富山へ。富山地鉄の古豪・日車ロマンスカー【引退・富山地鉄10025号&14722号①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

湘南軽便鉄道のブログ

「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。


(2019年(令和元年)12月に引退する14722編成)



鉄道旅行ランキングへ←よろしければこちらもどうぞ

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ
にほんブログ村←よろしければこちらもどうぞ




東京から富山へ。

JR 東京駅
山形新幹線「つばさ」


山形新幹線は、福島から先は在来線を走るミニ新幹線のため車幅が狭い。



今回は、北陸新幹線「かがやき」で富山へ。

最上級のグランクラスでは客室乗務員が乗客を出迎え


ーーーーーーーーーーーー

一路、北陸へ。
長野駅付近では、しなの鉄道115系電車(復刻JR長野色)とすれ違い

しなの鉄道標準色(しなの鉄道色)の115系

長野盆地

北アルプス北端の長いトンネルを過ぎると、
曇り空の富山平野。3000m級の立山連峰が立ちはだかる。

ーーーーーーーーーーー
電鉄富山駅

富山駅に到着。
JR改札を出て隣接するビルにある
富山地方鉄道「電鉄富山」駅へ
鉄道会社名に「地方鉄道」という語句を入れているのは、ここ富山地方鉄道のみ。
ーーーーーーーーーーーー
富山地方鉄道の古参電車、10020形最後の10025編成(モハ10025+モハ10026)と、14720形最後の14722編成(モハ14722+クハ172)が、2019年(令和元年)に引退。

このうち、10020形は一足早く2019年(令和元年)9月29日(日)のラストランイベント(第2弾)をもって引退(※実際は、他車両運用の都合が急遽生じ、同年9月30日(月)不二越・上滝線605~608列車が最終運用となった)。
14720形も、2019年(令和元年)12月21日(土)のラストランイベントをもって引退。

本記事は、2019年(令和元年)9月29日(日)に開催された10025号ラストランイベントの様子。
ーーーーーーーーーーーー


この日は、事前応募制のイベント日

電鉄富山駅の売店。地方私鉄らしい懐かしい感じがただよう。


イベントは、富山地方鉄道の「10025号 LAST RUNイベント(第2弾)」
事前応募制の参加案内ハガキが届き、イベント参加

富山地方鉄道の鉄道・路面電車全線に一日乗れる硬券のフリー乗車券(特急料金含む)付き


本ラストランイベントをもって10020形最後の編成10025号は引退し、10020形は長い歴史に幕を下ろす。
当日の10025号の運行予定。富山地方鉄道本線を行ったり来たり。

ずっとこの団体臨時列車に乗りっぱなしでもよいし、一部の便だけ乗車でもよい。途中駅や沿線で撮影するのもよい。もちろん他の富山地鉄(路面電車を含む)の全電車に乗ってもよく、自由度が高い。


ーーーーーーーーーーー
電鉄富山駅ホームに入場
定期運用の14720形が入線中
まだ10020形10025号ラストランイベント列車の姿はないが、2019年(令和元年)12月21日(土)実施のラストランイベントをもって引退予定の14720形14722号が定期列車として発車待ち


14720形最後の編成14722号(モハ14722号+クハ172号)

普通 宇奈月温泉行きのワンマン運用に入っていた。

白とグレーに小豆色の帯が入る通称「雷鳥カラー」塗装。塗装のくすみ具合が、昭和から令和時代を駆け抜けた古参電車であることを主張している。

昭和30年代に、富山地鉄のほか、長野電鉄、北陸鉄道、福井鉄道など地方私鉄でデビューし、今まで富山地鉄で生き残ってきた日車ロマンスカー。
正面2枚窓のいわゆる「湘南顔」や、2扉クロスシート又はセミクロスシートが特徴。

富山地方鉄道は、車両側面の中央に社紋を入れ、両側に車号を入れる独特のスタイル

大きなパンタグラフ


昭和37年日本車輌製造で製造

下段窓が開く造りの、昭和時代の電車

乗務員室のすぐ後ろの客室の開閉窓は横幅がとても細い。

前面2枚窓(湘南顔)の日車ロマンスカー

3面4線で頭橋式の電鉄富山駅ホーム

古豪14722号は、宇奈月温泉に向け発車していく。

≪富山地鉄ホームページより≫


ーーーーーーーーーーー
電鉄富山駅の様々な電車たち

10030形電車。元 京阪電気鉄道の3000系特急車。

モハ10039+10040

塗装は、京阪時代の塗装から、黄色・緑色の富山地鉄オリジナルに変更


京阪車は下段窓は固定式で、上段窓は開閉可










東急電鉄から富山地鉄に移籍してきた17480形電車(モハ17483+モハ17484)。東急電鉄時代は8590系。

元 東急車は、富山地鉄唯一のロングシート車両。不二越・上滝線経由の岩峅寺行き。


富山地鉄自社発注の14760形電車が入線(モハ14773+モハ14774)

本線・立山線経由の特急 立山行き運用に。


下段窓開閉可能





特急「立山号」運用としてヘッドマーク付き

午前9時00分発の特急「立山号」


電鉄黒部行き(右)と立山行き(左)が並ぶ。どちらも元 京阪車。


ーーーーーーーーーーー
10020形10025号ラストランイベント列車入線
午前9時10分、10020形最後の編成、10025号ラストランイベント列車が入線
今回は増結用のクハ175を連結せずに、全運用をモハ10025+モハ10026の2連のみで走行。

元 京阪車と並ぶ10025号


転換式クロスシート

大きな片開きドア



車内へ。


連結部分

渡り板


昭和39年日本車輌製造で製造の証し


戸袋部分の大きな窓


内側塗装のドア。車掌が常に乗務するツーマン運転であるが、ドア横には、ICカード対応のためか、ICカード用機器が設置されている。

白いヘッドカバー付きの座席

緑色の日除けロールカーテン

座席指定番号プレート

乗務員室後ろには、LED運賃表があるが、10020形は常に車掌が乗務し、ワンマン運転は行っていない。

車内には10020形電車の写真を掲示

運転台

たくさんのアナログ機器


正面は大きな2枚窓









金網の網棚


天井にずらりと並ぶ蛍光灯


下段窓の開閉用つまみ






★動画はこちら
↓↓↓↓↓




※2019年(令和元年)9月29日(日)、スマートフォン撮影

(続く)