現代文明の“余命”は?――と銘打って書き出したこのシリーズですが……元々は先日観た映画『AI崩壊』を見終えた短感想で「日本や現代文明は果たしてこの先、生き残れるか?」

ちょっと考察してみよう♪w という感じでした。

あれから一ヶ月以上が過ぎますが、現実の方があれよあれよと目まぐるしく移り変わり『コロナウィルスのパンデミック』なんて映画じみた危機が現実となって世の中に影を落としています!?

 

 

そして改めて浮かび上がったのはこの世界の日常が随分と脆い『危ういバランス』の上で成り立っていた貴重なモノで、グローバル化だの、新自由資本だの、世界的なサプライチェーンのネットワークw だの――だなんて「今日と変わらない明日、予定調和の平穏な日々」が前提でしか成り立たないという事実でした。

 

それでも今の『武漢肺炎(テドロス肺炎)なぞ、「コントロール可能なパンデミックw」と寝言をまだ吐けるがごとく、実際は慎重な対応と舵取りが必要ながら各国の政府や個人が自制し、公衆衛生や医療体制に気を付けるコトで対応可能な範囲の“危機”でしかアリマセン。

感染力が強く潜伏期間中も病気を広めかねない厄介なウィルスですが、毒性はそれほど強くなく、高齢者や一部持病持ちの者を除けば季節性インフルエンザを凶悪化した程度に収まっていますしね┐( ̄ヘ ̄)┌

むしろデマや噂から来る『群衆心理(社会不安)が起こす買い占めやパニックによる経済活動の混乱』の方が病そのものよりもよほど怖いのではないでしょうか?

 

 

実際に、消費活動から生産活動の自粛や縮小傾向は、ジワジワと私たちの社会に影を落とし始めています。

そーした中、今さらながら『インバウンド景気――外国人観光客頼みの誘致政策』から『安易な海外への生産拠点の移転、依存』まで効率と資本活用の極大化を求めすぎる“危険”が浮き彫りとなり見直され始めています。

 

それと同時に、日本は日本国内の、欧米は欧米それぞれ国内の雇用や産業、社会格差と共同体の未来を。

そして中国はそのバブル頼みで浮かれて来た「今までのやり方」がちょうど行き詰まり、限界を迎えて様々な問題が浮き彫りになり始めていたタイミングでちょうどこの今の“危機”が引き起こったようにも見受けられます!?

 

まさに「謀ったようなタイミングで……」私たちそれぞれが自分自身の足元を見直すコトを迫られているように思えませんか?

 

これを良い機会に一度、それぞれの国が抱える問題を改めて見つめ直す――コトができた国が次の十年、二十年……いえ、下手をすると半世紀以上先までの明暗を分かつコトになりそうですね(棒

 

そういう点からも観ていきますと――どうやら日米は大丈夫そうです。

明らかにダメなのは中韓――特亜の国々で、危ないのは欧州勢でしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

アメリカはトランプ大統領に代わってから「自国第一主義」変に体面にこだわりふるまおうとするのを止め、産業回帰と社会格差や問題の解決に悪戦苦闘しています。

日本は日本で、ようやく戦後永らく囚われて来た『自虐史観』から脱却し、憲法改正から昨今の緊急事態法の整備まで「普通の国」に戻るとば口を模索し始めています。

それと同時に永らくの90年代バブル後の低成長時代や、阪神淡路の震災を皮切りに311震災まで繰り返された自然災害の多発激甚化にようやく『本当に日本に必要なモノがなんなのか?』見つめ直され始めています。

 

一方で対照的なのが中韓といった特亜の国々で……これらの国々は、ここ二、三十年の経済的成功や繁栄に驕り溺れ己の実力を見誤っています!

しかも経済的には資本主義にドップリとはまりながらその政治的趣向は国家社会主義的な専制政治体制にのめり込んで行っています!

経済の繁栄基盤は自由と競争を旨とする資本主義を掴みながら、中国も韓国も国家統制を趣向する独裁的な傾向を強めつつあるという矛盾した姿を見せています。

今までは『経済的な高成長』によってそれらの矛盾は糊塗して来ましたが……それももはや限界でしょう。

特に致命的だったのは「目先の利益」を追い求めることに汲々として技術産業開発の基盤を整備せず来てしまったコトにあります。

日本や欧米の先進国と比べ「自由や人権」を大切にしないその姿勢は、特許や技術開発・研究の軽視にそのままつながり、皮肉にも将来の経済的成長と繁栄の基盤となる『産業力』の面において中国や韓国はまだまだ多くの面で後れています。

 

『世界の工場!w』とかいきがったところで、日本や欧米から産業技術を学び導入せねば、中国も韓国も次世代の産業レースにまともについていくコトもできません。

また経済規模(GDP)こそ見かけは大きくなりましたがその社会や国民の内実を観ますと中国も韓国もまだまだ“貧しい遅れた国”です┐( ̄ヘ ̄)┌

今回のコロナ騒動でも医療体制を始めとして公衆衛生や福利厚生の貧弱さは露呈しましたしたしね。

 

日本やアメリカが中国韓国への技術流出や窃取を警戒し許さず、自国回帰を志向して行く傾向を今後強めれば特亜のこれら国々は今までのような無謬なる高度経済成長は難しくなっていくでしょう。

しかしそれもこれも彼ら特亜の国々の身勝手が呼んだ自業自得です!

 

最期に日米と特亜に対する第三極としてしての『欧州』に言及しますと――欧州は、欧州EUという“総体”として観た場合、「緩やかな衰退」を辿っていると言わざるを得ません。

欧州の衰退を引き起こしているのは皮肉なことにその高い理想でしょう(´_`。)

二度の欧州大戦の惨禍を教訓にした欧州連合(EU)の高い理念と自由と人権意識は「いささか現実を無視して」おり様々な問題を引き起こしています。

少なくとも『国境線の意味』を今一度見直し、各国の実情に合わせた「緩やかな規制」を線引きし直すベキです。

それは移民難民による各国間の社会の軋轢や「貧困化競争」を食い止めるというダケでなく、今一度欧州は、欧州のEU加盟の国々には「欧州合衆国の国民を形成する」という覚悟や準備ができてるのか? 見直すベキであるといえます。

 

外部から観ていてどーみても欧州各国の思惑はバラバラでまだまだ『欧州超国家の一員、一国民』という意識は育っていないと見えます。

ドイツ人はドイツという国の国民であり、フランスならフランスの、イタリアならイタリアの国民……というようにまだまだ国家意識はバラバラではありませんか?

 

欧州の悲劇は現実より理念が先行し、国や社会の成熟度から産業力までバラバラな国がその強弱を計算せず同じルールで縛り合っているコトから生まれています。

英国がブレグジットで脱落しましたが、このままでは第二第三の脱落か、将来的には分裂もあり得るでしょう。

 

また、今のコロナウィルスの危機においても危機対応において足並みが揃わずその弱点が露呈しています。

ドイツもフランスも平時は口では偉そうに理想論のお題目を唱えてはいてもイザとなれば「マスクを始めとする医療品の拠出、協調」を拒絶し一国の事情を優先してしまっています。

 

このように危機の時ほど『本音』が露になるモノですが、欧州(EU)の悲劇は東に中東やロシアという異文化、異宗教、異民族の勢力圏が隣接しているコトにもあります。

これらの『異邦』から常に難民や移民圧力があり、かつ政治的外交的にも影響を受けやすいところに欧州の泣き所があります。

 

このままでは欧州はその「自由と高い倫理権利意識によって自滅する」かもしれませんね。

 

 

 

さて、それでも日米の回復が遅々として進まないように、中国や欧州の衰退も一度に起こるのではなくこれから半世紀、一世紀以上をかけてゆっくりと進行するのかも知れません。

しかし、世界的に観て人類の――現代文明の将来に影を落とすのはそーした緩やかな衰退の道よりも今、急激に進みつつある気候環境の悪化と水資源問題ではないでしょうか?

 

過去の多くの文明の興亡を観てくれば分かるように繁栄した文明が滅びるのは『資源の枯渇』『気候――水資源の枯渇』による場合が多くあります。

この内、エネルギーや鉱物資源に関しては新技術の開発や代替え手段、あるいは節制によってある程度文明は対応可能です。

しかし『水資源の枯渇』による耕作地や居住可能な土地の縮小はそのまま社会の形成維持を困難にし、文明の崩壊に直結しえます!

また、今のコロナウィルス騒ぎではありませんがキレイな水の確保の有無は社会の公衆衛生を保つ上でも重要であり直結する問題でもあります。

その水問題でも、もっとも深刻な問題を抱えているのは中国でありましょう。

中国の中枢部である華北平原(北京を含む)は、熱波で2070年以降、居住不可能地帯になるという予測が出ているというのです!?

今でも南水北調』といって無理やり運河を引いて水資源の確保に躍起になっていますが、そう遠くない将来、 「中国の華北高原が、気候変動と集中灌漑によって、生命に危険を及ぼすほどの猛暑に脅かされる」 という予想が出ているのです!

 

2018年7月以降、日本のみならず、東アジア・欧州・北米などでも、記録的な猛暑が続いていますが、近い将来、非常に高い温度と湿度によって、人類が居住できなくなる地域が増える可能性を示す研究結果が報告されました。

 


「この研究チームでは、2015年10月に、カタールのドーハ、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ、ドバイなど、ペルシャ湾岸地域で2050年以降に厳しい猛暑が襲う可能性を指摘しているほか、2017年8月には、インドやパキスタン、バングラデシュといった南アジア地域でも数十年以内に厳しい猛暑が始まるとの予測を示していた」

「しかしながら、華北平原で予測されている猛暑は、ペルシャ湾岸や南アジアよりもリスクが高い。北緯34度から41度までの約40万平方キロメートルに広がる華北平原は、中国最大の沖積平野で、人口およそ4億人を擁する人口密度の高い地域であるとともに、灌漑農業が盛んなエリアでもある。とりわけ、集中灌漑は、温度と湿度を上昇させ、より厳しい熱波をもたらすことがあるという。高いものだと警告している」

「研究チームでは、高解像度のマサチューセッツ工科大学地域気候モデル(MRCM)を使ったシミュレーションによって、気候変動が灌漑という人為的影響にさらなる作用をもたらし、華北高原における猛暑のリスクを高めるのかを予測したところ、温室効果ガスの排出量が大幅に削減されないかぎり、2070年から2100年までの間に、湿球温度(気温と湿度を複合)35度以上の猛暑に見舞われる可能性があることがわかった。「湿球温度が摂氏35度(華氏95度)に達すると、健康な人間でさえ屋外で6時間以上生存することは困難」とされている」

 
中国の中枢部が夏の高熱によって屋外で6時間以上生存できないという過酷炎熱地獄と化し、世界覇権どころの話でなく、中国そのものが存在できるかどうかという根本的な問題を抱えるなるという。

まさに、「中華帝国滅亡」の時期になろう。

環境破壊をし尽くした報いが、中国を襲うと見て良かろう。

 

 

上の予測が正しければ中国に今後待つ運命は過酷を極めます。

また当然のコトですが水は人間の生存や生活用水だけでなく工業や産業を支える上でも大量に必要とします。

 

そー考えた時、日本という国は『エネルギーや鉱物資源は一見すると貧困な資源国に見えるが、“水資源”という一番重要な資源の豊富な国である』のかも知れませんね?w

 

生物としても考えた場合でも石油がなくとも文明は維持できずとも生きてはいけます。

しかし「水がなければ」私たちは一日も生きていくのも困難となります。

どちらが本当に大事な資源なのでしょうか?

そしてこの基本的な“資源(水)”の確保ができるかどうかで私たちの、現在の文明の運命、存続も左右されるのはないでしょうか?

 

当たり前と言えばそうかも知れませんが普段考えないことを考えた時、結局、ここに立ち戻ってしまうのですよねぇ(苦笑

皆さまはどう思われますか?

 

 

 

タイトル鬼子っ










 

人気ブログランキング参加しました~w よしければクリックお願いします