Slackers | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

今の職場での仕事

あと、三週間残るのみ

 

「最後の日はいつ?」と

スケジュールを作る同僚に聞かれたから

「7月31日」と答えたら

7月31日の夜9時までのシフトを入れられた

 

研修医のカルテは書き終わってから、監督している

アテンディングがサインしなくてはならない

数日間、電子カルテを送ってこない研修医もいるのに

最後の最後までシフトをいれる?

 

「7月30日までって言えば良かったでしょう?」

文句を言ったら、シラッと返された

 

この人にそういう気遣いを期待するのが間違いか

 

来月から、このスケジューラーと

話をしなくて良いのは本当に嬉しい

 

なんとか7月最後の週のシフトを

他の週へ動かそうとしたが

不思議なくらい、動かせるシフトがない

 

研修プログラムのアシスタント・ディレクターとしての

仕事の片づけもあるし

今月研修を始めたインターンの講義もある

6月にキャンセルされた息子の高校卒業式も

7月半ばに遂行されることになり

 

シフトの交換を持ち掛けた同僚は

「その週はバケーションに行くから」

いつまでも家に引き籠るわけにはいかないが

ソーシャル・ディスタンシング推奨派から

いきなり込み合う観光地にバケーションって...

 

取りあえず最後の週の3シフトのうち

1シフトは交換

7月31日のシフトは29日に移行成功

そのため、29日の短いシフトを30日に移行

 

こんなシフトの交換を繰り返し

気が付けば、七日連続のシフト

 

うちの研修医のスケジュールは

8時間~12時間のシフトを

昼3日、夜3日、お休み3日で繰り返す

 

「私、研修医より仕事してない?」

 

私が小児科研修医だったころは

仕事が始まって終わるまでが就業時間

救急科に入ったころ、全米で

研修医の勤務時間に関する規則ができた

(この辺りの経緯はコチラで)

 

 

それ以来、研修医が臨床に携わる時間に

関する規則は徐々に増えてゆき

研修医が臨床に関わる時間は短くなる一方

 

年長者お決まりの「今の若者は...」みたいな

ちょっと皮肉と冗談が混ざった感じで

今の研修医たちを"slackers"と呼ぶ時がある

 


「12時間シフトが長いって文句言うけどね

研修医が終わって、仕事探し出したら

12時間シフトの所なんていくらでもあるわよ

若いうちからそんなでどうするの?」

 

私も今でも週末、祭日は12時間シフトを働くし

過去のバイト先は12時間シフトばかりだった

次の職場も12時間シフトが多い

 

効率は大切だけれど

数をこなさなければ、学べないこともある

 

この研修医達ともあと3週間の付き合い

今月は大いにslackersと呼べる立場だ

 

 

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