ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

新型コロナ・インフルエンザとの闘い in ロシア

2020-08-03 00:00:00 | 様々な話題
皆さんいかがお過ごしでしょうか。


こちらは7月下旬に最高気温+25度まで上がりました。家の中にいると蒸し蒸ししますが、外へ出ると高原にいるような心地よさでした。雨も時々降りました。8月末にはいつものように気温が+12~+13度まで下がりました。このお蔭で、今キノコ&木の実狩りの真っ最中です。マイカーで出かける家族もいますが、町でも露店で販売しています。毎年と同じ風物詩・・・と思いたかったですが、今年はマスクと手袋、社会的距離保持がこれを不自然にしてしまっています

* * * * * * * * * *



ロシア全土では少しずつ新型コロナ肺炎の新規患者が減少しています。新規患者数が5月初旬で1万人を超えてたのが、現在はその半分。ムルマンスクでもそうです。でも油断はできません。

日本では治療薬アビガンが正式承認になかなかこぎつけず、国民が業を煮やし、あまりの蝸牛工程にネットニュースでは「アメリカ陰謀論」「中国陰謀論」、リチャード・コシミズの「新型コロナはロスチャイルド陰謀論」まで出るばかりのようです。リチャード・コシミズさんは、「ロスチャイルド陰謀論」に何でも結論付けるのが好き

一方、ロシア政府によって現在正式承認されている新型コロナウィルス治療薬は、以下の通りです。はどうやって製造に成功したのかわかりませんが、中国経由とかあるのかな?治験から承認までのプロセスが速いところが、ロシアの良いところ(良くないところかも?!)です。いずれも市販されてなく、病院で処方されます。

ファヴィピラヴィル。日本名「アビガン」。日本では承認されていないが、露保健省では暫定承認されている。
アヴィファヴィル(Авифавир) 。製薬会社ヒムラルが製造。2020年5 月30日に露保健省正式承認。
アレプリヴィル(Арепливир)日本で開発されたファヴィピラヴィルの類似品。製薬会社プロモメド社開発、製薬会社ビオヒミクが製造。治験では投与された患者のうち70%が、投薬開始4日後にコロナウイルスが体内からほぼ無くなった。2020年6月25日に露保健省正式承認。
コロナヴィル(Коронавир)露製薬会社R-PHARMが、ロシアでの医療機器や医薬品販売の契約を富士フィルム2018年に締結。これより受けた後発薬。2020年7月8日に露保健省正式承認。

* * * * * * * * * *

民間レベルでも新型コロナ・インフルエンザ予防として、以下のような方法が出回っています。まあ新型コロナはこんなのでは効かないと思いますが、インフルエンザには効きそうですね。勿論これだけでなく衛生マスク、衛生手袋、社会的距離保持、不要不急の外出を控えることも大事です。

総合感冒薬インガヴィリン(ингавирин)を1日1カプセル10日間服用後、20日インターバルを置き繰り返す(合計3ヶ月)。それか総合感冒薬アルビドル(арбидол)服用。いずれの感冒薬も、治療だけでなく予防効果もあります。
ビタミンD剤アクワデトリム(Аквадетрим)を朝食前2滴を15mlの水で薄めて服用。
インファゲリ(инфагель)を外出前に鼻腔入口両側に塗布。インターフェロンα成分。
ビタミンCを摂取(食物からでも錠剤からでも飲料からでも可)。

* * * * * * * * * *

こちらでは新型コロナワクチンが10月11月にも全国無料接種可能となるようです。研究学園都市があるノヴォシビルスクのベクター研究所で作成されたものです。どうなりますか。

皆さんお身体お大事に。

ブログランキング【くつろぐ】
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 旅行ブログへ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。