定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

たまゆらのマリ子

2018年12月13日 22時45分15秒 | 日記

仕事のストレスは溜めないよう努めているが、一歩世間に出れば、ストレスを覚えることの連続だ。喫煙者に対する悪人扱いは半分自業自得にしても、公共のマナーを考えぬ輩に、事なかれ主義のオヤジの僕も時には注意する側に立つこともある。
糠に釘の結果になれば、ストレスは相乗しようというものだ。

マリ子はバッティングセンターに勤める。職場では上司からのパワハラの挙句のセクハラ、同僚は若さを武器にやりたい放題。結婚6年目の年下の夫とは既に会話はなく、加えて6歳になる息子を持つ。
初めは独り言を言うくらいだったが、ストレスが増すに従い、疑心暗鬼の塊と化していき、行動は常軌を外れっ放し、もはや犯罪者スレスレ。
観る側に完璧なる悲惨な結末が見え始めたあたりから、緩やかなカーブを描くように、ハッピーエンディングの方向に進んでいく不思議な作品。

全編65分、僕にはちょうど良い長さである。

コメントを投稿