人生黄昏時

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袋中良定【4】

2020年09月20日 00時00分20秒 | 日記

  琉球に仏教が伝来したのは13世紀頃

禅鑑が来流し浦添に極楽寺を創建し住寺したと

 

中山世譜・琉球国由来記巻の琉球諸寺旧記序に

仏教が伝来したのが始めてであるとしているが

 

753年鑑真が来流したと云う伝承もある

その後14世紀頃、真言宗・臨済宗が伝来し布教した

 

両派の修行や難解な仏法の教に比べ

浄土宗の教は、易行・易修の教は

ただ念ずるだけで救われ

 

誰でも特別な修行をしなくても

念仏を唱えるだけで救われると教を説いたため

一般民衆に易行易修の信仰が広まった

 

琉球国由来記に「俗にやはらげて」初めて

那覇の人民に伝ふと記述があるように

 

土着信仰の強い

沖縄においてたやすく受け入れられたと記されている

 

浄土宗は、袋中帰国後継承者がなく

また、三年後(1609年)薩摩藩の侵攻があり

 

1659年薩摩で行っていた禁教を沖縄においても

キリスト教と浄土宗を禁教とした

 

そのため浄土宗は次第に衰微していった

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