木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

敷板

2018年07月28日 | 茶湯記
お茶では同じ形が並ぶことを嫌っています。
風炉は丸なので敷板は角になります。

ところが、風炉の脇に棚が並ぶと事情が違ってきます。
風炉が丸で敷板が角なら脇の棚が丸卓なら問題なしですが、
四方卓がくると敷板の角と棚の角が並んでしまいます。
角同士が並ぶとちょっとのズレが気になって美しくなくなります。
棚の角は変えられないので敷板の形を変えることになります。
そこで丸敷板が登場です。

というわけで、敷板は角と丸が必要になるわけです。
このように、
半畳の畳の上で個性的な道具たちがひしめきあうので
それぞれの特徴を生かして調和させるというのが
お点前の重要課題になります。
これは決して飽きることのないテーマです。
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