教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

jlj0011のblog 安里1・5億円の怪<本澤二郎の「日本の風景」(3730)

2020年07月01日 10時18分01秒 | ペットフード
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安里1・5億円の怪<本澤二郎の「日本の風景」(3730)
2020/06/30 13:062
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安里1・5億円の怪<本澤二郎の「日本の風景」(3730)より、転載させて頂きました。


<根源は、安倍・清和会の岸田・宏池会壊滅作戦に河井カルト夫妻起用>


 首相兼自民党総裁の安倍晋三から河井夫妻に投入された血税・政党助成金1・5億円の真相は、まだ誰も口にしていない。なぜ宏池会の護憲リベラル・溝手顕正叩きに、統一教会カルト信者夫妻を刺客として送り込んだのか。




 それは国粋主義者・岸信介の孫による、護憲リベラル派閥壊滅策略のためだった!広島・池田勇人の創立した宏池会と岸の長州・田布施の後裔・清和会の確執は、派閥事情に明るい政界関係者であれば、誰でも知っている。昨年7月の参院選で、好機到来とばかりに安倍が仕掛けて、敢行したものだ。そうして溝手落選と岸田・宏池会の沈没となった。




 公家集団と揶揄されてきた宏池会は、安倍の罠にはまり込んで、落下してしまった。宏池会の黄金期には、大平正芳の盟友派閥の田中角栄派が存在したが、いまの岸田文雄には支援者不在、敵の軍門に下ることで呼吸をしてきた。そこに河井夫妻への1・5億円投入事件が爆発したものだ。誰も書けない自民党史の裏事情である。


 自民党最後の派閥死闘である。






<溝手顕正つぶしの決め球は公明党創価学会の裏切り票>


 宏池会現職参院議員・溝手顕正敗北の決め手は、いうまでもなく公明党創価学会の裏切り票による。誰も指摘しないが、事実であろう。それまで学会票は、護憲リベラルの溝手支持だったが、安倍―太田ショウコウ、菅―佐藤学会副会長ラインが強引にねじを巻いて、河井案里カルト候補に一本化した。




 地元県議・首長・市議や後援会長は、地元の新聞社の取材にべらべらと口を開いて自白証言をしているが、公明党創価学会対策費がどうだったのか。誰も口を開いていない。


 金にきれいなはずの創価学会は、下部組織だけのことで、上層部には支援を受けた自民党から金が流れている。もう30年以上前から、自民党の大物議員秘書から、内緒で聞いていた。一体どれくらいの資金が流れているのか。




 受け取った関係者の心臓は、止まりそうだという予感がしている。うまく逃げおおせるだろうか? 






<宏池会の総反撃に自民県連・中国新聞・広島地検が決起>


 安倍主導に菅と二階も悪乗りしての宏池会つぶしは、第一幕で見事に成果を上げたが、伝統的に宏池会の影響力が強い自民党広島県連が腰を上げ、反撃に転じた。


 古きを訪ねるまでもなく、被爆地広島の不運は、長州軍閥と財閥の暴走の挙句の果てに起きたことである。長州・田布施と広島の関係は、徳川の会津と長州のそれに似て、不倶戴天の敵の間柄だ。


 被爆地の広島で護憲リベラル・宏池会が誕生したのも、地政学的な事情もあろう。確か数年前の広島大災害に、現地視察をしなかった安倍だったことを想起すれば、それだけでも理解できるだろう。




 自民党県連の頭越しの案里公認の深い意図を読めなかった岸田は、万死に値する。派閥の長を降りて、一兵卒になって再起を図るしかないだろう。ワシントンのボルトンになれ、といいたい。




 護憲リベラルの中国新聞も動いた。そして広島地検も立ち上がった。それはリベラル日本国憲法の命じるところでもあった。






<対抗する安倍は河井克行の法相起用で逆襲>


 宏池会の反撃に安倍はたじろいだ。それは安倍の補佐官として、日常的に


接触してきたカルト議員と協議、反撃阻止の次なる秘策を練ることになる。




 宏池会の総反撃に対する答えが、河井克行を法相に起用することだった。


法相就任の克行が言い放った言葉は、まるで平家の平将門のような気分になったかのように「これで法務検察の上に立った」と豪語、我が世の春の気分を披歴した。




 しかし、広島地検の動きを、政権と一定の距離を保つという信念の稲田検察は、背後から支援の矢を放っていた。中国新聞、広島県連の積極的な捜査協力によって、案里の公選法違反事件は小さな花火から尺玉へと拡大していった。




 法務大臣の妻の違法行為が、議会で炸裂するとどうなるのか。暗愚の宰相・安倍でなくてもわかる。安倍は50日で河井の首をはねた。そうするしかなかったのだ。






<執拗な捜査にいたたまれず、案里が秘密の1・5億円公言>


 夫の法相就任で安堵していた妻の案里は、50日後の解任に驚愕したはずである。そこで一計を案じた。決して口にしてはならなかった安倍からの1・5億円の秘事を、これ見よがしにメディアに明かしたのだ。




 これに勢いずいたのは、他ならない検察と宏池会である。溝手には、党本部からの送金1500万円の10倍だ。案里金権選挙を自ら打ち明けたことに、衝撃を受けたのは幹事長や官房長官というよりは、1・5億円の送金者の自民党総裁だった。






<狙いは安倍・菅・二階に対して「死なばもろとも」作戦>


 自民党広島県連の宏池会を愚弄するかのような党本部からの政党助成金1・5億円は、自民党関係者にとって腰を抜かすような巨額の選挙資金である。




 多少の票を握る町議から県議、首長をすべて買収しても余る大金である。公明党創価学会を丸ごと買収してもおつりが出る金額である。


 河井夫妻の乾坤一擲の勝負とみたい。それは稲田検察と安倍官邸、二階党本部向けの牽制球だった。




 「我々をやるのであれば、すべてをばらす。いやなら稲田を押さえつけよ」の河井夫妻の反撃だった。「死なばもろとも」作戦である。






<安倍の河井法相降ろしと黒川弘務検事総長起用へと暴走・失速>


 安倍官邸の秘策は、稲田信夫検事総長の首を討ちとることだった。それは彼らにとってなんでもいうことを聞いてくれる犯罪のもみ消し屋・黒川弘務の起用である。




 1月30日の黒川の定年延長閣議決定がそれである。この違法行為に検察内部が荒れた。やむなく検察庁法改正案を強行することで、違法行為に蓋をかけようとしたのだが、なんと700万件の空前絶後のツイッター攻撃に安倍は屈服、ネズミは袋小路に追い込まれてしまっている。


 検察の家宅捜索は、自民党本部と安倍事務所とホテルニューオータニに絞られている。時間は少ない。決着をつけて法務検察の再生か、それともクロカワ検察に逆戻りか、全国民が固唾をのんで、成り行きを目を凝らして見守っている!


2020年6月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


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