詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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天罰の猛威<本澤二郎の「日本の風景」(3642)

2020年04月02日 | 犯罪
天罰の猛威<本澤二郎の「日本の風景」(3642)

<コロナウイルス恐慌=企業活動止める+金融危機>
 昨年暮れから人類は、姿を見せない新型コロナウイルスによって、生きるか死ぬかの壮絶な戦争に突入している。人々の生きる経済活動である、生産活動を止めてしまっている。人とモノを拘束、身動きが出来ない。

 4月1日ロイター通信は、米国産業の土台を担ってきたシェールオイルの大手・ホワイテングの経営破綻を報じた。原油の大暴落が原因である。他の大手にも波及、米国が誇ってきた世界一の産油国の沈没で、新たな金融危機を発生させることになる。

 これに投資してきた日本の銀行・商社も、沈没を余儀なくさせられる。リーマンショックは、金融危機のみだったが、今回はそれにとどまらず経済活動の土台を止めてしまった。
世界恐慌の先行きは見えない。

<欧米の工業化文明の破綻>
 今回の異常な疫病は、まさに地球時代をなぞるように瞬時に感染が拡大している。北朝鮮のように扉をすべて閉じる例は、他にみない。最近まで、人モノが移動、比例してコロナウイルスも爆発的に起きてしまっている。

 1分1秒早く発見して、早く治療することが不可欠だが、日本政府と政府お抱えの御用専門家などは、五輪開催しか能がなかった。これからが心配である。

 はっきりというべきだろう。18世紀後半、イギリスで始まった産業革命は、その後、欧米の文明として世界を席巻した。1945年には悪魔の兵器を、日本の広島と長崎に投下した。いうなれば、キリスト社会が神社神道の日本を核兵器で退治したものである。

 工業・科学技術文明は、原子力発電所を地球にまき散らし、原油エネルギーで、大気を汚染した。放射能で大気や海洋を汚染している。

 大地は、除草剤と農薬で毒まみれ、人々は毒水によって生命さえも汚染している。新型コロナウイルスは、欧米の文明に抵抗して人々の肺に付着して、生き続けている。天罰の猛威と理解すべきではないだろうか。

<地球温暖化=大洪水・巨大竜巻・巨大台風・巨大地震・森林火災>
 科学者はわかっている。16歳の高校生も分かっている。

 地球の温暖化は、人類共通の認識である。それでも、利権・金に現を抜かす政治屋と1%は、地球の悲鳴に耳をふさいで、さらなる地球資源の採掘、炭素を吐き出すエネルギー利権に突進して、地球破壊を止めようとしない。

 1%は、ロックフェラーだけではない。日本の財閥も同様である。人間の道も、モラルも蹴散らす、獰猛なケダモノ・悪魔である。

 彼らは北極の氷塊が溶けて、島々を水没させている事実に目を向けようとしない。温暖化は、地球で生きるすべての生き物を亡ぼしている。大洪水・巨大竜巻・巨大地震である。地震はついに福島の東電原発を破壊、日々放射能をまき散らし、海を汚染している。

 2019年には、関東にも巨大な台風が襲った。地震と台風に、首都圏は持ち応えられそうもない。気候変動は、森林火災を招き寄せている。

 天変地異は、映画や夢の世界から、地上に舞い降りて、愚かすぎる人間を直撃している。これこそが天罰であろう。

<日本の議会=あれくれ・これよこせの合唱>
 翻って、日本国民の代表者で構成されている議会は、人類が生きるか死ぬかという新型疫病との戦いに相応するような、命がけの議論を展開しているのであろうか?

 何度かラジオ報道で、聞き耳を立ててみたが、ほとんどが些末というと叱られるだろうが、泥棒猫のような犯罪首相に向かって「あれくれ・これよこせ」と叫んでいる。

 政府はというと、コロナ戦争には「三密運動」を呼びかける程度で、それもこれもモリカケ大事件に蓋をかけて、政局の主導権を握るための政権延命策でしかない。不思議と野党でさえも、女性の自立とかかわるTBS山口強姦魔事件の糾明はしない。

 時代が大きく変動した2020年、地球が怒り狂っている時代に、人類はどう生き延びるか。愚者は怒り、賢者は喜ぶ?

2020年4月2日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


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