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カラヴァッジョ「泉のナルシス」
水面に映る自分に恋するナルシス。ナルシストの語源なのだそう。
カラヴァッジョの作品は2階に彼の追随者カラヴァジェスキと一緒に展示されています。「ユディトとホロフェルネス」はフランスに貸し出し中でした。
ヴァランタン・ド・ブローニュ「最後の晩餐」
キリストの前に身を乗り出し眠りこけるヨハネ。手前左ユダは後ろ手に何か隠しています。カラバッジェスキらしいくっきりした明暗。フランチェスコ・バルベリーニ枢機卿がパトロンでした。
ヴァランタン・ド・ブローニュ「ソロモン裁判」
同時期に子供を産んだ母親が2人いましたが片方の子は死んでしまい、生きている子を自分の子だと2人が言い争っていました。ソロモンは試しに子供を半分に切ってわけるように言うと1人は「あげてもかまわないから殺さないで」と言いもう一人は切ってわけてほしいと言い本当の母親が判明しました。大岡裁きの元になっています。
リオネッロ・スパーダ「いばらの冠」
カラヴァッジョの影響を受けたボローニャの画家。同じ題のカラヴァッジョの作品がウィーン美術史美術館にあります。捕縛されたキリストが茨の冠をかぶせられ嘲笑されています。
バルトロメオ・マンフレディ「バッカスと酩酊者」
カラバッジョの追随者カラヴァジェスキ。バッカスがボルーゼ美術館のカラヴァッジョ「病めるバッカス」に似ている気がします。
オラッツォ・ボルジャンニ「聖家族と聖エリザベツ、洗礼者ヨハネと天使」
後ろから光があたっているので天使の顔が見えません。籠の中が雑然としていて生活感があります。
カルロ・サラチェーニ「聖セシリアと天使」
ヴェネツィア 出身の画家ですがカラヴァッジェスキ。サンタ・マリア・デッラ・スカーラ・イン・トラヴェステヴェレ聖堂のためにカラヴァッジョが描いた「聖母の死」が受け取りを拒否されて彼が代わりの作品を納めています。
1599年ローマにあるこの聖人の墓が開けられ亡骸がなくなってすぐのままの姿だったので当時聖セシリアブームが起きたそうです。音楽を奏でながら神を賛美したので音楽の守護聖人です。
カルロ・サラチェーニ「聖母子と聖アンナ」
カルロ・サラチェーニ「聖グレゴリウス1世」
シモン・ヴーエ「占い師」
若い占い師が体をくってけて手相占いをしているのを好色な表情で見つめる男。後ろから財布がすられているのに気付いていません。カラヴァッジョの同じ題材の絵がカピトリーニ美術館にありました。フランス帰国後はカラヴァッジョ風の画風を捨てルイ13世の主席画家になりました。
マッシモ・スタンツィオーネ「ピエタ」
ジョバンニ・セロディーニ「殉教途上のペテロとパウロの別れ」
ベルナルド・ストロッイ「教会の富を貧者に分け与える聖ラウレンティウス」
教皇シクトゥス2世の執事で司祭のラウレンティウス。教皇か教会財産を処分して貧しい人々に施しをするよう言われ実行します。キリスト教を禁じるウァレリアヌス帝により処刑されました。
キャンドルマスター「この世の空虚さの寓意」
17世紀フランス、オランダで流行したヴァニタス画。人生の虚しさを思うことで静物画で表現されます。頭蓋骨は死の確実さ、砂時計は人生の短さ、書物は虚栄心、ランプは消えゆく栄光。
ルイ13世の国王付画家。明暗法はカラヴァッジョの影響を受けたとのこと。
マティアス・ストム「サムソンとデリラ」
旧約聖書の逸話。神の力によって怪力を与えられたサムソンはデリラを愛しましたが、デリラはサムソンの怪力の秘密を敵であるペリシテ人に売ってしまいます。髪を切ると怪力がなくなることを教えられたペリシテ人はサムソンの髪を切り捕らえてしまいました。
ユトレヒトのカラヴァジェスキと呼ばれる画家。
マティア・プレティ「ラザロの復活」
カラヴァジェスキですがルカ・ジョルダーノやボローニャ派の絵画の手法も取り入れていたそうです。
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