rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ブルーベリーは完全無欠!

2024-04-18 11:44:24 | ベリー類の栽培




ブルーベリーの花が、たくさん咲いている。
釣鐘状の形で、細長いものふっくら丸いもの、白から濃いピンクにいたるまで色味も多く、そこはメルヘンな景色となる。
花の時期から紅葉の時期まで、ブルーベリーはその姿全体で目を愉しませてくれ、なおかつその実はとても美味しいパーフェクトな存在だ。
毎日のように見回りして声をかけ、愛しんでいこうか!

桜を心行くまで堪能する「桜活」

2024-04-13 14:50:03 | 随想たち
タイトルに「桜」とあっても、画像がない矛盾。
しかし、私の心の中には、ソメイヨシノに枝垂桜、山桜や大島桜など、たくさんの桜が納まっている。
家の庭にも数本の桜があるけれど、どこかへ出かけるときは、あえて桜のある道を通ったり、雑木に混ざって咲いている桜を見つけてみたりと、ことさら桜を意識する。
今年から行くことになった職場の周りに見事な桜が植えられていて、さらに「桜活」がはかどった。
もし順調に生きていたとしても、あと桜を見られるのは20回もあるかどうか。
そもそも、記憶に残る物心ついてからだとすると、人は80回桜を見られたならば、とても幸せなことだ。
その歳年、同じ感じで桜が咲くわけではないから、毎回新鮮な思いで桜を見ることだろう。
実に当たり前の平凡なことであるが、それに気づき、大切にすることは難しい。
実際私は、この歳になって深く感じ入った。
これも、「在り難い」に通じるところといえる。
だから「桜」を見られたことに感謝し、「桜」が体現する生命を慈しみたい。

老いと読書 「物語」の豊かさ

2024-04-09 15:44:53 | つぶやき&ぼやき
先週、中学時代よりの長年の友人とおしゃべりをしてきた。
ランチを兼ねながら、行ったことのないカフェを探し、非日常を愉しんで、リフレッシュとリラックスをしようという、女子ならではの欲張り放題だ。
レトロなアメリカンタイプなカフェの雰囲気の中で、パスタランチに舌鼓を打ちながらの近況報告はいつもの流れ。
家族のこと、仕事のこと、自身の体調のことを伝え合うと、3時間近く経過した。
他の客もみんな店を後にするころだったから、自分たちも気分を変えようと、他のカフェへ移動する。
数年前から気になっていた、コーヒー専門店へ車を走らせる。
あまり運転を好まなく、はっきり言って苦手な私としては、初めて走る道ばかりを行くので、「もうこれっきりの道かもしれない。本当に今日は探検の日だ。」と、同じく免許は持っていても運転をしない友人と笑いあった。
コーヒー専門店は、とても落ち着いたモダンな雰囲気で、静かにジャズが流れている。
大きなガラスの窓があってもあいにくの雨様なため、より店内はほの暗く、ゆっくり語り合うにふさわしい環境だ。
そうして、注文したストレートコーヒーの芳しい香りに促されるように、読書の話をする。
共に老眼鏡を手放せない年齢あるあるで、あれほど重度の活字中毒であったのにもかかわらず、隙間時間に本を手に取ることが無くなったこと。
かつて寝食を忘れるほど夢中で読み漁った本たちは、書棚に閉じ込められてしまい、たまに思い出して取り出しても、昔の文庫本の活字は小さく、かつ書体も判読しにくいから、書棚の後列に埋葬してあること。
年齢と共に受け取り方が変化して、2~30代に心酔していた作家の文体がすっと入ってこなくなり、しばらくぶりに出版された本を読みさしのままにしてあること。
それらの話しながら、年齢によって、同じ作品でも受け取る深度が変わると実感しあう。
また、自分たちに「物語」の潤いが足りていないことも思い当たった。
なんでも簡単に情報を手に入れられてしまう、しかも検索エンジンで上位50くらいのもので満足してしまう味気なさを憂いた。
あとは、本のカバーデザインがお節介すぎて、イメージの固定化を仕掛けてくることへの不満も出てきた。
もっともこれは、活字離れを何とかしようと四苦八苦工夫している出版社の意図も判らぬではないが、やはりそれには承服しかねる。
活字で構成される文学の、読者のイメージ力を侵害すると思うのだ。
だからなおのこと、純粋な言葉からのイメージの豊かさが必要なのだ、つまり「物語」が。
かつての文学少女?たちが、意気投合し、「本を読もう」「物語を摂取しよう」と申し合わせて、非日常を愉しむ会を閉じる。
外は、どんよりと水を多く蓄えた鉛色の雲が雨を落とし、白色や黄色のヘッドライトを滲ませていた。
友人を家の近くまで送りながら、次は新たなカフェに行こうと約束を交わし、未来に目星をつけたのだった。



春は花 ミモザ椿に 桜かな

2024-04-07 22:08:06 | 植物たち




今年、やっと花を咲かせたミモザ二種類。
他にも咲きかけのミモザが3種類あって、ワクワクしている。

この椿は、Tsubaki Wall ツバキウォールの南端にあるもの。
毎年凄い数の花を咲かせるけれど、今年は木全体が赤くなるほど花をつけた。

桜は、あっという間に満開となり、今日は久しぶりに日が差して気温が上がったので、さらに加速したようだった。

家にいながら、この花盛りを堪能できるとは、なんとありがたいことか。




切り取られた風景 写真

2024-03-25 21:27:58 | 趣味たち

水戸芸術館のタワー

夕方の淡いオレンジ色の光を受けて聳え立つ塔の姿が、薄雲の空を押し上げている。
どこかセンチメンタルな景色に、ちょっと心を動かされた。