最近、心がけていることがあります。

それはなるべく思考しない(考えない)こと。

 

ある種の座禅や瞑想みたいなものでしょうか。

 

ビジネスマンや経営者になると「常に考えて行動しなくてはいけない！」なんて言われたりもしますが、見事に逆行するような行動。

 

でもこうするとすこぶる調子がいいんです

 

よかったらやってみて下さい。

 

1分、いや30秒も保たないと思いますよ。

 

思いの外、思考にまみれていることに気づきます。

 

最中に「あ、今オレ考えてない！」と思ったらアウトですよ、それが思考ですから（笑）

 

 

 

 

さて先日、サングラスをお求めのお母さんがみえました。

 

日が短くなり、西日が眩しいそう

 

これまでずっと、お手元用以外のメガネが必要ないほど目(視力)は良いとのこと。

 

だから度なしのサングラスを作りたいというご希望です。
 

 

 

ご希望のフレームと、相性の良さそうなレンズの色・濃さが決まり、お買い上げという段。

 

「念のため目の状態をみませんか？」

 

と申し出ました。

 

それじゃせっかくだし、ということで検査へ

 

 

 

検査を終え、結果を反映した体験用メガネを掛けて遠くの景色をご覧いただきます。

 

するとビックリ

 

「すごくよく見える！」

 

「サングラスやめて、このメガネにする！」
 

 

 

視力は良いはずなのに、なぜ「よく見える」のか

 

お母さんの目には「遠視」がありました。

 

遠視の人は遠くを見ると、本当はピンぼけの状態になりますが、若い頃は目の「ピント調整力」で補うことで鮮明な視界を保てることが多いです。

 

恐らくお母さんも１０～２０年くらい前までは１．０近くの視力だったのでしょう。

 

そのため「自分は遠くのものはよく見えている」と思いがち。

 

しかし年令と共にその力が落ちると、ピンぼけの状態となります。

 

「遠くは見えている」と思っていても、実はあまり見えていないということが少なくないのです

 

 

 

実際、今のお母さんの裸眼視力は０．５程度。

 

それが遠視（乱視も少々）の度数を入れたメガネにすると、視力は１．０近くまで

 

このメガネならちょっとしたお出かけはもちろん、家の中でもソファに座ってテレビをご覧になる際はグンと見やすくなります

 

というわけで、視力のいい（と思い込んでいた）人が遠く用のメガネを作られたのです。

 

 

 

冒頭の「思考」もそうですが、僕らはこれまでの経験からの“思い込み”に縛られることがあります。

 

考えないことなんて簡単だろうと思っていましたが、そこに意識を向けると全然制御が利かないことに気づきました。

 

やってみて初めてわかることです。

 

今回のお母さんも「目は良い」「よく見えている」と思い込まれていましたが、実はあまり見えていませんでした。

 

思い込みにはなかなか気づけないもの。

 

特に目のことに関してはプロにチェックしてもらい、客観的なアドバイスを受けるのがいいでしょう。

 

当店でもお話をお聞きしますので、「気になるな…」という方は気軽にお越し下さいね

 

 

 

 

それでは今日はこのあたりで。

 

お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m