そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

新型コロナウイルス(COVID-19)の拡散は怠慢に対処した国の責任である

2020-04-05 | 安倍晋三

新型コロナウイルスの国内拡散を国のせいにするな」と政府高官が発言したとのことである。東京をはじめとする主に都市部での新規発生が次第に増す中、責任のなすりあいをするべきではないとの意見には賛同はする。
しかしながら政権を支える側からの発言となると、ことは別である。国立感染症研究所の予算を安倍晋三が、3分の一にまで減らしてしまった。国威発揚とおねだりのためにポンポン打ち上げる北朝鮮のミサイルに、絶対迎撃などできない高額な迎撃施設を山口と秋田に建設することが国防と呼ぶ馬鹿どもの、今日の現実を予測だにしなかった貧困な思想を思い知るべきである。
台湾では、12月31日から1月8日まで武漢地区からの帰国者について1193名検査しており、管理体制が整っていることを積極的に国民に開示し、1月16日に武漢からの帰国者の初の感染者が出ると、翌日には「法定感染症」に指定して即刻対応に取り組んでいる。
同じ日に日本でも初発が確認されているが、厚労省はホームページで「ヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はない」と、のんきな発言をして、人心を惑わせないようにしたのことであるが、一月半遅れてしまった。少なくとも1月末の雪祭りで北海道は拡散したが、それはなかったはずである。明らかに国の責任である。
おまけにいつまでたっても、PCR検査をやらない。何とかという女性のお笑い芸人が、何度も何度も交渉しやっと対応する病院を見つけて陽性と診断されている。国や検査機関には、いまだに危機感がないのである。「医療崩壊、イリョウホーカイ」と、壊れたレコードのように医者や病院側の都合ばかりを訴える。不特定陽性者を町に放つ結果をいまだ反省していない。10万人当たりの重傷者ベッドは、ドイツが34床、イタリアですら9床、日本は僅か5床である。研究費を削減し防疫インフラ整備を怠ったのは安倍晋三その人である。
国家の安全保障は、駆逐艦や空母艦をぞろぞろ並べ近隣諸国を刺激し、使えもしない超高価な迎撃施設を作ることではない。今回のウイルスの騒ぎに相も変わらず、武漢ウイルスだの中国非難を繰り返す輩もいる。確かに初期対応を誤った事実は見逃すことができない。それは日本も同じである。後発である日本の対応は手抜きもいいところである。チェルノブイリ原発事故を教訓とせず、ソビエトを見下していた構図と全く同じである。その前の狂牛病(BSE)の時も同じである。この裏にあるのは、後進国と見下した国粋主義者の意識がある。
トランプにその傾向が強い。二月頃には、「民主党のフェイクニュースだ、デマだ」と切ってしてたトランプであるが、中国の非難がトーンダウンし、20万人の感染者が出るころには、放っておけば200万人死ぬなどと言い出した。トランプは金は出している。
香港が自宅待機協力者18歳以上の市民1人あたり1万香港ドル(約14万円)の現金支給している。長引いたデモの影響で財政赤字を抱える香港であるが、日本のもどかっさの比ではない。クーポン券だの支持団体の商品券だと良いだけ騒いで、マスク二枚で国民は安心すると言い出した。神経がおかしいのでないか。
日本は国家の要請に”自発的”に動く国である。従順な国民性と評価もあるが、内実は国家を批判する人権意識を欠如した民族なのである。

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1 コメント

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Unknown (k・F)
2020-04-06 07:59:43
その通りです。
専門家会議の座長はC型肝炎の専門家で、この会議のメンバーにはコロナの専門家はいないとか。クルーズ船の対応で失敗したとき、すぐ退陣すべきだったのに。優秀な医者や研究者がいくらでもいるのだから今からでも交代しろといいたい。日本は医者でも政治家でも失敗しても入れ替えませんから、いつまでたってもこんな状態。

私の周囲でも「武漢が憎い」という人がいますが浅はかです。このウィルスはどこから持ち込まれたのかいまだ判明していないのに。その後の中国の対処の仕方をいまこそ日本は見習うべき。
とにかくこの無能で改ざん政権の即刻の退陣を望んでいます。騒ぎ始めたころ、アベ氏は稲田某の誕生会なんかやってたしね。60過ぎのおばさんの…。おままごとやってんじゃねえよ!

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