千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。
少し前の記事ですが・・・
第1回スタートアップ放談会を開催しました (IP BASE)
知り合いが参加していることもあり、興味をもってみています。
以下、内容の部分を抜粋
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<1>スタートアップを支援できる知財専門家が足りない!
・自社の技術を扱える適切な知財の専門家を探すのが非常に困難
・優秀な学生が、知財専門家になりたい、と思うような社会が理想
・大企業の知財部を経験した実務基礎のしっかりした知財担当者がスタートアップを支援する流れを作れないか
<2>知財に係る費用の支払いを柔軟に!
・専門家へのフィーの支払いを、ストックオプションなど出世払いにしたい
・1件いくら、の料金体系では、弁理士から出願を勧められても、本当に会社にとって出願すべきなのか判断できない
<3>スタートアップが知るべき情報が足りていない!
・政府の施策など、知るべき情報が届いていない
・SNS等で気軽にだれかに質問できるサービスがあったらよい
<4>J-PlatPatが使いにくい!
・チュートリアルを動画で提供してほしい
・UIを改善してほしい、APIを解放してほしい
<5>事業会社との共同研究・開発の契約交渉が大変!
・権利帰属をどちらにするか等、知財の条項で必ずもめてしまう
・中立的な契約の雛形(テンプレート)がほしい
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<5>の前段って、必ずもめます。先は読めませんし・・・
ビジネススキル・知財スキルもそうですが、交渉スキルも必要ですね
後段は、中立が欲しいのかひな形欲しいのかわかりません。
こちらのひな形があっても相手にいじられるので、変わらないような気もします。
結局、ビジネススキル・知財スキル、そして交渉スキルが必要そうな?
面白いな~と思うのは、<2>のところ。
弁理士報酬としてストックオプションは面白いですね
これが実現するとなると、
弁理士も、事業内容や、企業についてもチェック入れないといけない。
事業に対する目利きスキルも必要になるわけで。
数が少なくても、そういう環境があると、
新しいスキルが育つ場になるんじゃないかなぁと思います。
もちろん、弁理士サイドだけが頑張るのではなく、
スタートアップサイドも、
発明の説明はもとより、
発明が寄与する事業の内容、意義をプレゼンする必要があるでしょうし、
何よりも、CEOのヤル気・本気を伝えないといけない。
弊所が受けるなら、売り上げの10%程度の範囲で・・・となりそうです。
でないと、死んじゃいますから(-_-;)
いずれにしても、スタートアップにおいて知財マインドが醸成されることは良いことです。
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