☆人類は人口爆発と世界規模での環境破壊で自滅する?

 

 

さて、前回は私たちの日本を中心にその置かれている状況を――世界が今置かれている気候変動と異常気象の時代、そして先進国・途上国関係なく『大規模な社会インフラの整備・再整備、あるいは刷新! の必要性』について見て来ました。

 

その中で日本は上手く立ち回れば急速な人口減や震災、激甚災害の増加にも対応するだけの社会資本的、あるいは技術力や産業供給力的なリソースを自前で用意し、十分に賄える力があります――と、いうコトを改めて確認できました。

後は“日本人の”覚悟と決断だけです。

『移民を“経済奴隷として”大量に導入せずとも、少子高齢化による人口減少を乗り越え順応できる

という(世界が注目する)社会実験が成功するかどうかは?

 

日本はこれから出生率を改善させていっても、人口が一億人から八千万人に“なる”のを避けるコトはできません。

出生率を改善し、人口減少をストップさせえても、2055年頃に総人口は一億人を切り、今世紀中には八千万人台にまで縮小するでしょう。

 

『縮小』――そう、今の一億二千万人の人口が来世紀の頭には八千数百万人にまで「日本人は減る」のです!?

対して地球上の人類の総人口が百億を超える(!?)という時代に「人口が減る!?」なんて聞けば、日本という国の斜陽、民族の黄昏……的な“イメージ”を抱いてしまう向きも無きにしろあらずというのも『仕方がない』でしょう。

 

……ですが、それは“本当にそう”でしょうか?

 

私は「そうは考えません」

今後、人類はますます科学技術を発展させ、社会を発展させ繁栄していくことでしょう!

その時に、国や社会の人口が「増加し規模が拡大化していく」といえば“聞こえはイイ”でしょう。

ですが……少子高齢化――特に人類の社会衛生と医療技術が改善され健康なまま長寿の時代が訪れるであろうことが“予測”される中、人口が増大するというコトは「拡大というよりも肥大」と呼ぶ方が正しい国が増えるであろうコトは『目に見える』より明らかです!?

 

そのように考えた場合、人口が減りゆく日本とは、縮小し滅びゆく斜陽の国ではなく、むしろその逆のコンパクトに再編を遂げ柔軟に変化あるいは進化しえる状態にウェイクアップしつつある、スリムで若返りつつあるだけなのだ――と、捉えた方が正しいんじゃないでしょうか?w

 

 

今後、先進国も中進国も発展途上国も関係なく、22世紀の世界は高齢化社会による数名の若者(現役人口)によって老人(引退世代)を介護し支える時代を迎え――るか?

もしくは今回取り上げる激甚化する地球環境・気候気象の変化や『増えた人口と高齢社を支えられず』国家や地域社会が破綻し、一時は増えに増えた人口それ自体の重さに耐えられず、戦争や社会の荒廃、貧困などによって“弱者が間引かれる”時代の幕開けになるか?

 

それは、これから蓋を開けてみないと、どうなるか分かりません ┐( ̄ヘ ̄)┌ 

 

 

悲観的になればいくらでも悲惨な未来は予想できますし、たとえ楽観的に観たとしても「おそらく人類の近未来には多くの問題課題が山積み」なのは間違いないでしょう。

 

その際に、日本は今、この21世紀の初頭に「世界で最も早く、少子高齢化と人口減を迎える社会」となるコトを約束されています。

……そんな“未来”を約束されていると言われても嬉しくないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

私だってそーですw

さて、しかし……ここで考え方を一つ切り替えてみて下さい。

日本は世界の国々の中でも最も早く『少子高齢化で人口減の衰退に突入する』のではなく、『世界のどこの国々もやがて必ず経験する“少子高齢化で人口減”な社会問題に真っ先にチャレンジする機会を与えられた』と!

 

今の現代文明で少子高齢化とそれに伴う人口減「先進国、発展途上国」関係なく“避けられない”社会問題であり課題です。

欧米や日本などの先進国からBRICsと呼ばれる経済成長発展著しい中進国や発展途上国まで、日本がこれから迎える「少子高齢化と人口減少の罠」に、その問題のとば口に例外なく立たされています。

これは社会が発展繁栄し、経済的成功によって社会の衛生環境と栄養状態が良くなり、社会のレベルが「特に人権が」重要視され尊重されるようになりますと“避けえません”。

 

人類社会の繁栄と成功につきものの『代価の一つ』と考えても間違いないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌ 

 

人間は生活レベルが上がり、高度で衛生的な暮らし良い社会を築くのに成功すれば「おのずと健康寿命は延び、元気な老人は増える」のに対して「生活レベルを維持し、さらに高めるために、昔ほど大勢の子供を作ろうとしなくなる」というのは、普通に「理にかなって」ます。

結果として、少子高齢化社会を人口構造、人口ピラミッド的にも迎えざるを得ないのも!

 

無論、百年くらいのスパンで大局から見れば、

「若者子供は生まれ、老人はいずれ死ぬ」

のですから、どんな国や社会でも人口動態のピラミッドは自然に均され落ち着いて行きます。

 

「少子化!」と大騒ぎする出生率の低さも、親の世代と子供の世代の人口を同じにする人口置換水準は出生率2.07~2.08ですが……すでに先進国でも北欧諸国やフランスなどでは「政策対応により」 少子化を克服し、人口置換水準近傍まで合計特殊出生率を回復させるコトに成功しています。

今の「産んだ子供が健康なまま、ほぼ間違いなく成人する」という時代が、長い人類史において『かつてなかった』画期的な成功であり、幸福な時代が来たのだと言い換えるコトもできます。

 

よって、近代国家以上の安全で衛生的で医療の行き届いた社会を形成した『国』ではこれから先、“貧乏子だくさん”ではなく“一人から数人の少数の子供を大事に、そして愛情と教育を注いで育成していく”社会に変わって行くのです。

 

そうした「幸福で落ち着いた」人口動態の社会の国が世界の大多数を占めるようになるまでこれから数世紀必要でしょうが、日本はそのような国や社会になれる最前列に並んでいる――と、いえるのです!

 

無論、その前に『歪で極端な高齢者人口が多すぎる』時代というのをクリアする必要がありますが┐( ̄ヘ ̄)┌ 

 

それでも今の日本には十分にそうした「極端な高齢化社会(一時の)」を乗り越えるのに必要な条件は揃っている! といえるだけまだマシというか、幸いであり幸せなんでしょう(´・ω・`)

 

実は日本の外を見回せば、欧米先進国でも技術や社会的資本、公共インフラの充足度などで

 

「今のままでは独力で“日本のように”いずれ来る高齢化社会を乗り切るコトが難しい、もしくは無理」

 

な国が多いですし、それ以上に――

 

「中国や韓国のように未だに経済発展途上で先進国になる前に、基本的な社会インフラや国家的福祉制度が整備される前に少子高齢化の高齢化社会を迎えるコトになってしまう国」

 

――というのが、世界の大多数を占めるといって過言ではアリマセン!?

さらに、その後ろには近代化未満か近代化以前の「これから文明化社会を築き、発展して行こうとする」貧しい発展途上か、電気をはじめ文明の利器の恩恵を初めて浴びて文明社会に入門しようという国や地域が数十億人単位で待ち構えています!?

 

 

今、時代は、人類はかつてない成功と繁栄によって少子高齢化社会という『かつて経験したことのない時代』に入ろうとしていると書きましたが、同時に人口が100億(!)を優に超えるという未曽有の時代にも突入しようとしています!?

 

長らく人類の世界人口は数億~10億にとどくかどうかを行き来してきました。

それが1800年代に約10億人、1900年代には15億人であったと記録されているその人口が、わずか半世紀後の20世紀半ばの1950年におよそ25億人となり、20世紀末の1998年にはおよそ60億人にまで急増、いまや70億を超え、今世紀中には100億にとどくだろうといわれています!?

 

ちなみに現在の人口は、過去6000年間に存在した全ての人口のおおよそ5分の1と同等にあたる人口が生きています。

 

今現在、先進国と呼ばれる国々の人口はちょうど10億強ほどだといわれていますが……14億に届くといわれる中国を始め、インドやブラジル、韓国などのBRICsと呼ばれる中進国の国々の人口は27億人以上(中国約14億人、インドが約11億人(世界2位)、ブラジルが約1億7,000万人(世界5位)、ロシアが約1億4,000万人(世界7位)、南アフリカが約4,900万人(世界25位)となっており、5ヶ国合計で、世界の人口の約45%)を占めており。

これらの国が日本やアメリカ“並み”の消費やエネルギーを使用し始めれば、

「地球がもう二、三個あっても足りない」

と揶揄されるのは有名な話です(´_`。)
 

これに先進国10億、中進国27億の後に発展途上国と呼ばれる貧しい国々が軽く33億人以上控えている上に、今後増加する地球上人口の過半はこれらの国や地域の人々なのですから、「地球を食い潰さんとする」豊かさを求める人類予備軍は、軽く90億に届くというコトになるのでしょうなぁ(´□`。)

 

某アニメの赤いヒトのセリフじゃアリマセンが、

「地球が保たん時が来ているのだよ」

とでもいいましょうか┐( ̄ヘ ̄)┌ 

 

前回の記事のコメント欄でストライクダブルオーライザーさんなんかと『核融合とか宇宙進出とかSFじみた話』をしましたが、マジでそういう未来に進まない限り、人類は人類が繁栄したゆえに“滅ぶ”――それも“大絶滅”と呼んで過言でもないカタストロフィな破滅の道を突き進むコトになるのでしょうね(>_<)

 

蒼天航路という三国志を題材にした漫画の冒頭で有名になった「飩」(トン)という怪物のたとえ話があります。
欲に際限なく、最後には食べるものがなくなり、自らを食べてしまう怪物の話ですが……欲に対して底がない中国人を揶揄する説話であると同時に現代文明の、資本主義の限りない拡大主義際限の無い消費資本主義をも揶揄しています。

 

 

しかし、まあまあ、ご心配なさらず!

実は地球上に残されている鉱物資源やエネルギー資源に関して『人類が利用可能な』モノを、その残りを考えても「実はまだ二~三世紀分」は余裕があります。

アフリカ大陸とシベリア領域、そして太平洋から北極海の海洋資源に――最後の未手つかずのフロンティアである南極大陸まで。

 

後先考えず地球上の資源を人類が食い潰しても、まだ二~三百年はかかるだけの豊かな資源がこの地球上には存在しています。

んで、人類がよほど愚かで不運でない限り、世界終末規模の世界大戦やら、恐竜を絶滅させた規模の天変地異(巨大隕石の衝突や超巨大噴火)でも起きない限り、ギリギリでしょうが日本や欧米の先進国で早ければ今世紀半ば、遅くても百年ほど先までには、科学技術による問題の根本的解決法が実現化可能でしょう。

 

問題は、人類社会と今の生態系が食い潰す『資源』の残量ではなく、むしろ地球に与える“環境負荷”とそれが引き起こす気候変動と異常気象の激甚化に、なによりも水資源の問題です。

 

鉱物資源やエネルギー資源のリソースこそ、消費の省力化やリサイクルを促進するなどの効率化によって「限界を先延ばし」にする余地はいくらでもあります。

 

しかし、人類がその人口を際限なく増やし、環境に与える負荷をこのまま増大化させれば、地球上のエネルギーや資源が掘りつくされるより先に私たちは、私たち人類が生み出した汚物で埋もれて窒息する日の方が遥かに先に来そうです(´_`。)

 

 

前回、冒頭でボヤきましたが「暑い」です。

最近でなく、近年、地球規模で気温が上がり、熱波や大寒波が交互に襲い、世界各地で大干ばつや異常高温、逆に豪雨災害や洪水、豪雪などの社会インフラを根底から破壊するような大規模自然災害が頻発しています。

 

しかし、日本以外のほとんどの世界の国や地域では、自国だけで社会の公共基盤やインフラを整え、自然災害に対応するのは難しいとかいう以前に『困難』でしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

同時に日照り続きだの長雨だのといった異常気象は、文明社会の存続に――いえ、生命活動の存続に必要不可欠な“水”という資源に関して、今、深刻な影響となって表面化し始めています!?

 

 

それは沿岸部では海水面上昇や台風やハリケーンの季節に洪水浸水被害を受け、内陸部では熱波干ばつにより降雨量の減少から国際河川の枯渇まで水資源の減少に襲われて行くという形ですでに影響が表れ始めています。

 

この、水資源の枯渇は、世界各地で今も進んでおり、大規模な山火事が毎年のように襲ったり。

これまで数千年の間、地域を支えて来た農業が崩壊したり。

そのコトで先祖代々の土地を失った難民と化した農民に雪崩込まれた都市部……いいえ、一国内の禍(わざわい)では収まらず土地を捨て国を捨てた難民の流民が貧しい国々から豊かな先進国へ押し寄せる事態が、当に始まっています。

 

しかし、そうだというのに『貧しく平均寿命も短い』発展途上国ほど子沢山で地球上の人類の人口爆発の原因となっています!?

 

ハッキリ言ってしまいますと、今の私たちの現代文明は急速な破滅――それも過去に、この地球史上何度も繰り返して来た生命大絶滅を引き起こしそうになっています(´_`。)

 

それも、単一種として個体数が増えすぎ、環境を自分たちに都合がいいように改造して来た人類の――環境の破壊と汚染、そして資源の浪費によってこのわずか数百年の短期間にです!

 

過去に突然にその時代繁栄していた生態系が根こそぎ絶滅する事態は、6500万年前の巨大隕石落下による恐竜の絶滅や、あるいは大陸のプレート運動に伴い、巨大な世界に、ただ一つの超大陸“パンゲア大陸”が形成されたことによる超巨大噴火によって――引き起こされた、というコトもあったのはありましたが……

 

おそらく単一種が文明と技術を極大化させてその繁栄の結果、それまでの地球の生態系を破壊し破滅に追いやるまでにいたる……というか至らしめたというコトを引き起こしかねないのは、さすがに人類だけでしょう(棒

 

まあ、まだ先にも書きましたが『審判の日』が訪れるまで……地球上の資源を食い潰すか? あるいは気候変動や環境破壊で自らの生存圏を崩壊させ自滅するのか?

その時が来るまで幸い二世紀~数世紀は猶予があります。

 

そして人類には、その『審判の日』が来るまでのこれから先の残された期間内で人類文明が原因の生命大絶滅を回避する力が十分にあります。

 

それは過去の記事でも何度か主張しましたが「宇宙への進出」でしょう。

今の地球上での問題や悩みの多くも、軌道エレベーターでもレールカタパルトでもなんでもいいのですが、

『地上から宇宙へロケット技術に頼らず格段のコスト減で人と物を送れるようにさえなれば』

それで人類という種は、千年(十世紀)どころか数万年(数百世紀)単位で、人口も百億どころか千億に増えても充分余裕な繁栄と生存圏の拡大を成し遂げるコトができるでしょう。

 

な~に火星だのなんだのに移住しなくても、宇宙で太陽発電し、地上に莫大でエネルギーを送り、その無尽蔵なエネルギーを利用して灌漑し、穀物や商業作物だけでなく、地球環境の再生の為の緑化に努めれば数世紀単位の努力で地球を生命溢れ多種多様な生態系の再生も可能でしょう。

 

百億を越える人口も人類が文明社会を行き渡らせるのに成功して「豊かで衛生環境が改善され寿命が延びれば、多産でなく少ない子供を大事に育てるようになる」というのでしたら、やがて総人口こそ緩やかに適正値に収れんしてゆき、人類は地球環境を適切にコントロールしながら永い繁栄の時代を享受することも可能でしょう。

 

たとえ宇宙に進出し、進化の流れが海から陸上へと発展してきたように地球上から宇宙空間へ、そして惑星間に生存圏を広げ、数百世紀から数千世紀(数万年~数十万年)先には恒星間移動を成し遂げ太陽系を遥かに越えた他の星系へ移民移住を果たすところまで“進化”を果たしているのかも知れません!?

 

 

ま~ここまで行くと私やhagure1945さんなんかが「未来といっても、たぶん自分たちが死んだ後の話」と笑いながら揶揄する段階を遥かに越えて、文字取りSF的な想像の話に完全になりますが……私たちはこの地球上で生命が遂げてきた進化という大事業において、初めて『地球圏に限られず宇宙に、他の文字通り世界にまで進化生存圏を広める道を切り開いた』生命進化の最先端に達しようとしているのです。

 

生命の進化という意味では『IF』――もしかしたらあり得たかも知れない『数十億年で寿命を迎える惑星系上の生命圏』を宇宙に進出することで脱し、生命を繋ぐ進化の一形態に過ぎない――と、考えてみては一つどーでしょう?

かなり話が飛躍しますが、DNAによる生命の情報伝達システム下では生命体はそれこそ“超生物”――SFや映画で出てくる怪獣とでも呼ぶベキ存在にまで行き着かない限り……たとえるなら『星を渡る』真空中を耐え生存し続けれる“種子”や“飛行能力を持った生物”あるいは『ガメラvsレギオン』で出たレギオンのような「動物と植物の共存生命体で群体となって星を渡り、異なる生態系の惑星に落ちた後、その環境をテラホーミングする」ような形に進化するか? 

あるいは生命の種として微生物レベルで超噴火や巨大隕石衝突で宇宙に舞い上げられた岩石中に潜み、地球から火星などの他の惑星に辿りつくか? あるいは永遠に近い時と無限に近い小さい確率で星を渡って他の星系の惑星に辿りつき、そこで微細胞単細胞生物レベルから進化をやり直すか?

そういう方法しかアリマセンが。

 

実は人類という生物は「DNAの壁」という生物が情報を蓄積し次代に受け継いでいくシステムを『言語と文字の獲得』によって超えた――ある意味で進化の革命に成功し至った段階の生命体なのですよ?

ちなみに情報の同種族間のコミュニケーションの伝達は鳥や動物の鳴き声から昆虫のフェロモンによる種全体に意思を伝える方法など会得している生物は意外と普通に多いのですが……人間の『言語』に当たる高度で複雑なレベルになると、実は人間外ではイルカやクジラ、良くて象くらいのモノしか該当しません。

しかも世代を超えてさまざまな知識や経験を次世代に伝える手段になるとクジラや象などの場合でも『歌』として伝承していくような形が限界です。

 

人類も脳が発達し複雑なコミュニケーションを取るようになってから十万年のほとんどの期間、文化や歴史の伝承は『歌という形』で伝えられて来ました。

これがだいだい一万年前前後に革命的な変化が起こります。

 

そう、“文字”の誕生です。

この文字の発明と誕生によって人類は他の生命と隔絶した一段上の別次元と言っていいステージに進化したといえるでしょう。

 

生命が環境に応じて進化するその手立ては長らくDNAに頼って来ました。

生命はその体の内に内包したDNAを世代を重ね、突然変異を起こしそれを次代に継承させるコトで長い時間をかけ複雑に進化してきました。

 

人類はその限界や制限を超え、『情報』を外部に言語や文字という形で他人に伝え、時を超えて継承させて行くコトができるようになったのです!

この結果、生命体として伝えれる情報の量と質が劇的に――と、いうより爆発的に増え変わりました。

私たちが科学文明と呼ぶ技術と自然科学の法則の解明と利用の発達は、人類を個としての人間という生物の限界を超え、人類という超生命体に――宇宙にすら、他の星系にすら手が届くレベルの進化を「たかだか十数万年の進化」で会得させたのです。

 

恐竜が数億年繁栄して、ようやくラプトル種が類人猿に近い頭脳の発達の可能性を覗かせて隕石により絶滅しましたが。

哺乳類は僅か6500万年で人類を生み出したともいえます。

 

 

――ここで、いきなりこんな壮大な法螺話なような、ヨタ話なような夢物語のような話を初めてしまい面食らってる方もおられるのでないでしょうか?w

 

私もそ~思いますw

 

ですが……今の日本と日本人が置かれた『立場と責任』は単に、この先三十年か五十年の間に頭痛の種になる目先の高齢化社会を、それも『移民導入抜き』でどう乗り切るか? や。

緩やかな衰退といえる少子化の出生率の低下を食い止め、親の世代と子供の世代の人口を同じにする人口置換水準である出生率2.07~2.08への回復を成し遂げるか? は『努力次第で何とでもなる』所詮“小さな問題”です!

 

私たち今の日本人が自覚すべきなのは、『少子高齢化社会』という日本以外の世界の大多数の国にとっては国家社会の興亡に直結する難題が、日本では「決断と努力次第で乗り切れる」程度の些細な課題でしかないという”事実”です!

 

高齢者社会で、これからかかる年金や医療、介護の費用や少子化対策の費用? んなもの「カネで片がつく問題」なら、日本は建築国債のような『福祉目的に特別国債を出して』予算を用立てればいいんです!

 

財務省の役人を始め、財政規律至上主義者や知識人を称する馬鹿ドモは卒倒するかも知れませんが、日本は「それ(札を刷れる)ができる」世界でも歴史上でも稀有な好条件の揃った国なのですよ?

 

国家と人間を同じ感覚で見るからそもそも間違えるんです。

 

国家は人間と違って“寿命”がアリマセン。

ですんで、一時的に人間の一生(五十年~八十年)で分割しても払いきれない借金を一時背負っても、五十年~八十年かけて返してしまえばいいんです(−_−  )

 

実際、日本だけで観ても過去にそうした例がありますよ?

例えば日露戦争の戦費。

返済し終えたのがいつだかご存じでしょうか?

82年が過ぎた昭和61年(1986年)ですよ?

日本は当時のGNPの2.5倍、国家予算の60年分の負債を積み上げて日露戦争に挑んだ日本でしたが、八十年ほどで返し終えました。

なら今の日本でいうなら1000兆円の負債を新たに発行し、これから三十年ほどの間“一時的にかかる”少子高齢化社会に対応するのに必要な予算を確保して何の問題があるのですか?

 

ちなみにこの『福祉目的での特例国債を1000兆円規模で発行』しても、その全てを外国に外資に頼らず、全て円建て内債の『自国資本、自民族資本』賄い売り切るコトができます!

 

全額自国通貨建てでしかも内債――ここが“特に”ポイントですねぇw

 

皆さんは世界三大金持ち国がドコか? ご存じでしょうか?

それは日本、アメリカ、中国の三大国です!w

 

◆世界トップ3の海外資産
●資産
アメリカの海外資産 2600兆円
日本の海外資産 1000兆円
中国の海外資産 550兆円

●純資産
日本の対外純資産 350兆円 *26年連続世界一
中国の対外純資産 210兆円
アメリカの対外純負債 マイナス890兆円


債権(海外への投資)-債務(海外からの投資)=純資産。
純負債とは対外債務の方が大きい場合のこと。

アメリカは海外資産も多く持っているが、国内に外資からの投資を多く受け入れているので、純負債超過となる。

一方、海外によく投資をして債権を多く持ってるのは中国より日本の方が上だが、それでも警戒されていないのは、日本は金貸しとして低金利で貸し出しルールに従い、良心的。

中国のように、国の政策で軍港乗っ取りなんてことをしないから、警戒されてないだけで、本当はジャパンマネーの方が海外に浸透してる

 

 

これらの対外資産、対外純資産の積み増しを日本は昨日今日の話ではなく、1968年(昭和43年)にドイツを抜いて世界第二位の経済大国になってから2011年に42年ぶりに中国に抜かれ世界第三位になるまでと三位になってからも経常黒字を積み上げ続けたという厚い蓄積と背骨(バックボーン)がありますw

311震災の不幸があった2010年度すら経常収支は黒字で、その後、貿易収支も黒字を取り戻し外貨を稼いでいます

 

その結果、悪夢のミンス政権の後、アベノミクスの安倍政権で異次元の金融緩和や積極財政に舵を切りなおしていますが、五年経った今でも「金融緩和、財政緩和の副作用」であるインフレ化も通貨円の暴落も起こらず、それどころか「日銀のインフレ目標2%」に届くどころか隙を見てはデフレに振れ戻ろうとし、通貨“円”の価値も円安に振れるどころか円高志向が止まらない!? という有様です!

 

 

日本の富の大きさは日本人には実感がありませんが、世界に今や並ぶ者なし! という感であります。

こう書くと『傲慢』なように取られそうですがw 現実に今の日本はそうなのです。

 

なにせ第二次安倍政権が誕生してから就業者数が250万人以上増え完全失業率は就業者数が過去最多の6698万人で雇用動向は改善し、経済全体で非自発的失業が存在しない状態といってよく。

技術は先進国でもトップを走り、国内には金融資産だけで企業と民間で3,000兆円を軽く越え、海外純資産は300兆円以上で26年連続で世界一。
でもって日本の海外資産が初めて、日本円換算で1000兆円を突破。
日本は失われた二十年なんて言われておりますが、なんのなんの「バブル以降、低成長率でも成長を続け」
しかもGDPでなくGNPで海外資産を計算すれば年間に生産される国富の規模は、500兆円ではなく900兆円を軽く超えます┐( ̄ヘ ̄)┌

このギャップといいますか『自覚無き豊かさ』がベースとなっていて日本が安倍政権がアベノミクスで円を刷って金融緩和をしてもインフレになるどころか、デフレが一向に改善せず、円安になるどころか隙あれば円高に振れようとするのです!

こんな『ボーナスステージ』のような世界が羨む状況は残念ながらこれから先、数十年程度しか続かないでしょう。
しかし……逆を言えば数十年から半世紀は日本はこの先もまず栄えるでしょう!
ならば「カネで解決できる」問題ならカネで解決してしまうベキです!
むしろ、日本が急激に凋落するような事態が起こるなら(超震災等で)現代文明も世界経済も崩壊し終了しますことでしょう!
日本しか供給できない素材や技術、精密工作機械や産業ロボットなどがどれだけある事か!

そう考えれば、未来の帳簿の辻褄を考える前に今ある富を死に金にせず生かすこと考えるベキでしょう!

 

 

そして、そーやって日本が今、自分たちが有する資産を死に金で遊ばせているのでなく、「今とこれからの為」にどう利用すべきか? 考え、そして活用すれば、おのずと日本自身の道が開けるだけでなく、日本がさらなる発展と成功を遂げれば、その過程で必ず『現代文明と科学の技術基盤』が底上げされるコトにも通じますから、その技術の発展の中から、常温核融合や量子コンピューターや量子通信、宇宙エレベーターなどの実現化に欠かせない素材技術の向上。

さらには次世代のインフラたる情報化電化社会のIOT社会への移行のそのモデルにも日本は自然となっていくでしょう。

 

さらに震災や台風などの自然災害の多い日本がそれらが多発激甚化していくこれからの時代、防災インフラ面でも力を入れて行くコトで、おのずと諸外国がモデルとするような模範を示す国にもなって行くコトでしょう。

 

 

別に日本は世界平和や繁栄の為に犠牲にも貢献をことさらにしようとする必要は全然ないんです。

日本が自国の、日本国民の為にインフラや社会制度を良くする努力「ただするダケ」でそれだけで十分に世界の見本、手本となってしまいます。

 

その為の地力も実力もすでに日本は備えています。

そのコトを自覚せず、知らないのは日本人自身なのです――誠に残念な話。

 

世界でもこんな名実ともに実力を備えた国は日本以外に存在しません!

褒め過ぎのようですが、それが実際なのですから仕方がない┐( ̄ヘ ̄)┌ 

 

他国から見れば「自分たちの理想をすでに体現して、会得してしまっている国」というのがまさに日本でしょう。

 

無論、日本には日本の課題や問題はまだまだあります。

しかしそれは他社から、他国から見れば「天国の住人の悩み」に過ぎません。

 

日本の悪い点、まだまだな点を荒探しばかり私たちは好んでして来ました。

そろそろそれを止め、日本の良い点を優れた点をキチンと評価し、それを伸ばし生かす方向に切り替えませんか?

 

今の日本に一番必要で欠けているのが『自信を持ち、前を向いて大胆に自分たちの国や民族を信じ進む“勇気”だと私は指摘するのです。

 

皆さまはドー思われますか?

 

 

 

タイトル鬼子っ



 

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