新ノ城 ノ記

人世の黄昏時 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記
  

人類創世 【1】

2019年03月05日 00時00分28秒 | 日記

  沖縄には、何種類かの開闢神話伝承がある

その一つが古宇利島に伝わる、人類誕生伝説である

 

キリスト教の聖典旧約聖書に、アダム(男)とエバ(女)の人類創始と

マナ物語に酷似した、沖縄の祖先と成った人類誕生伝説である

 

最高神、天帝が男女(兄妹)を古宇利島のシラサ岬に降臨させた

二人は裸であったが恥ずかしいとは思わなかった

 

二人は毎日天上から降ってくる、餅を食べて幸福に暮らしていた

ある日、もし餅が降らなくなったら、どうしょうかと考え

 

二人は貯えようと思った

ところが貯え始めると

餅は降らなくなった困った二人は必死に月に向かって祈った

 

たうたうまへされ、たうたうまへ (お月様4、もしお月様)

大餅やと餅、お賜べめしょれ  (大きい餅を、太い餅を下さいまし)

うるまぐる拾うて、おしゃげやべら(赤螺を拾うて上げましょう)

と、声を嗄らして歌ったが餅は二度と降る事はなかった

二人は生きるための糧をえるために

海で魚介類などを獲り生活をした

 

二人は動労の始めと、生きる苦難を知るようになる

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