4月12日に祖父が94歳で永眠しました。
おじいちゃん共々田舎家そらしどを応援してくださっていた皆様ありがとうございました。
ここからは私の思い出語りになります。
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田舎家そらしどは約10年前におじいちゃんの家で始まりました。
農家をしていたおじいちゃんは野菜や果物を育てるのが上手で、
おじいちゃんの育てるトマト、とうもろこし、スイカ、マクワウリなどなど
何を食べても美味しく
おじいちゃんの作ったものを食べるのがいつも楽しみでした。
私の管理栄養士の資格を生かしながら、おじいちゃんの作物を生かした商品を作りたい。
今改めて思うと、ジャムを作り始めたのはおじいちゃんの影響が大きかったんだなぁと感じます。
当初はジャムに使う素材を全ておじいちゃんから貰っていましたが、
少しずつ農業を教わり、私も栽培するようになりました。
山に分け入って竹を切りに行って、おじいちゃんについていけなかったこともあったなぁ。懐かしいです😊
私のいちご畑は不耕起栽培というちょっと変わったやり方をとっていました。
おじいちゃんがこれまで培ってきたやり方とは違ったこともあって、
やり始めて1、2年は上手く噛み合わなかったこともありました。
例えば
私が出勤したら、おじいちゃんが私の畑をトラクターですいてリセットした後だった出来事とか😂
おじいちゃんにとっては当たり前のやり方ゆえ親切心でやってくれたのだけど、
私は畝を壊さずそのままにしておいてほしかったのに!何てことを!!😭
なんてこともありましたネ。
おじいちゃん目線から見ると
そんなやり方では上手くいかんやろう。こうすればいいのに。
と思ったことは何度もあったと思います。
それでもおじいちゃんはいつも
「好きにやったらええ」
と、私の自由にさせてくれました。
自分の意見も言うは言うけど、
それ以上に私の考えを大切にしてくれる人でした。
農業に限らず何をするときも
「好きにやったらええ」
と、相手にも考えがあること尊重し、慮ってくれる人。
一緒にテレビに出られたのも今となってはいい思い出です。
この10年間、おじいちゃんちに着いたらいつもやっていたことがありました。
テレビの前に座るおじいちゃんに窓の外から手を振って、来たことを知らせることです。
おじいちゃんはそれに軽く手を上げで応えてくれていました。
帰宅する時も私は手を振ってから帰るのですが、おじいちゃんもまた同じように軽く手を上げて応えてくれていました。
正直あのテレビの部屋におじいちゃんの姿がないのが嘘みたいです。
本当にいなくなってしまったのだと思えてすごく淋しいです。
でも同時にこの10年間、おじいちゃんとの思い出を沢山作れたことが嬉しくもあります。
淋しい気持ちは拭えませんが、
おじいちゃんとの思い出やおじいちゃんが残してくれたものを大切にして、これからまた生活していきたいと思います。
おじいちゃんに関わってくださった全ての皆様に感謝。ありがとうございました。