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酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

蝶の道

2020-09-19 | 日記
レモンの実が膨らみ始めた。
木をよく見ると居ましたがな。
アゲハチョウの幼虫。
鳥の糞に擬態していて、日毎に大きくなっている。
前回は余りに暑くて溶けてなくなっていた。
秋口になって、今回はその危険もなくなった。
だが、しかし、野鳥の食道楽に注意せねばならない。

ここから脱皮して、緑色の幼虫になる。
緑色の幼虫に成ると、活動が活発になることを学んだ。
蛹(サナギ)になるため、羽化しやすい場所を探すとか。
注意深く観察し、その前に瓶の中に入れてやらなければいけない。
で、なければグルメの野鳥が虎視眈々と狙っている。
女優の柴咲コウ(39)が「バカの壁」の著者、養老孟司(82)と「月刊文芸春秋」で異色対談をしていた。
長い文中で、ふと目に留まったのが柴咲の発言。
面白いので、少し乱暴だけど要約する。
「いま、我が家のレモンの木にアゲハチョウが卵を産んでいまして、私にとって新鮮な体験。是非、育てようと観察日記をつけてます。幼虫からサナギを経て、成虫になる完全変態の昆虫という知識はあったんですが、間近に観察したことがなくて…。幼虫が幾度も脱皮を繰り返して成虫になる。ジーっと観察していても、いつの間にか姿が変わっているんです。自分の目で確かめているところです」
養老先生が反応する。
「完全変態って、とても不思議でしょう。幼虫の口は葉っぱを齧(かじ)る形。成虫になるとストロー。サナギの段階で作り変えるんです。成虫を作る細胞と幼虫の細胞は別。細胞はもともと寄生虫ではないか、という説があるんです。蝶がよく通る「蝶道」というのもある。光の具合で同じ一定の刺激で同じところを飛ぶ。熱帯では写真に撮れる。なぜなら、余りに沢山いるから、くっきりと線になるんです」
柴咲「我が家も蝶道かもしれません。春から夏にかけて必ずアゲハチョウがやって来て卵を産みます」
そういえば我が家も蝶道に入っているのかもしれない。
我が子?を確認するかのように、たびたびアゲハチョウがやってくる。
観察の経験があるから目に留まった対談だった。
対談の時期から出版まで時を刻んでいるから、柴咲のアゲハチョウは、すでに羽化したはず。
柴咲はちゃんと観察出来たのだろうか。








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