【営業継続へ・緊急再掲②】世界最小 15インチゲージ・ロムニー鉄道と修善寺虹の郷(伊豆の村) | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

【再掲記事】
本格的な15インチゲージ「ロムニー鉄道」を有する「修善寺虹の郷」営業窮地

静岡県伊豆市(旧 修善寺町)にある「修善寺虹の郷」を運営する指定管理者「伊豆市振興公社」が、同園の経営難を理由に、2019年(平成31年)3月末の営業を最後に運営から撤退。「修善寺虹の郷」の営業は窮地に。

報道によると、同公社は「修善寺虹の郷」開園時の1990年(平成2年)から運営を担ってきたが、来園者減少に伴う経営悪化で老朽化する施設や植栽植物への対応が満足にできないことなどを理由に運営から撤退することになった。

伊豆市は、「修善寺虹の郷」の運営を引き受ける新たな指定管理者を公募しているが、応募状況次第では休園や市の直営の可能性もあり、2019年(平成31年)4月以降の営業に影響する可能性が出てきた。

このような情勢を踏まえ、当ブログでは、過去の「修善寺虹の郷」記事を緊急的に再掲し、同園の魅力等を改めて紹介するとともに、同園や同園内を走る本格的な15インチゲージ「ロムニー鉄道」の存続を願うものである。

⇒【2019.3.16追記】
2019年(平成31年)4月以降の、同園の新たな指定管理者が決まり、なんとか廃園は免れ、4月以降も存続の見込みになりました。4月以降の営業詳細は今後明らかになるようです。

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※撮影日:2015年(平成27年)5月2日(土)
※スマートフォン撮影



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静岡県伊豆市にある
修善寺虹の郷(しゅぜんじ  にじのさと)🌈🌷




ここ虹の郷には、イギリス村、カナダ村などの外国風の街並みだけでなく、和の街並みも。




●伊豆(いず)の村
石畳の坂道を下りると、まるで時代劇に登場しそうな雰囲気の「和」の街並みが出現


石畳の坂道の途中には、
伊豆特産のシイタケ屋、
民芸品店、
和風雑貨店
お茶屋、
和風小物・修善寺彫りの店
が並ぶ。


石畳の修善寺坂(しゅぜんじざか)を下る。


坂を下ると、
そこには小さなだんご茶屋・もみじ庵(甘味処)🍡🍵




手焼きせんべいを実演販売している手焼堂🍘


こちらは、
鮎の友釣り」発祥と云われる地元・伊豆半島を流れる清流「狩野川」で捕れた天然の鮎の塩焼きの「串や」


他にも、
そば・うどんが食べられるしゅぜんじ庵もある。そばの薬味のワサビは、もちろん地元・伊豆の山中の清流で育った本ワサビを使用。


5月の新緑の木洩れ日🍀






広大な園内は、
鉄道の他に、2台あるバス🚌での移動も可能


イギリス村、カナダ村、伊豆の村、匠(たくみ)の村、日本庭園などを巡回




虹の郷には、
世界最小の実用鉄道 15インチゲージ(2本のレールの幅がわずか約38cm)・ロムニー鉄道が園内を走行。


イギリス村にある
15インチゲージ レールウェイミュージアム


ミュージアム内は、
園内を走る15インチゲージ鉄道車両の車庫を兼ねているため、
動態保存または静態保存されている、15インチゲージのいろいろな鉄道車両を間近に見ることができる。


このミニサイズの本物の蒸気機関車(SL)は、静態保存されている金沢工業大学が製造したC11
328号機


こちらは、今も現役活躍中のイギリス製の蒸気機関車(SL)、「ノーザン・ロックⅡ」号
C形テンダー式のSL。


イギリス製の小さな赤い客車
本国イギリスでは、これと同じ車両が地元住民の通勤・通学の足として活躍。






この青い蒸気機関車(SL)は、
今は静態保存のイギリス製のアーネスト・W・トワイニング号








時間帯によっては、機関車が出庫や入庫する様子とか、整備中の様子も間近に見学可能








レールウェイミュージアムでは、各種パネルや資料、模型、ジオラマなども見ることもできる。








蒸気機関車(SL)の大型模型




線路の幅は、おそらく5インチ又は7.5インチゲージ




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さて、
イギリス村のロムニー駅から、15インチゲージ車両に再び乗車


イギリス製の由緒正しき本物の客車


小さな客車に大勢乗車。
カナダ村のネルソン駅行き。約1.5kmの列車旅の出発。


途中で、この日の運用を終えた、留置中の客車とすれ違い。








車窓右側後方には車庫
先ほどの15インチゲージレールウェイミュージアムがあった場所。


車庫から、顔を覗かせている小さなディーゼル機関車



ここ本線上で列車は客を乗せたまま、一時停止し、営業運転途中に機関車交換


一日に2回しか見られない貴重機関車交換の光景



ロムニー鉄道の、石炭で走る蒸気機関車(SL)は、朝、カマに火を入れる作業に時間がかかるため、始発列車からは使わず、10時半頃の列車から運用に入る。

また、蒸気機関車(SL)は、夕方、カマの火を落とす作業に時間がかかるため、最終列車まで使わず、15時半過ぎの列車で運用を外れる。

したがって、この時間帯の列車は、営業運転中に「運転停車」し機関車交換


一日の運用を終え、ここで切り離された、イギリス製の蒸気機関車(SL)、カンブリア号


バック運転で車庫へ。







ここから代わりに、客車の前に連結されたのは、イギリス製の細長いディーゼル機関車、ジョン・サウスランドⅡ号

ゆっくり走り始めましたが、何故かなかなかスピードが出ない…


そしてついに止まってしまい、先ほどの機関車交換場所までバックで戻り始める…。


どうやら、ディーゼル機関車の「故障」ハプニング

このディーゼル機関車は、ゴールデンウィークにより一日フル運転だったので、オーバーヒートしてしまったのか…。



そして、先ほど連結したばかりのディーゼル機関車を再度切り離し・・・。






故障したディーゼル機関車は、車庫に引き返す。







そして、ピンチヒッターのディーゼル機関車が登場



夕方閉園近くの時間に、まさか本日初登場の機関車。

小さなディーゼル機関車、シティ・オブ・バーミンガム号
この機関車は、虹の郷ロムニー鉄道だけのために、イギリスで製造されたオリジナル機関車。


まるで、昭和時代、全国のナローゲージに存在していた内燃機関車のよう。




蒸気機関車(左)と、ディーゼル機関車(右)









ピンチヒッターの緑色のディーゼル機関車を連結し、列車は、大幅な遅れをもって運転再開。


そして、カナダ村のネルソン駅に無事到着。
本来、片道乗車時間10分のところを、機関車故障による2度の機関車交換で、乗車時間が25分近くもかかり、結果として、かなりの乗り得に。








カナダ村ネルソン駅には、この日は使われていない客車が留置。遊覧鉄道とは思えない雰囲気。




カナダ村ネルソン駅16時30分発の夕方の最終列車が過ぎ去った線路。もうこの日は列車が来ない線路で子どもたちが遊ぶ。


2本のレールの間隔が、わずか381mmしかない15インチゲージの「狭い線路」


小さくても、れっきとした本物の立派な線路。


線路の一部は、土や草に覆われ、枕木が見えず、昔の軽便鉄道を彷彿。


最終列車も行ってしまったカナダ村は、静けさを取り戻す。



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カナダ村の隣にあるフェアリーガーデン🌺へ。
美しい噴水⛲、オブジェ、花壇🌷が調和した、広大な西洋式庭園エリア。


ここにあるカフェ・ヴァン・ローゼス🍹🌹で一休み





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そして、本日の最終バスに乗り、メインゲートのあるイギリス村へ戻る。


ロムニー鉄道は、一足先に一日の営業を終了








閉園間近のイギリス村は、人通りもまばら








この日の修善寺虹の郷🌈は、17時閉園



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修善寺虹の郷からは、バスで、
伊豆箱根鉄道・駿豆(すんず)線  修善寺駅まで戻る。


東京駅から乗り入れている、JR東日本の特急「踊り子」号用の185系電車がホームに留置。




伊豆箱根鉄道オリジナルのステンレス車両、ボックスシートのある普通列車で、三島駅へ。








そして、
修善寺駅から約35分、終点・三島(みしま)駅に到着。


三島駅には、伊豆箱根鉄道オリジナルの鋼鉄製車両も停車中







三島駅前にある御食事処「源氏」で夕食。

駿河湾名物の生シラスや、生桜エビ、その他いろいろな魚介料理、富士山の服流水が涌く街・三島の湧水で育ったウナギ、
名物のお蕎麦etc…。

静岡のご当地名物の静岡おでん🍢
地元・焼津港に上がったカツオを使った鰹節や魚粉で真っ黒なおでん汁で、味がじっくり染みたおでん。


地元産の金目鯛の刺し身


うな丼そばセット
お蕎麦は、出汁のよくきいた甘めの汁が美味しい。


三島に涌く富士山の湧水で泳がせ、全く臭みのないウナギ


素朴な美味しさのラーメン


夕食を済ませ、三島駅からJR東海道本線に乗り帰宅の途に。



★動画はこちら🎥
↓↓↓↓↓














(参考)修善寺虹の郷ホームページ
http://www.nijinosato.com



(終わり)