東海汽船の大型貨客船 2代目「さるびあ丸」(1992年(平成4年)12月就航)
・2020年(令和2年)6月25日(木)〜26日(金)、最終航海(東京〜三宅島〜御蔵島〜八丈島航路)。
・同年6月29日(月)正午、東京竹芝桟橋を最終出航、永遠の旅立ちへ。
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2代目さるびあ丸から、3代目さるびあ丸へ。
〜あの日の想いを乗せ、さるびあの花を咲かせよう〜
東海汽船株式会社130周年&新造船就航記念イメージソング・藤井恵「Islands Blue」「ことばの贈りもの」
《東海汽船公式ツイッター等より》
2020年(令和2年)6月25日(木)、2代目「さるびあ丸」最終運航(三八航路)、3代目「さるびあ丸」デビュー初日(神津島航路)。
22時30分、新旧2隻の「さるびあ丸」が東京竹芝桟橋を同時出港。桟橋ではペンライトなどで「光のお見送り」。ドック明けで造船所から東京竹芝桟橋に戻ってきた「橘丸」も2隻のさるびあ丸をお見送り。
翌朝のNHKテレビニュースでも報道。
船内の各島運航状況。復路の御蔵島だけ天候調査中で着岸未定(→その後欠航に)。
2020.6.26三八航路上り便、御蔵島は海況不良により欠航
2020.6.26三八航路上り便、三宅島最終出港時の様子
2020.6.26三八航路上り便東京竹芝桟橋到着時の様子
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離島航路貨客船や東京湾納涼船等、全ての任を解かれた、2代目「さるびあ丸」との別れの日
東京竹芝桟橋の竹芝中央広場3階、ボードウォークにて、最後の「音のお見送り」。
船内からドラの音が響き渡り、桟橋からは蛍の光でお見送りを実施。
梅雨の晴れ間、最終出航を待つ2代目「さるびあ丸」の勇姿
長年に渡り東京と離島を繋いできた貨客船
船首の社旗がたなびく。
引退を記念する横断幕
富士山の形をした煙突には、長い歴史を有する東海汽船伝統のファンネルマーク
後部マストにも東海汽船の社旗がたなびく。
2代目「さるびあ丸」は、東海汽船グループの船舶では、レストラン船「ヴァンテアン」(6月末で引退)とともに、伝統的に、各階を「Aデッキ」「Bデッキ」などとアルファベットを用い呼称する最後の船だった。
煙突とサイドデッキは、富士山をイメージしたデザイン。2代目さるびあ丸とほぼ同時期の1989年(平成元年)にデビューした商船三井のクルーズ客船「ふじ丸」も富士山をイメージしたデザインを用いている。平成時代初期の客船デザインのトレンドだったのかもしれない。
隅田川の河口に位置する竹芝桟橋
奥には東京スカイツリーも見える。
ボードウォークにも横断幕
岸壁には、各島民から贈られた寄せ書き。
三宅島の小学校の寄せ書きも。
信号旗を掲げる。
東海汽船株式会社130周年&新造船就航記念テーマソング・シンガーソングライター藤井恵「Islands Blue」の両A面シングル曲「ことばの贈りもの」が桟橋に流れる。
「東京」以外全て抜き取られた行先板。各島の行先板は、最終航海時に各島に贈られた。
そして、最後まで残った「東京」の行先板も、この後外された。
小笠原村観光局公式キャラクター「おがじろう」が、さるびあ丸のCデッキに乗り込む。
Cデッキから階段を上がりBデッキへ。
2代目「さるびあ丸」に乗船した「おがじろう」(左)と、新島村非公認ご当地キャラクター「くさヤーマン」(右)。
ちなみに、「くさヤーマン」は、伊豆諸島の名産品「くさや」の食わず嫌い克服PRと伊豆諸島・新島村の観光PRをしているキャラクター。
左から「おがじろう」「キャプテンたちばな」「くさヤーマン」。一同に揃うのはかなり貴重なショット。
「キャプテンたちばな」「おがじろう」「くさヤーマン」皆で2代目さるびあ丸を見送り。
鐘の音が鳴り終わると同時に、Bデッキのサイドデッキには、船長(キャプテン)はじめ乗組員一同が並ぶ。
船長の挨拶
厳粛な最後の挨拶
挨拶を終え、乗組員一同「礼」
28年間ありがとう! さるびあ丸
【続編】2代目さるびあ丸のその後
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2代目さるびあ丸から、3代目さるびあ丸へ。
〜あの日の想いを乗せ、さるびあの花を咲かせよう〜
東海汽船株式会社130周年&新造船就航記念イメージソング・藤井恵「Islands Blue」「ことばの贈りもの」
(終わり)