11歳の今年はクラスアップの年。


日本のチャレンジクラスは、2年ごとにクラスアップするので、試練の年と、勝負の年が交互にやってきます。


イチロにとっては、今年は一つ上の年齢のライダーと混走する試練の年。


まあ、試練の年は逆に、結果をあまり気にせずにいろいろと挑戦できる年でもある訳です。


なので、今年はマシンをアップグレード。


フレームをexpertにしたり、クランクを155mmにしたり、逆にギアは39t×16tと軽めにセッティングしたり。


取り組み方法も変えてみたり。


ここ数年は膝の負担を気にしていたので控え気味で、レースコースになれる事中心の練習方法だったけれど、膝の症状が安定してきたので、毎週2日程度はgonzo parkに通って、計画的トレーニング メニューをこなしてきました。

夏場になると、朝練で、繰り返しトレーニング をしてみたり。


フィジカルも、整体での膝の治療もつづけながら、パーソナルトレーニング を始めてみたり。


とまあ、それなりにチャレンジングな年でした。


で、結果はといいますと、


戦績

JBMXF#1 笠岡 B11-12 準決勝7位

JBMXF#2 秩父 B11-12 準決勝7位

全日本BMX選手権 B11-12 予選5位

J2#7新潟 B11-12 7位

JBMXF#3 上越 B11-12 準決勝 5位

大阪BMX国際 B11-12 準決勝 5位

JBMXF#5 茨城 B11-12 準決勝 5位


全日本までの前半戦は、成長期を迎えつつあるライダーにはまったく歯が立たないという感じでしたが、イチロも徐々に成長期に突入したのか、トレーニング 効果出てきたのか新潟以降の後半戦は、対等に戦える状況になってきた感じでした。


といっても、あと一人抜かせば決勝に残れるという準決勝5位が続いてしまったので、今年の目標が決勝進出だったイチロ本人にとってはすごく悔しい印象で一年を終えてしまったと思います。


まあ、スタートタイムも、ゴールタイムも、おおよそ10番手ぐらいなので、ある意味実力通りとも言えますね。ラッキーに巡り合えば、うまくスタートがハマれば、決勝に残れたかも?という事でしょう。


あと、二年連続で世界戦出場権にもあと一歩届かずというのも、結果としては凹むところです。


振り返り

振り返ってみると、多少なりとも、イチロ自身が、考えてレースや練習出来る様になってきたのは収穫なのかなと。まだまだ、もっと考えて行動せい!っといいたくなる事は多々ありますがこれも本人が意識していれば改善していけのかなと。

そうやっていろいろ考えるようになっても目標がブレないようなので、親としては惜しみなく支援していけるのかなと。


性格的な問題はあるかと思ってますが、レース競り合いの中では、一言でいえば「優しい」という点がやはり弱みかなと。また、これも性格的な問題だと思いますが、もっと周りの人に積極的に関わっていかないと、いろいろと非効率かなと。

まあ、このあたりはかなり中長期的な課題ではあります。


闇雲にコースを走っていた頃に比べると、今年は地道ながらもスキルアップしてきてるように感じました。また、スプリント力も、相対的には回復してきた気がします。ただ、スタート直後の数歩が相対的遅い点が気になってます。これも今後の課題でしょうか。


タイム計測の導入が本格的始まり、大阪国際では、タイム計測順のグリッド選択の初制度が初めて適用されました。こういった制度変更に対する適応も重要になってきます。実際、予選タイムの影響で、グリッド選択権が想定より後になってしまってレース直前で想定外のグリッドから出走する事態となりました。この辺のキャッチアップや適応力も課題です。


来年は、いわゆる勝負の年です。

あまり試行錯誤せずに今年の取り組みを継続していって、ある程度、見える結果につなげていきたいですね。


あとは世界戦の挑戦権がないので、韓国国際とか、GRANSとか、小学生最後の年に何かしら経験させてあげたいですが、こればかりは、大人事情や、本人の強い意志次第ですかね。


最近の異常気象では、自然の土で出来たBMXコースを維持するのは大変な労力が入りますが、そんな中でも、全国のコースが維持されつづけています。新たに作られたコースもあります。それもこれもそのコースをメンテしている方々いる訳で、もうただただ頭が下がる思いです。


そもそも元来子供は、泥遊び大好き、道なき道を走るの大好きなもんで、まさにBMXはそういう子供たちの遊び心から生まれたもんです。

私も振り返ってみれば、家の周りに穴掘りまくったり、そんなこんなしてるうちに、コースめいたものをつくって自転車で競争してたことを思い出しました(古墳作ったり、土俵つくったり、パターゴルフ場作ったり


BMXはそんな遊び心を大事にしている人達の集まりなので(と勝手に私は思っている)、成立していると実感している次第です。


来年もそんなBMXerの一員でありたいと思いますので、よろしくお願いします。