●トランプ氏、グリーンランド買収「大きな不動産取引」
2019/8/19
 【ワシントン=中村亮】

トランプ米大統領は18日、デンマーク領グリーンランドの買収構想について「本質的には大きな不動産取引になる」と自らの「本業」にも言及しつつ、政権内で検討していると認めた。

9月上旬に予定するデンマーク訪問時にも取り上げる方針を示唆したが、「(買収が)最優先事項ではない」とも述べた。
トランプ氏はグリーンランドについて「戦略的にみて米国にとって素晴らしい」などと述べた(18日、ニュージャージー州)=AP

ニュージャージー州で記者団に語った。

グリーンランドの豊富な天然資源の確保などを念頭に「戦略的にみて米国にとってすばらしい」と強調し、「まずはデンマークが関心を持っているかみてみよう」とも語った。

米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長も、同日のFOXニュースで「グリーンランドは要衝の地だ」と強調した。

1946年に当時のトルーマン大統領も買収に乗り出したと指摘し、ロシアや中国が北極進出を強めているのを念頭に買収が米国の国益と合致するとの見方をにじませた。

米国防総省は中国がインフラ整備などを通じグリーンランドに接近していると懸念を強めている

デンマークやグリーンランド自治政府はトランプ氏の買収構想に反発しており、現時点で買収の可能性は低い。

デンマークのフレデリクセン首相は18日、同国メディアに「ばかげた議論だ」と述べ、取り合わない考えを示した。

ロイター通信などが報じた。

 

 

……上の記事、皆様はどう思われますか!?

世間では「アラスカ買収以来の米領土拡大か!?」と、ちょっとした騒ぎになっておりますがw

そのアラスカは、ロシアからアメリカが買い取って移譲してもらった物件(!)でしたが、その当時は「大統領は巨大な冷蔵庫を買った……」だのなんだのと揶揄され、批判されましたが、後に豊かな鉱物資源と金鉱(!)――そして何よりも冷戦時代を迎えるに当たって、

「ソ連(ロシア)に北米に飛び地の領土を持たせずに済んだ!」

と、地政学的に、安全保障面でアラスカを手に入れたコトが高く再評価されましたっ!

 

 

さて、今回のグリーンランド買収の一件……またぞろ唐突な、トランプの思い付き、スタンドプレーだと評判は散々ですが、本当の所はどうなのでしょうかね?

 

と、言いますのは、記事中にもありますようにアイスランドにはまだ手付かずの豊富な資源が眠っていると見られます。

そして何よりもその場所、地政学的な重要さ!

グリーンランド西北部、カーナークの未編入飛地には米のチューレ空軍基地があります。

ここは冷戦時代には、ソ連に近いグリーンランドの戦略的特性を生かし、米軍がレーダー施設や核攻撃能力を備えた施設などを建設していたりします!

 

そーした位置的な重要度と共に、実はアイスランドを狙うのは米国だけではありません。

将来を見越してロシアと中国も食指を動かしているともいいます!?

 

と、いいますのも今後は地球温暖化による新たな北極海航路の可能性もあり、注目されているのです!

また、その氷の海の下に眠る豊な資源を巡って、北極海の領海や勢力争いを、実は米国やロシア、カナダをはじめした北の海に面した国々の間で行われています。

 

 

……とはいえど、実際に北極海が利用可能になるのは、まあこれから数十年から半世紀以上先の話になりそうですが┐( ̄ヘ ̄)┌

ですが、その数十年、半世紀先の未来を見据えて米露や北極海に面する国々は今から争奪戦を繰り広げているのですっ。

 

さて、しかし、虎視眈々と北極海の将来の利権と権益の確保を狙うのは北海に面する沿岸線や領土を持つ国ばかりではありません!

実は信じられない話ですが、中国や韓国もこの北極海利権を狙っているといいますのですよ!?

……またなんで縁もゆかりも無い特亜の馬鹿ドモが首を突っ込むのだ? といいますと。

おこぼれを狙う韓国は論外として、中国に関しては氷の下に眠る、天然ガスや石油など豊富な資源を狙い、中国が掲げる一帯一路を北極圏にも当てはめ、資源開発などに積極的に関わっていく方針を打ち出しているのです。

なにせ北極圏には、手つかずの自然と豊富な天然資源があるとされ、世界でまだ開発されていない石油や天然ガスの22%が眠っているとされています。
そのこれまで北極圏の開発は、沿岸国のアメリカ、カナダ、ロシア、ノルウェー、デンマークが中心となってきました。
そこへ、ここ数年、新たに参入してきたのが、中国です。

2018年1月には、初めて北極政策についての白書『氷上のシルクロード』を発表――中国が掲げる一帯一路を北極圏にも当てはめ、そして狙っているのが実は今回冒頭で取り上げましたグリーンランドだというのです!?

そして中国は既に、日本海で軍事演習を繰り返しているだけでなく、北上して北海道近海から北太平洋、そして北極海への進出を果たしています!?

 

こうして強引にも北極海を「氷上シルクロード」と呼んで、虎視眈々と関与を深めている中国には、いわば自分の裏庭を荒らされる格好になったロシアはもちろんのコト、米国も警戒を強めつつあります。

 

中国が手を伸ばす理由は、北極海には膨大な石油・ガス資源が埋蔵されているとか、北極海航路を通じてより短距離でヨーロッパとつながるとか、色々な理由が上げられるでしょう。

しかし、中国は北極海に面しているわけでもないし、特に他国に先駆けて北極海の権益を主張できる立場にもないハズです。

しかし、グリーンランドを中心に北極圏の北欧の国々に近年、他にない熱心さで急速な投資の拡大させ関与を強めつつあるのです (´_`。)

 

 

その為、今すぐ――でなくとも、そう遠くない未来、北極海の航路と資源の利用と利権を巡って米露に中国が絡む戦争が勃発するかもしれません!?

 

そして、その利権争いと紛争に日本も無縁ではおられないといわれています!?

 

 

☆キーを握る日本の存在(技術と資本力)

 

 

……さて、普通に考えれば北極海に縁もゆかりも無い――直接領土も何も面していない日本が“何故”将来の北極海の覇権争いに関わるのかといいますと――それは、日本の技術と資本に起因します!?

 

将来、温暖化が進み北極海の氷が冬でも溶けてなくなるようになっても北の北極の地は、海は極限の環境であるコトは変わりません!

そして、北極海に眠る手つかずの宝――エネルギー資源や各種鉱物など豊富な天然資源は深い海底にあるのです!

 

すなわちその開発には極限地と深海から資源を掘り出す高い技術と高品質の資材が必要になります。

それと莫大な資本がっ!

 

さて、それを豊富に提供できる国はどれだけあるでしょう?

そしてまあ間違いなく技術と資本の両方を過不足なく提供できる国として日本はその筆頭に挙げられるでしょうよ┐( ̄ヘ ̄)┌

 

北極海の極限の環境と海底の開発には米国一国でも手に余るでしょうよっ。

ならば米国以下のロシアやカナダ、北欧の小国から、今後どうなるか分かりませんが中国も『一国での北極海開発』を成し遂げるのは難しいでしょう!

なので普通に考えれば資本と技術を持つ国同士が手を組み開発を進めるでしょうね。

 

その際、極限地の深海という環境で資源を採掘する技術において日本をそのパートナーに引き込もうという綱引きが必ず起こる……というより今現在、すでに起こっていますw

 

 

北極圏の活用策や課題を議論する国際会議 『北極評議会』があるのですが、 1996年発足したこの会議に日本は2013年からオブザーバーとして参加します!

その参加承認は日本が頼み込んだからというよりも、むしろ参加を求められて加盟しています。

それもこれも、日本が持つ、深海資源採掘における高い技術と豊富なノウハウが買われてのことでしたっ!

 

実際、日本はカナダと共同で、深深度海底からのメタンハイドレート回収の研究を行い実践し成功を収めています。

その他、ロシアから依頼されてすでに北極海の一部で天然ガスの採掘海上プラントを建設し、採掘を請け負っている日本企業もあります。

 

そもそも世界の海上石油リグなどの海底から石油や天然ガスを掘削・生産するために必要な労働者や機械類を収容する、海上に設置される規模の大きいプラットフォームにおいて日本は世界トップの技術とシェアを誇っています。

深海の海洋土木に必要な特殊鋼の鋼材やパイプも日本の独壇場であり世界の多くの国が頼っています。

 

また世界有数の領海の広さを誇る我が国は、メタンハイドレートや海底の希土類、貴金属の採掘においてその研究でも世界のトップにいます。

 

 

これに世界一の金持ち国としての豊富な資本!

さらに抜群の信用度と来ますから、『日本をパートナーに!』と求める国は引きも切らないありさまです。

 

 

こーした状況から望むと望まぬと関係なく、北極海の開発を巡るプレイヤーとして日本は参加する運命にあります

このコトは、今の日本に『常について回る』問題だと諦めるほかないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

世界経済から最先端技術や製品の開発生産まで、日本が無関係で絡まぬモノはありません!

サプライチェーンの国際的な複数の企業間で統合的な製造と物流システムにおいて日本は多くの基幹技術と重要な役割を担っています。

「優遇を止めたダケ」で、韓国の経済をガタガタに揺さぶったよーにw

311震災後に日本からの部品供給が滞っただけで世界の製造業の工場が軒並みストップしたように――

 

日本はさまざまな核心技術と製品部品を世界に供給しているんですからっ!

 

 

 

そーしたことから、北極海の覇権を巡る争いにおいてこれから先、日本をパートナとし、囲い込もうとする動きは大きくなるでしょう。

まだ何十年か先の話ですが、すでにその覇権を巡る争いは始まっています。

ですので、そのコトを私たちは自覚する必要があるでしょうね┐( ̄ヘ ̄)┌

 

『トランプによる米国のグリーンランド買収!?』というニュースからそんなコトを考えてみましたがいかがでしょうか?

また、皆様のご意見、ご感想をお待ちしています~♪w

 

 

 

 

タイトル鬼子っ










 

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