PCゲーム レビュー 日記

[Gameplay] Out of the Park Baseball 17 1回目

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Title: Out of the Park Baseball 17
Developer: Out of the Park Developments
Publisher: Out of the Park Developments
Release Date: Mar 22, 2016

 

ゲーム概要

メジャーリーグのチームを運営するシミュレーションゲーム…だったのだが14だったか15だったかで日本リーグ等々も追加されたので、正式ではないがNPB球団の運営を選んでプレイすることもできるようになった。厳密に言うと日本のリーグでのルールやシステムと異なる点が多々あるとはいえ、この手の経営ゲームではあまり本格的なものが無かったので、英語オンリー仕様差異ありと言えど、本格野球ゲームとして楽しめる。というか今このシリーズを楽しみまくっているので、特に攻略情報というわけでもないが色々と書きたいことをつらつらと書いていくことにする。

仕様は本格派

例えば先発メンバーを決めるだけでも自分でぽちぽちと並べてもいいし、監督に任せても良いしコーチ陣に丸投げしてもいい。各人個性があるので、足が速い選手を重用したり、ベテランを重視したり、控え選手をポンポン出していくタイプなど色々。もちろんその方針も自分で設定することもできるので、コーチがおれベテラン使いたいんだけど!というタイプであろうと上書きできる。そもそも編成を若手偏重にすれば使いたくても使えないだろゲッヘッヘとなる。

チームの編成も自分でフリーエージェント(自由契約含む)の選手と交渉して獲得する。もちろん市場の目玉級の選手はシーズン中にはいないし、資金面で言ってもNPBチームだと概ね15億程度が限界なので、何でもかんでも良い選手を取りまくるというプレーはできない。1億円くらいの外国人でも契約延長を申し込むとすぐに5億とかになるのでリリース、というのは辛い面でもある。そして「放出したのでファンの興味が落ちたみたいです」とか報告される。知らんがな。逆に30代後半のこれから能力が徐々に下がっていく時期の選手は主力級であるにも関わらず、2000万程度で獲得できるのである意味重宝する。また特別に契約延長していない選手はフリーエージェントになるまで50k$固定、2軍選手は2Aや3Aのシステムなのでほぼ無給レベルと、チーム全体としてみると出費が抑えられるという見方もできるが…やはりNPBに見慣れると2軍選手は優遇されてるなと感じるシステムである。

トレードもこういう人材が欲しいですよリストを作れるので、若いサードが欲しいと載せておけばオファーが来たりする。ヤケクソなものばかりだがたまにこんなのでいいんですか?というお得なものもちょいちょいあるので、チームのニーズはしっかりと把握しておくことが重要。またトレードは基本即決なので問題ないが、普通のフリーエージェントだと相手の要求を全部飲んでも「ほかにもっといいオファー来たからやめるね」というパターンや、逆にベテランにマイナー契約(タダ)を申請しても「プレイできるなんて幸せだよ」と快く引き受けてくれたり、いろいろなケースがある。そのためトレードで済ませられるときはトレードを選んでおくと、確実に補強が成立する。日本ではあまりないレギュラークラスやタイトルホルダークラスも釣り合えばホイホイOKを出してくれるので、元々のチームに拘らないドラスティックな補強も可能。

前置きはさておいて

とりあえず阪神でプレイ開始。まずFA選手を探していると失格選手を発見した。丸1年停止なのはともかく、ポテンシャルが5つ星なのでかなり有力な選手扱いを受けていて、さらにケガのしにくさも高めなのである意味魅力的ではあるがスルー。ちなみに当然ではあるがゲーム開始時に選んだリーグの選手プールが対象になるため、MLBとNPBを選んだ今回はアメリカ・日本のFA選手が登場する。ここで韓国リーグやメキシコなどを選択していると、そのリーグの選手が登場する。とはいうものの、1軍に登録できる外国人選手は4人…ではなく「投手二人打者二人」なので、特に特定リーグに思い入れが無い場合、あまり獲得することもできないのが困りものだ。

1年目は特に盛り上がりも無く終了したのだが、オフにミネソタのアレが「5年契約な。」と急に言い出したので2年に絞ったら拒否してどっか行きやがった。各選手には「チームへの忠誠度」「勝利への貪欲さ」「お給料の強欲度」などが設定されていて、アメリカ旅行してきた彼はかなり強欲な設定になっているので、割とよくごねる。能力評価は高いので、値段に見合うかどうかはともかく活躍は期待できるが、まあ決裂したのなら仕方ない。

チームの成績として、阪神はやはり投手力は高いのだが打線がショボいというのはもはや定番で、1年目からその傾向を如何なく発揮した。途中でスウィッシャーを獲得したが、期待に添えるほどの成績にはならなかった。そのため、元メジャーリーガー移籍は多少厳しいものがあるが、そこは補強で賄うことにした。外国人枠が各2名ずつという点から、複数ポジション守れるクルーズをの獲得に成功。(ケガさえなければ)3ポジション守れてそこそこ長打のある選手として活躍してくれるいい奴ですよ。

ヘイグや新井良太がかなり評価が高いので、1・3塁にはこだわらなくてもいいのだが、あまりその二人を重用してもリアリティに欠けるので、ある程度使われていた選手と期待の若手を中心に軸を作り、残りをベテランで固めるという戦略を取ることにした。個人的に好きな坂田メヒアを同時に獲得し、速攻でトレードでクルーズを取るという暴挙に出てみたりしたものの、1年目の時点ではあまり効果が無かった。ちなみにこの時放出したゴメスはパリーグのHR王を獲得したという。

この年なんとセリーグ優勝。坂田はポテンシャルの数値が1~3を行き来するのでゲーム中の評価は高くなかった。成績としてはキャリアハイとなるので個人的には満足した。今年引退した緒方が打率は低いものの二けた本塁打と27盗塁を記録するなど1番打者として軸になった。現実であればなぁ…というのはもはやかなわぬ夢となりつつあるが、足を絡めたチーム作りをしたかったので、デフォルト選手でこういうのがいるとなかなか幅が出る。あと4番キャッチャー梅野とかいう聞きなれない状況がやたらに起こるのがこのゲーム。冗談抜きでリーグを代表する捕手になるので、いつのデータだよと疑問は残る。

補強選手ではMatt Buschmann投手が意外に活躍。メジャーでの登板は2016年度の3試合のみ。現在はジャイアンツのAssistant Directorを務めているらしい選手だが、3Aでもそこまでの実績は残せていなかった。その選手が日本で3点台で二桁勝利というのはなんとも言い難いものがある。チーム的にはメッセンジャーの代わりを十分に果たしてくれたので、開幕前の補強は大当たりだった。投手は他にFAで加入した中田賢一や自由契約だった伊藤準規などがローテーションで活躍。リリーフでは森福マーティンが数字を残した。現実ではその年に急にヘタレた選手でも査定が高ければ活躍するので、これはこれで何とも言えない気分に。

全体的に投手力は数字通りというか、能力値が高ければそれなりに数字を残してはくれる。制球力がウンコな投手などはばらついたりするが、各種能力が50あれば1軍レベルくらいだと見ていい。55なら平均以上で、60があるとリーグでも屈指なレベル。といっても投手陣は50未満がある時点で成績はよろしくなくなったりする。逆に打者はそんなに高くなくても成績を残したり、何がどうなってこんなに酷いのという成績になることもある。その辺の匙加減がよくわからない。

例えばの例を一つ出すとこんな感じ(男村田)。汎用外人のような長距離バッターは割とこんな感じの能力で、全体的に50くらい+Homerun powerが55~60という感じの能力値。これで年間通して活躍すると30本くらい打つのだが、額面通り打ってくれる選手のほうが少ない傾向にある気がする。少なくとも自チームではそうなので打たんかったゴメスとかは放出したり、メヒアなどもああなる。きっかけと言うかそうなる理由のひとつには「スランプ・爆発」の時期がたまにやってきて、スランプが長期間続くと2割前半まで落ち込んだりするものの、逆に序盤に爆発が起こると4割近くまで上げて長打もポンポン出るようになる。「出なかったから低い」という感じなのだろう。

違うパターンの巧打型の例として鳥谷を挙げると、上のGapPowerとContactについてはほぼ同値、選球眼と三振回避能力が高いので、ホームランが少なく四球が多いというシーズン成績が残せている。ただこのタイプも安定はしない。全部55以上のようなレジェンドクラスなら安定して3割30本などを残していくのだが、こういう何かが低い、または上部2つの能力が低い場合などは傾向はあれど低迷しやすい感じはする。個人的な好みは下のようなタイプだったので、このゲームでも安定しないのかよぉ!という気持ちにはなる。一芸に秀でている場合、例えば走力が80などの極端な選手は良く転がっているので、これを起用すれば盗塁数などは裏切らない成績になる。守備の数値が高い選手でも仮に打撃成績が奮わずとも、なかなかのWAR値をたたき出すこともあるので、選手の特徴を各ポジションで固定し、起用法を正しく設定しておけばしっかりと活躍の場があるということだ。

まあこれだけ言っておいて1か月2か月経った時点で選手の成績を見てダメそうなら補強とか、入れ替えなどで気分を変えてみるとか、「使い続けたらきっと復活するからね」とはあまり思わないほうが双方に得だったりもする。たまに確認しておかないとリリーフの成績がセットアッパー以降ズダボロ・ミドルリリーフ要員が神がかりとかいう時期もたまにあるため、役割転換・休養のためにもチーム状況はこまめに見るべき。起用法の段階でブー垂れる選手が少ないというのもある。

これもチーム作りのための前提であり、「ゲーム的にはこうするといいチームになる」というクリア用の情報収集ではある。ただそれをものともしないアホみたいな能力を持ったオリジナル選手や、時代を代表するトリプルスリーマンや、タイトルを安定してとるような選手は大体いい成績を残してはくれる。そうでない選手はかなり波があるので、来年以降どうするか、という方向性をチームの成績から考えて、次の年度の補強を考えるというのがメインの流れなので、ある意味オフが一番楽しい。フリーエージェント選手を眺めるだけで1時間かかる。こういう考えがどんどん泥沼に嵌めていくので、なかなかに抜け出せないシリーズとなってしまった。

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