2018年8月4日(土)、「岩手県立花きセンター」(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無2-1)を久しぶりに訪ねました。あんまり暑いので屋外に栽培されている菊などの植物と「花の館」温室内を見学しただけで帰ってきました。
「花の館」温室内の「亜熱帯温室」には、沖縄などの亜熱帯植物が沢山植栽されていましたが、それらの中の一つアカタコノキ(赤蛸の木)が、大きな球形の果実を付けていました。果実は黄赤色に熟し、パイナップルのような香りがあり、食べられるそうです。タコノキは小笠原諸島にだけ生える常緑小高木~高木で、幹の下半部から放射状に気根を伸ばした姿がタコに似ているのでこの名があるそうです。
アカタコノキ/ビヨウタコノキ(美葉蛸の木)タコノキ科 タコノキ属 Pandanus utilis
タコノキ科(Pandanaceae)のタコノキ属(Pandanus)は、アメリカ大陸を除く世界の熱帯に約650種あるという。雌雄別株の低木または高木。多くのものは幹は直立し、よく分岐して茂り、多数の気根をもつ。この幹の下半部から放射状に気根を延ばした姿がタコ(蛸)に似ていることが名前の由来となっている。葉はやや剣状で螺旋(らせん)状に配列し、葉縁および主脈に鋭い刺をもつものが多い。
「アカタコノキ/ビヨウタコノキ」と呼ばれる「Pandanus utilis」は、マダガスカル(アフリカ熱帯雨林気候区)原産で、幹は高さ20mくらいになる。あまり枝を分岐せず、気根も少ない。葉は青緑色で直立し、長さ30~90cm、幅5~8cm、縁や下面の主脈には鋭い刺がある。観賞用には3mぐらいのものがある。寒さには弱い。原産地では葉でバスケット、カバン、ムシロなどを作る。
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/05f1eb6dba76f2c08ce1cd819b421f40 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのアカタコノキ/ビヨウタコノキ(美葉蛸の木)2007年12月21日(金)]
https://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/90904744266873fb2aff0f2a11122854