大学受験の日本史の独学勉強法と暗記のコツ!短期間で偏差値70を超え、早稲田/慶應/東大/京大に合格


この記事は京都大学に日本史受験で合格された方に、執筆して頂いたものです。

ゼロからスタートして、京大の2次試験で8割を取るために、どのような勉強を進めていったのでしょうか!?

 

日本史って覚える量多すぎて大変…

どこまで覚えればいいの?

できればあまり時間をかけずに、他の教科にも時間をかけたい。

 

日本史ってとにかく暗記暗記暗記で、覚える量も多いし、苦手意識を持っている方も多いと思います。

そんな方々のために効率良く、さくさく進められて、なおかつ早慶や京大東大レベルの大学にも合格できる勉強法をお伝えしていきます!

私はこの勉強法で旧センター試験で97点、京大の二次試験でも8割を取って京都大学に合格しました。

 

日本史の勉強で大切な2つのポイント

 

実際に日本史の勉強に入る前に知っておくべき、2つのポイントを先にお伝えしていきます。

 

ポイント①アウトプットを重視すべし

 

アウトプットとは、インプットが「知識を脳内に入れる作業」に対して、アウトプットは「その知識を外に出す作業」のことです。

具体的には、授業を受けたり、参考書を読んで知識を仕入れたりする作業がインプット。

吸収した知識を暗記できているか確認したり、実際に解いたりする作業がアウトプットです。

 

もちろんインプットだけで終わってしまっては、知識は定着しません。

何度も何度もその知識を外に出す作業を繰り返すことで、脳が「この情報は重要な情報だ」と認識して、記憶として定着するようになるんです。

ですから暗記の作業において、とにかく何回も何回も繰り返しアウトプットすることが大切になります。

アウトプットするときの条件は「想起」というステップを取りいれること。

想起とは、思い出すこと。

大事なところを赤ペンで書いて、赤いシートで隠して思い出すのも想起ですし、教科書で読んだ内容をもう一度思い出す作業も想起です。

想起の作業を何回も繰り返すことで、長期記憶へと定着させることが、暗記のカギになります。

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ポイント②使う参考書を絞る

 

もう1つのポイントが、「参考書を絞る」ということ。

基本的にはインプット用教材1-2冊、アウトプット用教材1冊、加えて志望校の過去問で十分だと私は考えています。

後は志望校の試験で論述問題が含まれる人は論述用の教材を1冊追加するなど、志望校の形式や難易度に応じてプラスするくらいでしょうか。

 

なぜ「参考書を絞る」必要があるのか。

理由は2つあります。

 

一つ目の理由は、シンプルに「2冊も使う時間がないから」です。

先ほどもお伝えした通り、とにかく暗記の肝は同じ知識を反復して何度も何度もアウトプットすること。

一冊の教材を完璧に覚えようとしたら、4,5周は最低でも必要なので、2冊も勉強するとかなり時間がかかってしまうからです。

もちろん2冊、3冊と完璧に覚えられるのがベストですが、うろ覚えになるくらいであれば、1冊に絞った方が良いのは間違いありません。

 

二つ目の理由は、1冊に絞ることで、必要な知識と不要な知識の選別ができるから」

1冊を完璧に覚えていれば、仮に試験や過去問を解いたときに知らない問題、知識が出てきたとしても「これは解けなくてもいい問題だ」と割りきることができます。

しかし2-3冊を並行して使って、全て中途半端な知識しか備わっていない状態だとどうでしょうか。

「全部覚えておかないと…」という風に考えて不安になってしまいます。

情報源を絞って、割り切って勉強を進めていくことは「時間の限られた勝負」の受験においてはすごく大切です。

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具体的な大学受験の日本史の勉強法

 

日本史の勉強法は基本的に、3ステップで構成されます。

①通史の理解 ②問題演習 ③過去問演習

の3つ。

では①の通史理解から順番にやり方を説明していきましょう。

 

勉強ステップ①通史の理解

 

基本的にはこのステップは「インプット重視」の勉強になります。

「通史の理解」では日本史の大まかな流れを暗記していきます。

覚える目安は「教科書に書いてあることの8-9割」。

教科書に書いてある内容の大部分を、何も見ずに口頭でスラスラと説明できるようになれば、この過程は完璧です。

一回目のステップでそこまで完璧にすることは難しいので、何度も反復していく必要があります。

 

使う教材に関しては、基本的には学校で配られる教科書をおすすめしています。

とはいえ教科書は「分かりやすく解説する」という配慮が一切なされていないので、教科書が苦手な方は通史を勉強するための参考書を勉強していきましょう。

 

具体的には、

・金谷の日本史の「なぜ」と「流れ」が分かる本

・石川晶康 日本史B講義の実況中継

など。

 

「通史の理解」の具体的なステップとしては、

①時代ごとに休憩を挟みながら読む

②休憩のタイミングで本を閉じて、セルフレクチャーを行う

③時代の区切りのタイミングでノートにまとめる

の3つ。

 

基本的には1つの時代を区切りとして読み進めてくのですが、チャプターごとに一旦止めて、そこセルフレクチャーを行います。

これを繰り返し、1つの時代が終わったタイミングで全部の知識をノートにまとめ直していきます。

 

ステップ②のセルフレクチャーとは、「教材も何も見ない状態で、そこまでの内容を自分なりにまとめて口頭で説明する」という作業です。

「セルフ」と付いている理由は、自分一人で行うからです。

もちろん友人に説明できるならその方がいいですが、毎回誰かに頼むわけにはいかないと思うので、一人で行うことになるでしょう。

講義の中で内容を思い出して説明するという「想起」ができるので、記憶に定着しやすくなります。

また誰かに伝えようとすると、自分はそれ以上の理解を求められるので、理解も深まります。

 

ステップ③のノートにまとめる作業を行う際の注意点は、ただ闇雲に知識を羅列するのではなく、自分なりの「箱」を用意して整理すること。

例えば権力者の変遷をまとめる。

そのうえで、その権力者ごとに行った政策を表に記入していったり、外交政策についてまとめてみたり。

「政治」、「経済」、「文化」などの箱を用意して、年表の軸で分類してみるのも良いですね。

 

奈良時代前期中期後期
政治
経済
文化

 

こんな感じですね。

こういった「まとめるスキル」は次のステップの「問題演習」や「過去問演習」を通して、「知識の問われ方」を理解できるようになると、おのずと身に付いてきます。

上手くまとめられそうになければ、少しずつ慣れていきましょう。

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勉強ステップ②問題演習

 

問題演習のステップでは、インプットした範囲の問題演習を行います。

つまりステップ①とステップ②は並行で進めることになります。

「奈良時代の通史理解→奈良時代の問題演習→平安時代の通史理解→平安時代の問題演習…」

といった流れですね。

間違えた問題はインプット用の教材を使って復習し、必要があればノートにまとめ直しましょう。

 

問題演習用の教材、アウトプット用の教材は、志望校によって変わってきます。

京大や東大のような記述、論述を含む試験を出題する大学が志望校の場合は、「一問一答シリーズ」がおすすめ。

個人的には山川出版の「一問一答」がレベル、網羅性を含めてもベストだと思います。

 

一方で共通テストのみ、もしくはマーク式の問題が多い大学が志望校の場合は、「センター試験への道」(山川出版)が圧倒的におすすめ。

こちらの問題集は、時代別にセンター試験の過去問を収録しているため、わたくしが紹介している勉強法と相性が良いんです。

問題量も多く、網羅性も高いので、センター試験が廃止された後も、十分に有用な教材であるといえるでしょう。

もちろん一周目で全ての問題を解ける必要はありませんが、最終的には全ての問題が解けるようにしてください。

記述式の問題が多く出題される大学をを志望する方も、「一問一答だけでは不安」という方は「センター試験への道」を併用すると効果的です。

 

勉強ステップ③過去問演習

 

ステップ①と②のインプット、アウトプットを2-3周繰り返して、7-8割は内容を暗記できる状態になったら過去問演習に移りましょう。

最初の方は点数が取れなくて当たり前です。

いち早く問題の難易度や頻出分野、問われる知識の深さ、出題形式などを知るために取り組むので、最初の点数は気にしなくてもOK。

 

最低でも7-8年分は解きましょう。

過去問演習において最も大切なのは「復習」です。

間違えた問題とその問題に関連する「周辺知識」を、どんどんノートにまとめていきましょう。

全く同じ問題が出る可能性は低いですが、「周辺知識」が問われる可能性は大いにあるからです。

この作業を積み重ねることで、志望校が良く出してくる分野や、傾向が掴めるようになっていきます。

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大学受験の日本史の攻略は「右脳」がカギ

 

日本史の勉強の全体像は、ここまでの内容でつかめたかと思います。

あとは実際に勉強を進めていくうえでの、右脳を使ったテクニックをお伝えしていきます。

 

人間の脳は普段、左脳の言語野というところを用いて思考していますが、実は右脳でも思考ができるんです。

それなのに我々は普段、右脳をほとんど使っていません。

つまり右脳には、知識をストックするためのスペースが有り余っているんです。

ですから、右脳を使えば効率よく暗記することができます。

右脳を使った暗記とは、「五感を用いた暗記」です。

特に視覚、聴覚を用いた暗記は最強。

手持ちの資料集などがあれば、インプットの際に関連する知識を資料集でも確認して、人物の肖像画や仏像の写真、など視覚を用いた暗記も取り入れていきましょう。

 

聴覚を利用した勉強法としては、「オリジナルの音声教材の作成」を強く勧めます。

教材の文章をそのまま読み上げるだけでも効果はありますが、ぜひセルフレクチャーしたものを録音してみてください。

そして録音した音声を、スキマ時間などに繰り返し聴いていきます。

この作業をすることで

・聴覚暗記ができる

・スキマ時間を利用できるので効率よく「想起」の回数が増やせる

・セルフレクチャーにより自己流に解説すれば、さらに記憶に定着しやすくなる

 

などのメリットがあります。

右脳をうまく活用しながら、3つのステップに沿って勉強を進めていきましょう!

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大学受験の日本史の勉強法まとめ

 

「アウトプットしまくる」、「教材は一冊ずつマスター」の2点を意識しつつ、

「①通史理解」、「②問題演習」、「③過去問演習」の流れに沿って勉強し、

「右脳を使った暗記」、「オリジナルの音声教材を活用」しながら効率よく知識を定着させていきましょう!


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