千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。
先週の日曜日。
お客様の実験室に訪問し、新商品の実験サポート。
お客様のほうでは、新技術の商品化に向けて必要な実験をこなす。
そのわきで、新商品のビジネスモデルの検討と
ビジネスモデルを守るための知財活動(特許出願含め)の検討と
特許のために必要な追加の実験の方針を立てていました。
取り組むべきテーマはたくさんあり、
行いたい実験はたくさんありますが、
どこかで打ち切らないと商品化も進まない。
商品化が進まないと、売り上げがたたない。
売上がたたないと、社員のお給料がだせない
ということで、第1号となる新商品の仕様を議論する。
かめやま:この機構のおかげで、画期的なA機能が得られる。
一方で、この機構のせいで
コストが高くなるし、スペースも取るし・・・
お客様: 確かにそうです。
かめやま:第1号の新商品において、
できれば、この機構がなくなるような技術が欲しい。
そのために、この機構をなくす手段として、
XプランやYプランが考えられそうです。
お客様: Xプランはありえそうですが、Yプランは難しいです。
かめやま:Yプランの難しい点は?
お客様:これまでの実験の傾向からすると、うまくいかなそうです。
かめやま:では、Xプランの検証って、簡単にできます?
お客様:基礎実験ならできますが、商品に盛り込むためには、
もう少し検証が必要になります。
そうすると、今設定したリリース時期を考慮すると厳しいです。
かめやま:とすると、Xプランは、今回は見送り、
この機構は、このまま採用となりそうですね。
商品化に向けた技術開発。
やることが多いですし、
検討を掘り下げていくと、たくさんの課題も見えてきますが、
事業継続のためには、どこかで区切りが必要です。
事業継続のために克服すべき課題はどれか?
限られた予算の中で、事業継続のための商品化に向けて、お客様と議論する・・・
今年の師走は、こんな感じになりそうです。
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