ユヴァル・ノア・ハラリの世界的ベストセラー「サピエンス全史」が話題を呼んでいますが、その続編「ホモ・デウス」の献辞には「(ヴィパッサナー瞑想を世の中に広めた)S・N・ゴエンカに捧げる」と記載されています。

ユヴァルさんはヴィパッサナー瞑想によって人生が根本的に変わったそうです。

ユヴァルさんはイスラエル出身で、両親はユダヤ教徒です。

やっぱりユダヤ系の人はすごいね。

元々ヴィパッサナー瞑想は東南アジアの仏教の修行法ですが、そこから宗教色を抜いたものがマインドフルネス瞑想であり、心理療法として今脚光を浴びているのです。

特に依存症やうつには効果が確認されています。

私は昨年柳田敏洋神父からキリスト教的ヴィパッサナー瞑想を少し教わりまして、今回、上石神井にある修道院でやはり柳田師による二泊三日の少し本格的な合宿に参加しました。

もっとも、柳田師によると、ハラリさんはなんと30日~60日の間ネットやマスコミ情報を完全に遮断したヴィパッサナー瞑想を年に一回はやるというのですからレベルが違いますが…

柳田師はインドでヴィパッサナー瞑想を学び、マザーテレサとも何度も会っている人です。

言葉で説明してもあまり意味がないかもしれませんが、ヴィパッサナー瞑想は「今ここにこそすべてがある」ということを体得するために、呼吸を感じる瞑想、見る瞑想、聞く瞑想…というように五感を使う瞑想法で、シンプルだけど奥が深いという印象でした。

さらに、歩行時の瞑想、食事のときの瞑想もあって、日常生活の中に溶け込ませられるものです。

修道院といっても個室の快適な空間で、結構瞑想に集中できたかんじてす。

これからさらに深めていきたいと思います。

存在の本質を少しでも垣間見れたらいいな…


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