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※撮影日:2018年(平成30年)6月23日(土)
※スマートフォン撮影
鹿島臨海鉄道
鹿島臨海工業地帯への貨物輸送のため、1969年(昭和44年)、国鉄・茨城県・進出企業の出資による貨物専用鉄道(臨海鉄道)として設立。
一時期、成田空港への航空機燃料の暫定輸送に対する地元への見返りとして鹿島臨港線の北鹿島~鹿島港南間で旅客営業を行ったが、乗客が非常に少なく航空機燃料暫定輸送終了(パイプライン化)と同時に同区間の旅客営業は廃止、再び貨物専用鉄道に。
1984年(昭和59年)、日本鉄道建設公団建設線である鹿島線北鹿島駅(現在の鹿島サッカースタジアム駅)~水戸間を引き受け、大洗鹿島線として再び旅客営業を担い、今に至ります。
鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線
乗車した列車は1両編成の、アニメ「ガールズ&パンツァー」のラッピング車両2号車
6000形気動車は、下段窓が開き、転換クロスシートを装備するセミクロスシート車両
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鹿島神宮行き
水戸(みと)駅8番ホーム 午後12時00分発車
車内の座席は全て埋まり発車。
水戸~大洗間の列車本数は約30分毎で、路線中一番乗客も多い。
しばらくはJR常磐線いわき方面の線路と並走
右側はJR常磐線の複線。
鹿島臨海鉄道は単線。
鹿島臨海鉄道は高架線に。
遠ざかる水戸市街
北から東へ進路を変えます。
東水戸(ひがしみと)駅
常澄(つねずみ)駅
大洗駅が近付くと、迫力の高架線大カーブ(車内からの後部展望)
涸沼川を渡る。
大洗駅構内
多くの気動車が留置
鹿島臨海鉄道では、
セミクロスシート6000形気動車の置換え用として、3扉ロングシートの8000形気動車を増備
鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線最大の拠点駅
大洗(おおあらい)駅に到着
北海道 苫小牧行きの商船三井フェリー「さんふらわあ」が発着し、水族館「アクアワールド・大洗」がある街。
ここ大洗駅で大勢下車。
満席だった車内は一気に空きました。大洗から先、鹿島神宮までの列車本数は約1時間に1本程度に(途中の新鉾田止まりの列車も数本設定)。
奥には6000形気動車オリジナル色が留置
こちらは6000形気動車「ガールズ&パンツァー3号車」
沿線にはトンネルもあり。
涸沼(ひぬま)駅
鹿島旭(かしまあさひ)駅
徳宿(とくしゅく)駅
沿線の拠点駅の一つ、
新鉾田(しんほこた)駅
かつては、この駅から1.5km程度歩いたところに、非電化ローカル私鉄・鹿島鉄道の鉾田駅があり、JR常磐線の石岡駅まで古い気動車が結んでいましたが、2007年(平成19年)4月1日に廃止に。
新鉾田駅からは大勢の高校生が乗車し、車内は再び賑やかに。
田園の中を快走
進行方向右側には、細長い湖・北浦
北浦湖畔(きたうらこはん)駅(ホーム反対側)
大洋(たいよう)駅
鹿島灘(かしまなだ)駅
鹿島大野(かしまおおの)駅
長者ヶ浜潮騒はまなす公園前(ちょうじゃがはましおさいはまなすこうえんまえ)駅を過ぎ、
荒野台(こうやだい)駅
雑草の生えた夏の線路
ここで貨物列車用の線路が分岐
JR貨物の電気機関車牽引の貨物列車が停車中
この日は、JR東日本のE257系5両編成の臨時特急「あやめ祭り号」(新宿~鹿島神宮)用の電車も留置
サッカー試合日のみ営業する臨時駅の鹿島サッカースタジアム(かしまさっかーすたじあむ)駅は通過
鹿島臨海鉄道 鹿島臨港線用のディーゼル機関車の姿も。
通過駅の鹿島サッカースタジアム駅からは、JR鹿島線に乗り入れ
通過する鹿島サッカースタジアム駅までが鹿島臨海鉄道大洗鹿島線。
この先はJR鹿島線に入り、運賃はJR鹿島線(鹿島サッカースタジアム~鹿島神宮間の運賃)との合算に。
今は貨物列車しか走らない鹿島臨海鉄道 鹿島臨港線が左(画面向かって右側)へ分岐
トンネル
鹿島神宮⛩️のある深い森を過ぎると、間もなく終点
終点の鹿島神宮(かしまじんぐう)駅 13時17分到着
隣のホームには、JR鹿島線の当駅始発・佐原行き
鹿島臨海鉄道6000型の転換クロスシート。
下段も開く小さめの開閉窓
JR鹿島線 鹿島神宮駅の駅舎
かつては、都心から特急「あやめ号」も走っていたJR鹿島線。
今は駅前に頻繁に発着する高速バスが都心とを結ぶ役割を担っています。
JR鹿島線は完全に沿線住民のための生活路線に。
電車はかつて都心で活躍していたJR京浜東北線等用の209系車両
北浦を渡る北浦橋梁(1236m)
延方(のぶかた)駅、潮来(いたこ)駅を過ぎ、
北利根川橋梁(330m)
秘境駅の一つ、
十二橋(じゅうにきょう)駅
利根川橋梁(671m)
香取(かとり)駅からは、JR成田線に乗り入れ
終点の佐原(さわら)駅 13時44分に到着
佐原駅からはJR成田線・総武本線経由で帰京
(終わり)