールマンに成し遂げてもらいたいものです。
さて今日は少し特殊なお話なので、ピンとくる人は少ないかもしれませんが…。
先日、ある若いお客様からこんなお悩みの相談をいただきました
「手元のものがぶれて見える」
過去に同様のご相談をいただくことが多くありました。
ぶれて見える理由は様々ですが、その一つが視線のズレ「斜視」の状態
お手元で斜視になる方は「外斜視」の方が多いです。
目がしっかり寄り切らず、外の方に視線がズレている状態です。
しかし今回の方はそれとは逆。
内側にズレています
つまり目が寄り過ぎてしまっているのです。
ぶれずに一つに見ようとすると、視線を矯正しないといけません。
視線の矯正で使うのが、「プリズム」というメガネレンズです。
光を曲げる効果があり、斜視などの不調を訴える方にご提供します。
しかしこの際、一つ問題が
お手元の視線を矯正してあげるのはいいのですが、遠くを見る際はプリズムが影響して見づらくなってしまうこと。
お手元用のメガネとして作るという方法もありますが、掛け変えが面倒です。
そこで提案したのが遠近両用レンズ。
元来、遠近は視線のズレの矯正用レンズではありません。
しかもこの方は若いので老眼症状もありません。
それなのになぜ遠近両用レンズなのか
実は「目を寄せる力」と「ピントを合わせる力」は密接に関係しています。
視線を寄せようとすると同時にピント合わせをしようとしますし、ピントを合わせようとすれば視線は寄ります。
だからこの方の場合、視線が寄り過ぎてしまうので、それに作用するピント合わせの力を抑えてあげるといい。
遠近両用レンズのお手元を見る部分は、ピント合わせの力が働かない人のための補助する度数です。
言い換えると、「ピント合わせを働かせなくてもいい」部分でもあります。
だからこの方の視線のズレには遠近両用レンズが効果的というわけです
冒頭でお話した競馬で例えましょう
競馬に「引っかかる」という専門用語があります。
これは競走馬のクセみたいなもので、レース中興奮して、前半のうちに全力で走ってしまうこと。
そんな段階で全力を出してしまうと、ゴールする頃には余力が残りません。
だからそうならないよう対策が必要です。
このように覆面をする馬がいますが、それは引っかかってしまう悪癖を矯正するため。
今回の遠近両用レンズは、言ってみればその覆面のようなもの。
過剰に出し過ぎる力を緩めることで、正常な見え方を維持するのです。
遠近両用レンズは中高年の方に推奨するものと考えられがちですが、まれにこのようなケースでも使います。
お手元がブレて見える方は、様々な解決法がありますので一度相談なさってみてはいかがでしょうか
それでは今日はこのあたりで。
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
GLASS JOY 02
中村響
※ いかがでしたか
お役には立ったでしょうか
当店にご興味が湧きましたらお気軽にご来店ください