rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

月明かりの中を歩く

2019-12-15 15:20:54 | 随想たち

The Spiritual Form of Pitt Guiding Behemoth

昨夜、ふたご座流星群の極大期で、いつものごとく深夜の外へと繰り出した。
月明かりがあり、流れ星を見るには好条件ではなかったけれど、雲ひとつなく、冷え込みもゆるく、総合すると良だったのではないだろうか。
途中家人も加わって、一緒に空を眺めている中で、私は月明かりの中を歩くのが好きだと話をした。
すると、家人はまったくその良さを感じたことがないと言い、驚いた声を上げた。
それが私には意外だった。
だから、私は「ブレイクの絵が好きだから、月明かりのシチュエーションに萌えるのだ」と返した。
先日、月に照らされた逆光の雲がかかる空を見て、「ブレイクのような光景だね」とうれしい言葉をかけてくれた家人なのに、人の感覚は、それぞれ大きく異なって、リンクするところはけっこう少ないのだと再認識する。
それを残念と思うか、あったときを特別に喜ぶかは、その時々だったりするけれども、得がたい瞬間をもてたと喜んだほうが、人生は色彩豊かになるのは間違いなさそうだ。
最近、ことにブレイクの絵に強く惹かれるのは、心の問題に多く携わっているからなのかもしれない。


ちなみに、そのとき脳内でなっている音楽は、ポリスの”Walking on the moon"だったり、ショパンのノクターン、ドビュッシーの”月の光”だったりと、ひねりのまったくないベタな音楽だ。




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