教育カウンセラーの独り言

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2019年12月08日 09時40分41秒 | 国際・政治

 
 

ロウハニ大統領訪日を米国が承認したというスクープ報道

2019-12-08
 きょうのニュースで私が一番注目したのは断然これだ。

 きょう12月8日の地方紙(下野新聞)が報じた。

 日本とイランの両政府が調整しているロウハニ大統領の年内訪日について、トランプ政権がこれを了承する意向を日本政府に伝達していた事がわかった、とスクープ報道したのだ。

 地方紙の外交報道の出所は共同通信であると相場は決まっている。

 これは共同通信のスクープなのだ。

 今度のロウハニ大統領の訪日については、「米国が難色を示している」といち早く報道したのが共同だった。

 そして、共同は、だからロウハニ大統領の訪日実現は難しいと誤報まがいの報道をいちはやくした。

 それを目にした私は、対米従属極まる安倍外交だと、例によって批判した。

 ところが、その後複数の大手紙の一部がロウハニ大統領の訪日が12月21日にも行われると報じた。

 「米国が難色を示している」という報道をいち早く流した共同はとしては、トランプ政権がロウハニ大統領の訪日を了承したというスクープ報道をおこなうことによって、名誉挽回を果たしたというわけだ。

 その共同の記事はこう書いている。

 「・・・イランと対立し、訪日に慎重とみられていたトランプ米政権の理解が得られたことで、ロウハニ師訪日の実現は確実になった・・・」と。

 ここまで書くのだから今度こそその通りになるのだろう。

 安倍首相のトランプ大統領への説得が奏功したということだ。

 これまでの日本の対イラン外交は、最後は米国の圧力に屈してイランを裏切るものばかりだった。

 その最たるものは、せっかく日本独自の油田開発権利をイランから獲得したにもかかわらず、米国の圧力によって放棄させられ、その結果中国に持っていかれた、あのアザデガン油田の件だ。

 今度こそ、日本がはじめてみせた対米自立外交である。

 さすがは、安倍・トランプ関係だ。

 おそらく安倍首相でなければトランプ大統領を説得できなかっただろう。

 褒める時は素直に褒める。

 いっそのこと、ロウハニ大統領の訪日時に、米国の制裁を破ってイランからの原油輸入を再開すると、ロウハニ大統領を喜ばせてほしい。

 もちろん、だまってそれをやれば制裁破りだとトランプ大統領は激怒する。

 だから事前に次のように伝えてトランプ大統領の承認を得るのだ。

 日米貿易協定もお望み通り来年1月1日発効を実現した。

 巨額の米国武器購入要求に応じてきたし、在日米軍経費の大幅増額要求にも応じる。

 イラン原油購入を認めもらいたいとお願いしてもバチは当たらないでしょうと。

 いかにも情けないお願いだ。

 しかし、その情けないお願いすら、これまでの日本の首相は出来なかったのだ。

 もし安倍首相がトランプ大統領の了承を得て、ロウハニ大統領にお土産を渡す事が出来たら、欧州主要国ですら出来なかった事を、安倍首相がいち早くすることになる。

 ハメネイ師も喜びの腰を抜かすだろう。

 日・イラン関係は強固なものになること間違いなしだ。

 せっかくロウハニ大統領の訪日を実現させたのだ。

 そこまでやったらどうか。

 そう安倍首相を褒め殺しておきたい。

 因みに、あす発売の週刊ポストは、安倍褒め殺し特集を掲載することになっている。

 そこでも私は安倍首相を褒め殺しているが、それはイランとは関係のない別の外交で褒め殺している。

 安倍首相には褒め殺しが一番である(了)

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