千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。
先日の話。
お客様が、とある企業から業務提携を持ち掛けられました。
相手方から、契約書作成前の協議を持ち掛けられたとき、
お客様から
金額以外で、そんなに調整することありますかね?
と聞かれました。
シンプルにいかないと思うので、
協議することはたくさんありますよ~
と答え、協議を行った結果、
金額から始まり、支払い時期や契約の自動更新に至るまで
いろいろなところで調整が入りました。
調整内容をひな型に反映すると、別の契約書に。
とてもとても、ひな形通りにはいきませんね。
調整が必要な理由として。
お互いが異なる諸事情を持っている。
故に、お互いの提携における思惑が異なってくる。
そうすると、契約書のひな型では不十分になる。
結果、ひな形の一部をいじることに・・・
すると、いじった場所について、相手から指摘が入る。
議論をしていると、
そちらの事情は分かりました。
じゃ、うちが譲歩する代わりに、こっちを・・・
と他の条項にも話題が及び、
結局、全体的な変更が必要になる
というものです。
ひな形は、ひな形。
最終形は、自社の事情が反映しなければ、良い契約書になりませんし、
良いビジネス環境が構築できないと思います。
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