そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

教育負担を親は困難な中、国の支援は先進国最低

2019-04-25 | 民主主義

日本の行政は高度刑事成長期を境にして、ほとんどの行政支援や補助はインフラ整備、解り易く言えば土建業を基盤とする支援に切り替わってしまった。事業の支援につながるとばかりに、周辺整備という名だったりする。農業はその典型である。1961年の農業構造改善事業によって、農業支援とは到底思えないような事業が絶え間なく田舎に降りてくる。道路整備や水道整備ならまだしも、目的不明のセンターや周辺企業への補助などが農業支援といわれるものとなった。
教育は国の根幹事業といわれながら、徒に学校が立派な建築物へとなるばかりである。日本中に大学が乱立するようになり、大学進学率が高くなっても学力が向上したとは到底思えない。
ノーベル賞受賞者は、こうした外形を整えるばかりに教育費がつぎ込まれる前の世代の人達が受賞している。こうした世代に学業はどのようであったかを思い起こすべきである。進学率や立派な建物や、ましてや大学の数などではない。
大学進学率を高くなくてよい。教育行政が定まらない方法性を持ったまま、ポピュリズムに走った結果、日本は先進国最低の教育費しか国民に与えなくなった。しかもその大半は、インフラ整備などに使われて、アベノミクスの経済破たんで苦しい中の親に支援は年々減少傾向にある。教育は国家の忘れ物となっている。

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1 コメント

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大学進学率は大きな問題ではない (ジョーカー)
2019-04-26 19:44:12
 義務教育政策に多くの問題がありますが、
それは別の機会にします。
 大学進学率は高くなくてよいとの主張、同感です。大卒資格は人生にどれだけ役立つか疑問に思っています。
 一方、目標を持つ若者の大学進学に政府は大いに援助をすべきです。できれば、高齢者にも条件を満たせば学習機会があればなどと、勝手な期待は過剰でしょう。

 ご指摘のように、親戚の子たちは数百万の借金をし大学を卒業しました。資源のない日本の生きる道は、人材育成と言われた昔の教育政策を懐かしく思う一人です。

 全国一周旅行中、三沢基地のトイレに入った瞬間、タッチアンドゴーの訓練でトイレが揺れマジ驚きました。ブロク主の最新鋭ステルス戦闘機F35Aのコメント正しいと思います。
 軍事力を優先する安倍政権予算には一部でも教育予算に廻す発想は皆無のようです。
 これは、貴殿のブロクにも指摘されましたが日本の基礎科学、工業技術、外交政策など劣化していることを無視している現政権の最大の問題点です。

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