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本日ご紹介する症例の患者様は以前にプロテーゼによる隆鼻術をお受けになられていましたが、ここのところ鼻先が赤く痛みを伴うようになった、とのことでした。
鼻尖部に発赤がありましたが以前に受けられたプロテーゼの先端が直下に触れたため、これを放置すると今後いつか皮膚が菲薄化しプロテーゼが飛び出てくる可能性も考えられたため、入替をお勧めしました。
異物であるプロテーゼを鼻尖部まで挿入するのはやはり危険であり、私は鼻尖部の手前までしか入れません。
安全な鼻尖部の手前までの形状のプロテーゼに入れ替えるとなると必然的に鼻尖部は現状よりも低く丸くなってしまいます。
患者様は現状よりもさらに美しい形状のお鼻になることをご希望されたため、プロテーゼ入替と鼻尖形成、鼻中隔延長、耳介軟骨移植を行いました。
術前→術後4ヵ月弱です。
鼻尖部の発赤は解消され、より美しい形状のお鼻になられたと思います。