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少し前にロンドン・ナショナルギャラリー展に行ってきました。

 

大阪中之島の国立国際美術館でした。

 

日時指定チケットでしたが一度に入れる人数が多くて、並ぶのも知らない人と2列でチケットチェックの場所からずっと混んでいたので、撮影スポットも飛ばして数点絶対見たいのだけ見て出てきました。

 

上野の森美術館の方が並ぶ時も一列で1m以上あけてで5人づつで区切っていたのでちゃんとしていたなと思いました。

 

昨年のローマ旅行では続けてロンドンでナショナルギャラリーに行く予定で、昔ロンドンに行った時に買ったガイドブックを予習していました。

これがあったので何も買いませんでした。

 

 

画像はwikipediaよりお借りしました。

 

一番見たかったカルロ・クリヴェッリ「聖エミデウスを伴う受胎告知」1486年

教皇領のアスコリ・ピチェーノ市に自治権が与えられたことを祝して描かれました。画面下の文字はラテン語で「教会の自由」で市への自治権を認める教皇勅令の名称で3つの紋章は市と時の教皇イノケンティウス8世、司教プロスペロ・カッファレッリのものです。

大天使ガブリエルが聖母の家ではなく公道に舞い降り、階段の上にはフランチェスコ会修道士、幼い少年、遠方の男性は手を目の上にかざして聖霊を表す光線を見ています。同市の守護聖人聖エミディウスが市の模型を持ってガブリエルの顔を覗き込んでいます。図録によると都合よくあいた開口部から聖霊が聖母に向かってまっすぐ注がれています。渡り廊下の上には伝書鳩が届けた手紙をよむ男性がいて、伝書鳩は聖母の元に戻ってきており教皇からの通達を暗示しているそう。

深い奥行きのある街の様子は理想的なルネッサンス都市でとりわけ聖母の家が豪華で古代ローマスタイルの浮彫で装飾されています。2階の東洋風の絨毯は当時祝祭の日にこのように飾った習慣でクジャクは不死の象徴でクジャクの目は”すべてに目配りする教会”を暗示しています。

 

レンブラント「自画像」1640年

34歳の自画像。オーディオガイドによるとファーストネームでサインしていてラファエロなど巨匠と同じ自負を示す作品なのだそう。

レンブラント自身がスケッチしたラファエロの「バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像」とレンブラントの知人が所有していた同美術館所蔵ティツィアーノの「男の肖像」からヒントを得ているそう。たしかにティツィアーノの作品と同じく手すりに右手を乗せて同じポーズでこちらに視線をなげかけています。図録によると豪華なルネッサンス風の衣装を着て職人とみなされることもあった画家が詩人と同等の文化人であることを示したかったのだそうです。レンブラントがルネッサンス巨匠風衣裳をアトリエにおいてあったのは何かの本で読みました。黒い帽子がモデルの顔をくっきり浮かび上がらせている点はラファエロの作品に由来するそうです。

 

フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女」

窓からさす陽光がフェルメールの特徴ですがこの絵は左上の窓にカーテンがかかり右手前からの照らされています。こちらを見るような視線でチェロのようなヴィオラ・ダ・ガンバとの二重奏の相手を待っているかのようですが、背景の絵は「取り持ち女」で欲得ずくの愛を示唆しているそう。

ロンドンでは「ヴァージナルの前に立つ若い女」と並んで展示され、この絵と対になっているのではないかとのこと。

 

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