九州で冠状降雨帯が甚大な被害を出していて心痛めますが……一方で大陸に目をやりますと――

 

 

●中国・三峡ダムに「ブラックスワン」が迫る──決壊はあり得るのか

 

 



2020年7月6日

<豪雨により被災者1400万人の洪水被害が出ている中国で、世界最大の水力発電ダムの危機がささやかれている。決壊すれば上海が「水没」しかねないが、三峡ダムの耐久性はほぼ臨界点に達しているかもしれない>

水位が危険な水準に達し、三峡ダムでは6月29日に放水が開始された(写真は2018年) REUTERS


6月半ばの梅雨入り以来、中国の南部と西南部では連日の大雨と集中豪雨により、同月下旬には少なくとも198本の河川が氾濫し、26 の省・市・自治区で洪水が起きている。

倒壊家屋は1万棟以上、被災者は1400万人近くに上り、74万人超が緊急避難した。

直接的な経済損失は278億元(約4230億円)に上るという。

【譚ろ美(たん・ろみ、作家)】

 


なんといいますか上の記事を見ても分かりますよーに、さすがに大陸は“桁が違い”マス(棒

しかも恐るべき話、まだこの状態でも「本番でもなんでもなく」前座も前座!? 三峡ダムの貯水地の水位が現状140~150メートルで推移しているらしいが、満杯(最高水位)の175までまだ余裕があるらしい(?)

……とはいっても、(東京から大阪までの規模のダム湖が)一日水位が一メートル軽く上がるほどに今の中国南部は雨に降られており、三峡ダムに流れ込むと共に、その下流では「ただでさえ洪水被害を発生させている」というのに上の記事写真で見た通り、凄まじい放水を行っています!?

 

 

この状態が中国も雨季の七、八月これから続くというのですからどうなるコトやら(´_`。)

……まあ、下流域を水没させても『三峡ダム決壊!?』だけは阻止するでしょうからさすがに大丈夫でしょうが――もし万が一、三峡ダムが決壊崩壊するようなコトがあれば下流の中国沿岸部、武漢や上海が壊滅状態になる……

被災規模六億(!) 死者四億……を下らない被害が出る!? なんて予想も囁かれているが、そうでなくとも今でも上流下流に限らず周辺広範囲にある数百のダム大体ヤバイことになってるからな。
最上流域で増水がヤバイのに、調整放水の影響加算して全部くらう下流なんか、水の逃げ場所がなくて悲惨なありさまです。

文字通り日々日本でもニュースを騒がせている九州四国の豪雨災害の拡大バージョンが今、中国では繰り広げられているんじゃないでしょうか?(棒

 

 

☆亡国に向う中国……いやここからが中国はシブトイ!?

 

 

このように今現在進行形で大規模な水害にさらされている中国南部ですが、恐ろしいのはむしろ雨季を乗り切ったその後かも知れません!?

この所の記事でも指摘して来ましたが、洪水等で被害に遭った場合、その後怖いのは『疫病の蔓延』です。

泥と汚水にまみれるワケですし、床上浸水などの水害に襲われた後は、防疫が重要になります。

ましてや今年は世界的なコロナ禍の真っ最中ですし、さらに聞こえてくる話では中国では『新型インフルエンザが発生した!?』というニュースも飛び込んでいます!?

 

たとえ今後一ヶ月二ヶ月の雨季を何とか乗り切っても、水没した家屋や各種インフラの再生にも大きな努力が必要でしょう。

しかしそれは時間を掛ければ可能かも知れません。

問題は先に述べた疫病の蔓延と、そして食料危機です。

今回の中国の洪水の場合、広範囲の土地=耕作地がすでに被害に遭っているといいます。

その上に、川上の工場や都市部からの汚染物質で広範囲の土壌が汚染されるから折角の農耕地が使用出来なくなる恐れがいわれています!?

ただでさえ近年は食料自給率が低下していて輸入に頼る項目が増えてきているのに深刻な問題となるのではないか? と今から危惧されています。

この他、三峡ダムが決壊しなくとも無分別な放水などで下流域が水没、水浸しなった結果、各地の工場等の生産施設も被害が出ているといいます。

 

また近年供給力過多だった中国ですが、現状、経済成長の鈍化と中国の覇権主義に警戒する欧米日の動き(中国デカップリング)によって実は中国国内から生産拠点の転移流出が進んでいました

その上に、今年起こったコロナ禍によって、世界的なサプライチェーン、グローバルな貿易産業構造に急ブレーキがかかり、実はといいますと中国国内の雇用――生産再開後も、操業率は思うようには上がらず、むしろ工場を閉鎖する動きが加速し、中国国内で失業率が上がっている!? といいます。

 

この結果、 今年第1四半期に中国で新たに増えた失業者数は、既に7000万人を超えているとの推定数字が出されています。

ちなみにコロナ禍以前からでも農民工等の失業率は20%に迫り、潜在的に二億人を越える失業者が中国国内にはあふれていたといわれていました┐( ̄ヘ ̄)┌

ここに7000万人……三億に迫る行き場の無い流民が出現すればどうなるのか?

それは中国の歴史を見れば明らかでしょう!

歴代王朝末期、中国では悪政と飢饉、疫病や天災が重なって多くの難民流民が出たら国が滅びました。

しかしそれは単に農民などが喰い詰めて追い込まれるダケでは駄目で、その膨大な人民の潮流を指揮する知識層――知識層の士大夫や地方の実力者、あるいは秘密結社や宗教団体などが必要でありました。

 

この点は今の中共もよく分かっているようでして、 法輪功からキリスト教までの宗教団体弾圧から、つい先日の 「香港国家安全維持法」強引な成立まで、皆この文脈に沿って神経質(ヒステリック)なまでに執り行われています。

……しかしまあ、無駄な足掻きでしょうw

何故なら、盲流たる農民工が2億~3億に達しようとしているだけでなく、知識層に限っても、中国で大学を卒業しても安定した職に就けず、劣悪な環境で共同生活を送る「蟻(アリ)族」や、これよりさらに悲惨な生活を送る「鼠(ネズミ)族」と呼ばれる若者が増えているのが以前から社会問題となっていました。

中国では毎年700万人から1000万人の大学の新卒が社会に生まれます。

しかしその全員に満足する職や活躍の場が与えられるハズもなく、毎年百万単位で就職できずあぶれる若者が出ています。

これに地方から(北京等に)上京して来る就職希望の若者を含めるとその総数は450万人とも一千万人を越えるともいわれています!?

また、あるいは近年の習近平政権の権力集権化によって七大軍区から五大戦区に軍閥が統合整理されましたが、その過程でそれまでの利権権益構造から弾きされた軍人や退役軍人の間でも現指導部に対する不満が高まっているといいます。

 

……あるいは現指導部内でも上海閥や、李克強を頭に掲げる中国共産主義青年団(共青団)が、習近平政権の太子党勢力と派閥争いを繰り広げているともいいます。

 

 

現状は粛清繰り返して来た習近平が「毛沢東の再来」を自らうそぶき絶対的な独裁権力を手にしているよーですが、これから先もその権力を守り続けれるかは微妙ですネ。

 

なにせ、その権力の正当性を担保する『中国の成功と繁栄(経済)』今現在絶賛傾き中でアリマスンデ(棒

ま~習近平が調子に乗って「太平洋を米中で分けよう」だの「一対一路」だの「AIIB」だのはたまた「中国夢」とかいってその覇権への野望をオブラートにも包まず露骨に露にしましたからねぇ?w

 

しかも自分の実力も無いのに――他人のフンドシで相撲を取るかのように、日欧米の先進国のカネと技術をいいトコ取りで利用して……いえ産業スパイしまくりの知的財産権や特許を侵害し、窃取を繰り返して来ましたからね(棒

 

国家ぐるみのダンピング行為で5G市場に中国製品を普及させようとしているのも、バックドアやスパイウェアを仕組み次世代情報社会のインフラを牛耳ることで実質的に世界を隷属させようという野心も見抜かれたからねぇ?(棒

 

しかしそれもここまでです。

その目論見や野望が露見しましたし、なによりも今現在、まだまだ世界が「中国に製造を頼ってる物資」は確かに多いが、「中国でなければ作れない」わけではないのがミソ


確かに今の世界貿易や経済、産業サプライは単独の国で完結するのはアメリカですら厳しいが、逆を言えば「アメリカ抜き」で立ち行かぬ国が山ほどあるので、そこらへんは心配はない。
なんだかんだいって、「オンリーワン」持ってる国は強い!

ここら辺は日本も同様!

 

で、中国も「それができる」と思ってたんだろうよ――「オンリーワン」もってないのにw
中国こそ、日米抜きには立ち行かない国なのに。

 

あと今回コロナ禍で、世界各国は改めて国家と国民を考えるきっかけになったのも大きい。

コロナ禍以前から中国排除(中国デカップリング論)は進行していたが、コロナ禍を引き起こしながらそのコトに口を拭い、それどころか図々しくも『救済者気取り』で乗り出して来る始末!

それも中国国内に各国が設営した工場などから生産されるマスクや医療品を強権的に差し押さえ我が物顔で持ち出したばかりか、さらに悪質だったのが『儲ければイイ』式に粗悪な模造品や衛生的に問題のある品質の品を高値で売りつけようとする始末だ!

 

こーした悪質さが世界的に嫌悪感を巻き起こすと共に中国への信用信頼を失墜させるコトになっている。

 

これらの結果、いままでも日米を中心に、米中貿易戦争激化により中国への投資を減らし、非常に素早い速度で製造業を中国から国内回帰させていた流れは加速こそすれどもはや逆転するコトはないであろう。

 

インバウンドも中国に頼るのをやめ中国以外の他国や、いまだに九割を占める国内観光客の集客に舵を切り直している。

 

 

さて、このような生産と投資の中国離れという以外でも、中国国内での人件費や環境コストの上昇などによって、今や中国はかつてのような『投資する価値』のある(ように見える)国では無くなっている

その上に不動産バブルにしても、人口14億人に対して32億人分の住居を作り、まだ、そこから、50数億人分の都市開発計画を実行している。

現在、ローンの倍率でいうと、深センで年収の32倍、上海、北京で22倍、日本のバブル期を遥かに超えているというのだから何をいわんかや┐( ̄ヘ ̄)┌

 

そうして負債に負債を重ねて繁栄を築き上げて来たものの中国に今残ったのは総債務1京円を超えるという借金と、一年以内に自壊崩壊するようなオカラ工事のインフラばかりである(棒

不動産バブルにしても、人口14億人に対して32億人分の住居を作り――と、先に書いたが、鬼城と呼ばれるようなゴーストタウンは元より、決壊を憂いられしかも治水の用には役立たない三峡ダムを始めとした無駄な公共工事!

さらには毎年莫大な赤字を産むだけの中国版高速鉄道など、その数は枚挙に絶たない(唖然

 

さらに中国の将来を絶望させるのがその民族性と民度の悪質で低質さだ!

 

すでにアメリカでは、十年前からあのヒラリー・クリントンの「中国の将来を見切り、言い切った」演説で喝破されていますが、中国人の汚職と賄賂文化の酷さは信じられないホドです。
これはヒラリーが米国務長官時代に、ハーバード大学で演説したという『中国の未来』についての予言なのですが……その内容は20年後中国は世界で、最も貧しい国になるというのです。

その根拠は

(1) 移民申請の状況から見て、中国9割の官僚家族と8割の富豪がすでに移民申請を出した。
またはその意向がある。
一国家の指導層と既得権益階級がなぜ自国に自信をなくすのか理解しがたい。

(2)中国人は社会の個体として、国家と社会に対して負うべき、責任と義務がわかっていない。
国際社会に対して負うべき責任はなおさら分かっていない。
受けた教育或いはメディアの宣伝はほとんどが憎しみと他人または他国を歪曲した内容で、人々の理性と公正な判断力を失わせる。


(3)中国は世界で数少ない信仰のない恐ろしい国で、全国民が崇拝するのは権力と金銭のみだ。
利己的で愛心のない、同情心を失った国家が国際社会の尊重と信頼を得られると思うか?

(4)中国政府の所謂政治は人民を騙し人間性に背く以外の何物でもない。
人民大衆は過去の権力の奴隷から今は金銭の奴隷に変わった。
このような政権がいかに人民の尊重と信頼を得られるか。


(5)大多数の中国人は「面目が立ち」、「尊厳のある生活」とは何か全くわかっていない。
民衆にとっては権力と金銭の獲得が生活の全てで、成功なのだ。
全民腐敗、堕落といった現象は人類の歴史上でも空前絶後だ。

(6)憚ることのない環境破壊と資源の略奪、贅沢と浪費の生活方式は何個の地球だと供給できるのだろか?
他国が危惧するのも当たり前だ。
中国政府はいつも民衆の注意力を他国にそらし、敵を造り、自分の圧力を外部に転嫁させようとするが、時代の流れと人類文明の趨勢に従い、自ら変革を起こし、民生に関心を払い、民主を重視し、無責任な抑圧をやめるべきだ。
でないと、中国はますます不安定になり、将来大きい社会動乱と人道災難が出現し、20年後 中国は世界で最も貧しい国になるだろう。


これは全人類と災難であり、米国の災難でもある。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/06/26/atext722759.html.(中国語)



と、まあ以上のようなコトを『中国がこの先、没落していく』理由として挙げ言い切ったといいますが、まさにその通りでしょうねぇ┐( ̄ヘ ̄)┌

数億とか数千万じゃなく、数兆円単位(!)で賄賂汚職で私腹を肥やし、さらに掠め取った富を平然と国外に持ち逃げしようとする……

習近平政権になってから「ハエも虎も……」とかいって汚職撲滅と『狐狩り』と称して裸官と呼ばれる海外に賄賂汚職資産をもって逃げた中国人の摘発を盛んに行って来たといいますが、それも習近平政権にとって政敵に対してだけで今でも巨額のカネが中国国内から流出しているといいます。

 

 

何度も言いますが中国国内で今、中国が繁栄しているように見えるのは『見せ掛けだけ』です。

その内実は何も実体は無いバブルそのものといって間違いないでしょう。

債務に債務を重ねて膨らませて経済的に繁栄成功しているように見せているダケです。

さらにいいますと賄賂汚職が激しいダケでなく工事の手抜き中抜きも横行しており一体何がホンモノか信用もクソもアリマセン。

 

 

……しかしこんな国ですが、意外としぶとく保つのかも知れませんね┐( ̄ヘ ̄)┌

中身が腐り切って空洞でも、見た目と図体だけは大きいですから一気に倒壊せずこれからも十数年~数十年単位で『中共中国』という国と体制は(形だけは)生き残り続けるかも知れません。

 

それは同じく中国史を見れば分かる話で、歴代王朝の中には実体としては滅亡していても名目上は数十年存続したモノがあるからです。

 

 

しかしここで一つ“予想”しておくとするなら中国という国というのは、あの土地に『漢民族の中国』という国はもはや再興しないんじゃないでしょうか?

国破れて山河あり――とは昔からいいますが、今の中国の有様、その積み上げた負債の巨大さと大地も大河も空気すらも汚し尽くした有様を見ても『国破れて山河なし』ではないか? としか言いようがないんですよねぇ(´д`)ハァ

 

本日タイトルは『中国は将来の覇権国(w)? それとも亡国に向う?』でしたが、私の見るところ『亡国』以外に中国の未来は無いように見受けます。

 

 

今年これからコロナ禍続く疫病や危惧される三峡ダムの決壊で劇的に一気に破滅するか?

あるいは過去の王朝のように見た目と名前だけシブトク残り枯れ木が朽ち果てるように時間をかけて滅びるのか? それは分かりません。

日本の立場から見れば時間を与えれば中国人が外に逃げ出すチャンスを与えるので、ここは数億単位で中国人が死のうが「一気に滅亡崩壊」してくれた方がいいんですが……皆さまはどう思われます?

 

 

 

タイトル鬼子っ










 

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