【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は26日の記者会見で、安倍晋三首相が新型コロナウイルスの感染が「中国から世界に広がったのは事実だ」と述べたことについて「ウイルスの発生源を政治問題化し、汚名を着せることに断固反対する」と反発した。さらに、趙氏は「(首相発言は)中日両国の共同のウイルス対策の努力と期待に反する」と批判した。

 中国政府はウイルスの発生源は「中国とは限らない」という立場を取っている。趙氏は発生源の特定は「科学的な問題だ」と改めて強調した。趙氏はツイッターで、最初に感染が拡大した湖北省武漢市に米軍がウイルスを持ち込んだ可能性があるという説を提起したことがある。 

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世界中の人を苦しめている新型コロナウイルスは中国武漢から発生したのはほぼ確実です。

それが故意なのか、過失なのかは分かりませんが。

にも拘らず、中国側はその事実を認めません。

更には米軍が持ち込んだ可能性があるとまで言っているのです。

 

「米軍が持ち込んだ」主張の中国報道官が定例会見に(20/04/08)

 

世界中を探しても中国発生を否定する人はいないでしょう。

WHOの食品安全と人獣共感染症の専門家のピーター・ベン・エンバレエク氏も

「武漢市場が感染拡大に関連していることは明らかだ。」

とも述べています。

https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2020/05/275110.php

 

中国は1月には武漢の市場を閉鎖し、野生動物の売買や消費を一時的に禁止した事からも

武漢が大きく関係しているのは明らかです。

中国がこの事を否定するとしても、発生後に事実を隠ぺいしたのは事実ですし、

その結果、世界中にこのウイルスが拡散させたのは間違いありません。

 

安倍首相が「中国から世界に広がったのは事実だ」との発言に反発している中国ですが

これが政治問題化しているのでも汚名を着せているわけではありません。

これが事実ですから。

 

またこの事について欧米各国は中国に賠償請求をする動きを見せています。

中国の所為で多くの人が犠牲になり、経済損失も膨大なものになっています。

この事を警戒し牽制の為に中国側は躍起となっていますが、

日本も中国に賠償請求をすべきではありませんか。

もしもそれを躊躇するのなら、それだけ日本は中国に過度に依存している証左です。

この機会に中国とは距離をとり、民主的な国との絆を深めるべきだと思います。