はなが、亡くなる1週間前の17日。

肺に見えた影が本当に再発なのか確かめるため、日本に2人しかいないという癌の専門医の先生に細胞診をやっていただきました。

検査前日までは息は荒いものの、おもちゃで遊ぼうとしたり、カリカリは食べなくなっていたものの、液状の栄養剤は美味しそうにペロペロしてくれいたり…
病院に行く当日の朝だって、久しぶりの車でのお出かけで嬉しくて嬉しくてニコニコでした。

ですが、、、

検査後の帰り、少し外を歩くだけでもしんどそう…
車の中激しいチアノーゼ を起こしてしまいました。

その日の夜は、もしかしたらもうダメなのかも…
と思ってしまうほどの激しい呼吸で、もちろん嫌がりましたが初めて酸素室で寝させました。

検査でムリな体勢を沢山させられて疲れてしまったのかな…
検査後ゲージから出して出してと吠えていたからかな…
だから急激に悪化してしまったのかな…

そんな風に思っていました。


ですが…


今更…気づいてしまったんです

検査後からのはなは、胸をかばうように歩いてた…
その日からさらに激しくなった呼吸、呼吸音。
体全体を使うかのような苦しそうな呼吸…そして今までになかった呼吸する時の激しい胸の音…

そう。

はなはきっと、気胸を起こしていたのだと思います。

検査後、「まれに気胸起こすことあるから気をつけて」と先生はおっしゃっていました。

その稀にはなが…

12月27日の肺腺癌の後も気胸になりかけたり、だから気胸について調べたりしていたはずなのに…

なんで気づいてあげられなかったんだろう

「痛いよ…」
「苦しいよ…」
「おねえちゃん助けて…」

ってはなは私に一生懸命に伝えてくれてたはずなのに

なんでなんで気づいてあげらなかったんだろう…

なんで今更なんだろう…


もうどんなに後悔してもはなは戻ってこないから

もうどんなに会いたいと思っても会えないから

ごめんね
痛かったね 苦しかったねって

抱きしめてあげたくてもできないから

どうすればいいんだろう

はな 会いたい

会いたいよ…

会いたいよ……