詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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森についてー

2019年12月10日 | 犯罪
実際に森林整備に使われる予算が300億円・・というのはあまりにも貧弱すぎるのではと思う。

日本の山林の約三分の一は荒れたまま放置され、大災害(地震・台風・大雨・なだれ)の被害をより大きなものにし、世界一山林を持つ日本を世界最大の木材輸入国にし、世界中の熱帯雨林・アジア・シベリア・・という一度樹を切ったら再現不可能な自然環境の悪化や地球温暖化の元凶となっている。

田中前長野県知事の話では、荒廃しきった山林の復興はわずかなお金で可能だという。一平方メートルあたり35万円で、地方での雇用も数十万人単位で増やすことが可能という。
その第一歩として、昨日の日記で書いたように、すべての国有林でそのための研修施設(衣食住が無料で技能アップのため)を建設してはどうか?そこの卒業生が、就職後に休日毎に社会奉仕してもらうようにして。

日本の権力者指導者層と呼ばれる人々が、日本の未来にとって最も重要な教育や自然環境・森林再生や社会福祉・公共サービス充実に不熱心なのは、他人事だと思っているせいに違いない。
自分たちの子供はいくらでも有名大学へと進学可能であり、自分たちはいくらでも金によって最適な環境サービスが得られるので・・

けれども、人間の生存条件は数万年前とほとんど変わっていない。
動物が生きることができないような環境では、人間もまた生き延びることができないし、国民の大多数が貧困や不安で生きることが困難な世の中で、ほんの極わずかな人間たちだけがいつまでもわが世の春を謳歌し続けることは到底不可能だ。


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