そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

推定無罪を知らない無知な森まさこ法務大臣の発言

2020-01-10 | 中東

密出国でレバノンに逃れたゴーンが、日本の司法制度を強く批判している。的外れのことも多いが、残念ながら当たっていることも少なくない、日本の司法制度は遅れているれているというのが、検察の在り方と基本的な姿勢である。日本の検察はいまだに戦前の特高警察の精神が残ったままである。国民を平気でしょっ引き、ほぼ100%有罪にしてしまう。多少のシステムの異なりはあるとはいえ、有罪律45%程度の先進国の中で日本は異様である。
それらの指摘をそのまま口にし肯定したのが、ゴーンの記者会見への反論の形で森まさこ法務大臣である。この法治国家のトップにいるボケたような法務大臣は、「ゴーン被告は自ら無罪を証明しなければならない」と述べたのである。我々一般国民は無罪を証明する必要などない。検察が有罪を証明するのが近代の法治国家である。森まさこ法務大臣の前近代的な発言は、検挙有罪率ほぼ100%の本態を自ら述べたといえる。戦前の日本や木t朝鮮や中国などの現代を準えるものである。推定無罪の被疑者はほぼ有罪になる国家は危うい。
安倍政権の閣僚の質の悪さ、無教養で政治家としての資質が欠落した人物は枚挙にいとまがない。森法務大臣も例外ではないが、この地民具での発言は政権自らG非を認めたようなものである。
そもそも日産で天狗になったゴーンは、公私をわきまえずに勝手なことをやったが、巨大企業とはいえ一民間器量に内紛問題である。いきなり検察が空港に降り立ったゴーンを検挙したのも奇異である。当初の検挙が引き下げられたのも奇異であるし、何度も保釈請求が認められたのちに検挙されるのもおかしいことである。
フランス国営企業ルノーとの合併を嫌った政権側の動きが随所にみられる。ゴーンは物証を示しておらず、政権側の実名を掲げるといったが事前予告に反してそれもやらずである。言葉の勢いに反して、煮え切らないゴーンの会見であるが、世界的にはゴーンの犯罪性と行状とは裏腹に、日本の法制度には多くの疑問が投げかけられたといえる。

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