最近休線ぎみの「湘南軽便鉄道」
「湘南軽便鉄道」とは、
自宅ベランダに敷設した、5インチゲージ(線路幅12.7cm)の、人が乗ることができる自家用乗用ミニ鉄道。
動力機関(DB2013形)は運転準備に手間を要するので最近休車ぎみだが、
他の無動力車は、今も時々走行している。
そんな湘南軽便鉄道が走る湘南地方に大型台風が接近・直撃
朝から災害級の「大雨」。
湘南地方は、朝から強風圏にも入っている。
気象告知板は「大雨」から「強風雨」へ。
そして、昼過ぎに台風の暴風圏に入る。
気象告知板は「暴風雨」へ。
最大限の警戒が必要
全ての自家用車両は運休
暴風に激しくたなびく木々や草
大型駅名標(未完成)、車止め灯などベランダの様々な鉄道アイテムや、小さな車両たちは、屋内に避難
大型の手漕ぎ車(通称:ブルートレイン)だけは屋外の線路の隅に留置
手漕ぎ車は、雨に濡れても大丈夫な仕様で、重量もある。前回関東地方を直撃した台風の際も、ここでやり過ごした、ある意味強者。
車体に取り付けてあるラッパ形のタイフォン(相模鉄道車両の廃品の警笛)が飛ばされたり、車体自体が横転しないよう、念のため、車両を太い針金で線路に固定
多くの車両たちが屋内待避し、すかすかになったベランダの車両等の留置場所。傘電灯の白熱灯電球も外してある。
開業当時に試行錯誤で製作した小型駅名標
手漕ぎ車から、前方を望む。
本線の路線長わずか約10メートルの線路の2箇所には踏み台(踏切)を設置
ベランダの一角には、本物の森林鉄道(?)の6kgレール2本
動力車であるDB2013形ディーゼル機関車は、最近この位置で休車ぎみ。
現在この機関車は、年に数回の湘南軽便鉄道のイベント時の運転がメインだが、将来的には塗装を若干変更し、より多くの期間、運転させる計画もある。
トレーラー客車、トロッコ(平トロ)などは、台風を避け屋内に。
車止め灯なども。
夕方になりさらに暴風雨が激しくなる。
屋内で休車ぎみの機関車のライトを点灯してみた。
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翌朝
台風19号は、日本に甚大な被害をもたらし去っていった。吹き返しの風が強い。
いつもと変わらぬ湘南軽便鉄道が今日もそこにある。
(終わり)