英語のアウトプットに必要なもの

2019年7月16日

外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)
白井 恭弘
岩波書店
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こちらの本に、外国語の習得には「アウトプットそのもの」は必ずしも必要ではなく、アウトプットをしようとして自分で頭の中で組み立てる=リハーサルすることが重要だということが書いてありました。

なるほど!とすぐ影響を受けて、英語で脳内ひとりごとや英語日記にチャレンジしてみたものの・・・

まったく何も出てこない

あまりの出てこなさに笑えます。

これを私は2つの原因に分割しました。

  1. 話題が出てこない(創作・作文力欠如、コミュ障など)
  2. 英語表現力欠如

1は英語とは関係ない話です。
考えたら、日本語でも日記を書くのは苦手ですし。ネタ探しに苦労したりして、本末転倒でした。
普段日本語で会話した内容を直後に英訳してみたり、頭の中でふと日本語で考えたことを英語にしてみるという省エネで解決することにしました。

2は英語力の問題なので、キチンと取り組む必要があります。

英語が出てこない手がかりとなりそうな、こんな本のレビュー記事を読みました。

翻訳の現場から英語の考え方に迫る「英語の発想」についてご紹介しています。翻訳の過程を詳しく分析することで、日本語と英語それぞれの発想の違いを考察しています。言語は独自の世界観に縛られていることがよくわかる知的興奮の書。

根本的な発想が英語と日本語で違う。
その理解が結構必要だなあと思いました。

こちらにも同じようなことが詳しく説明されてます。


違う視点の英語と日本語の違い
英語学習の中級者に役立つ英語の構文に関するヒントを紹介しています。今回のテーマは「全体から部分へ」です。

そこで、英語の発想について説明している動画を観ました。

以下の日本語と同じような意味を英語で伝えられるでしょうか。

ちょっと、一瞬えーっとってなるんですよね。

こちらで説明されてます。

また、こういうのもなかなか参考になりました。

英語を使うシチュエーションで幾度となく揉まれ続けた結果、私は今では日本語で会話するのと大差ないスピードで英語でも話せるようになりました。

本ブログの目的は、ビジネス英会話上級者へのステップアップの一助になることです。ビジネス英会話だけにフォーカスしているので、受験英語やアカデミー分野での英語(論文執筆など)には、ほとんど役に立ちません。

下の方の記事は、ビジネス英会話上達のためには会話以外の素材を使うべきでないというような事なので、私自身はTEDは聞き続けるつもりです。

でも、上達したいことそのものを練習することが重要、ということは案外忘れそうになるので、時折我に帰ることが必要かなと思います。