いやー久々、頭にガツンとくるアドバイスを先輩からいただいた。

 

 

 

「あなたのスピードで人やものを見るな」

というアドバイスだった。

 

 

 

これですよ、自分のダメなところは。

 

 

 

これは自慢ではなくむしろ欠点という意味で話すのだが、私は思考速度が平均より早い。

一応参考に書くけども、これは頭がいいとか勉強ができるとは若干ニュアンスが違う。

実際IQも普通だし学歴もクソだし。

脳内で情報と情報をつなげる速度が速いということを意味していて、一見無関係に見える情報同士の共通要素を抜き出すとか、与えられたひとつの要素から関連要素を即時に多数予測するみたいなのが好きとか得意みたいなニュアンスだ。

会話中何かひとつの言葉が出てきたら、4手先でオチをつけるとか笑いを取るとかをすぐ考えるようなクセがあるとかそういう感じの。

 

 

 

なんで欠点なのかというと、それがゆえにいろんなもののスピードがひどく遅く見えたりノロノロしているように思えたりして、イライラとまではいかなくとも歯がゆい時や沸点に近くなる時が往々にしてあるからだ。

感情のコントロールはできる方なのでわざわざ怒るとか憤るとかには達しないが、しかし、なんでこうもスローモーションな世の中なのだ・・・と嘆くことはまぁまぁあって。

要するに、自分だけ速度が狂ってるのに、時々それがフツウなように錯覚するところがマズいのだ。

 

 

 

で、とあるお世話になっている先輩から「あなたのスピードでものを見たらダメよ」と窘められた。

あぁぁぁ、もうほんっとにごもっともなのだ。

 

 

 

ガツンときたなぁ、最近コレでいろいろあきらめることが多かったのだ。

あきらめるというと表現がおかしいな。

えーっと、期待しないとか距離を取るとか、そういう感じだな。

 

 

 

時に、自分を封印しないと正確に近い判断はできないものなのだ。

自分でいうと速度の問題とか。

一般道の車を高速道路の感覚で見たらそりゃ狂うにきまってる。

 

 

 

通常運転の自分の判断が正しいと思い込むなかれ。

その通常が万人に対しても通常かどうかはまた別の話なのだ。

時に、自身の封印を一時的にしないと世の中というものをうまく測れないことは多いのだ。