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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

どこで買い物をするか

 

渡米したての頃、夫の姪っ子(当時7歳)が

「私はXXでは買い物をしない」と言いました

 

おしゃまな子ではあったけれど

粗悪品ばかりを売っているわけでもなし

カジュアルな服、パーティードレス

寝具もトースターも売っているアメリカの普通の店

まあ、なんて生意気な子なの、と思ったものです

 

「私はここでは買い物をしない」とか

「私の買い物はいつもここで」みたいな

お店のイメージで格付けされて

そこへ行ったり行かなかったりすることで

自分の社会的ステータスを誇示

 

最短時間で、自分に必要な物が購入できれば

(そしてお値段が適当であれば)

それにこしたことはないだろうという

実用性重視の私にはどーでも良い事なのですが

 

新しい同僚(中年男性)が「あそこへは絶対に行かん!」

アメリカでは誰でも知っている、服に食料品、時には

芝刈り用の車まで売っている某大型スーパー

 

絶対にお上品な地域には設置されておらず

安さと品ぞろえの豊富さゆえに

まあ、それを重視する人たちがやって来るわけですが

 

ここはビーチ・タウンゆえ

水着でやって来る人もいるらしく

 

「ちょっとお客さん!

その格好で入店は困ります!」

 

ビキニ姿、裸足で入ろうとする若い女性

 

水着以上にカバーする範囲が狭い洋服を

着用している人も沢山いるわけで

ビキニで何が悪い?と小競り合いに

 

「で、どうしたと思う、その女の子?」

 

昔、有名歌手がノースリーブ、短パン、ヘソ出しで

ヨーロッパにあるローマン・カトリック教会で止められ

近くにあったレストランからテーブル・クロスを頂戴

体に巻き付け、ミサに出席というニュースがありました

 

このビキニ姿の女性は

 

「じゃあ、これなら文句ないでしょ?」

 

ビキニのトップもボトムもサッと脱ぎ捨て

素っ裸で堂々と入店

 

びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり

 

その後、おそらく止められたでしょうが

周りの人はあっけにとられて

ツカツカとお店に入ってゆくこの女性を

ポカーンと見ているだけだったそう

 

「なんかいいじゃない、楽しそうで

一種のエンターテイメントだよね」

「いいや、もうあの店には絶対に行かない!」

 

ここのお店の2階に、見学用のデッキとバーを

併設すればいいのにとは、ある研修医のアイデア

確かに、暇つぶしには良さそうな

 

 

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