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テニスのテレビ中継を見ての雑感

2019年01月16日 17時31分25秒 | スポーツ
テニス歴50年で、今でも週1回は楽しんでいるが、テニスのテレビ中継を見ているとルールやテレビ放映についていつも疑問が沸く。自分がやっている卓球はじめ、その他のスポーツは、適宜ルールを変えたり、試合時間を短縮する工夫をしたり、公平感のあるよりエキサイティングなスポーツに進化しているが、テニスだけはどうも進化していない気がする。

まず、トップ選手の試合が見ていてあまり面白くない。というのも、サービスエースが多く、ラリー戦があまりないのである。特に、背の高い男子のトップ選手のサービスは時速200㎞を軽く超えており、サービスだけで決まることも多い。サービス側が圧倒的に有利であるが、その原因は、昔に比べて、身長が大きくなって、早いボールを打てるようになったのに、ネットの高さが昔のままなので、ネットにかかることなく超高速なサービスが幅をきかせているのである。例えば、ネットの高さを10㎝高くするだけでも、サービスエースは減り、ラリー戦となって、試合が見ていて面白くなると思う。ラリーが続く、女子の方が男子の試合より面白いのは、このポイントにある。男子でも、錦織選手の場合は、ラリー戦が多いのでまだ見応えがあるが、サービスが武器の選手の試合なんて見ていてもちっとも面白くないのである。

卓球の場合は、ラケットの表裏の色を変えさせたり、ボールを少し大きくしたり、ラリー戦が続くようなルール改正が適宜実施されている。ラケットの表裏は、どっちの面で打ったかによって、ボールの質が全く異なることがあるので、判別できないと試合にならないのである。バドミントンもサービスはアンダーハンドしか認めていないのは、試合を面白くするためであろう。バスケットボールでダンクシュートより、遠くから入れた方が得点が増えるようにルールを変えたりしている。背が高くなって、投げないで上から押し込むなんて見ていて面白くない。

また、テニスは1試合の時間が長すぎる。他の多くのスポーツは、テレビ放映を意識して、また観客を集中して引き付けるため、試合の時間短縮の方向で様々なルール改正が実施されている。陸上や水泳のフライング一発失格もそうだし、卓球の1ゲームの点数が21点から11点に変更されたり、短時間でゲームが楽しめるような工夫がされている。
一方、テニスは、1試合の時間が2時間(5セットマッチでは4時間)を超すことも少なくなく、見ていて間延びがするのである。選手も体力的に大変だし、時間が制限されるテレビ放映の観点からも問題が多い。今回、全豪オープンで錦織選手の対戦相手が手足のけいれんで途中棄権となったが、見ていて気の毒になってしまった。もっと時間短縮されるようなルール改正が望まれる。何時間も戦わせられる選手が可哀そうである。

また、テニスのテレビ中継が非常に少ないのも残念である。今の全豪オープンはNHKが放映してくれているが、多くは、有料のWOWOWの独占中継になっている。本当にテニスを見たい人は、有料でもOKかも知れないが、一般の人は、そこまではしないので、テニスのテレビ露出が昔に比べて極端に減っているのは残念である。たまたま錦織選手と大阪選手の人気のおかげで何とかもっているが、一般のテレビ放映が減っているツケがいつか来るような気がする。

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