4月に環境が変わった人も多いのでは?
”進学”、”就職”、”ひとり暮らし”、”配置転換”など、
本人だけでなく、家族のことでも生活がガラッと変わることもあります。
新しい環境で、期待と緊張で張り詰めた期間を過ごした後、
ゴールデンウィークを過ぎる頃から、
「やる気がでない」
「気分が沈みがち」
「疲れがとれない」
「寝つきが悪くなった」
「食欲がでない」
「頭痛や腹痛がする」などの不調を感じる方も多いようです。
これがいわゆる”五月病”。
5月は身体的にも精神的にもバランスを崩しやすくなってしまう時期。
新しい環境にうまく適応できず、あるいは適応しようと頑張りすぎて、
うつ的な状態になることがあります。
医学的には”五月病”という病気はなく、
診断名をつけるなら「適応障害」や「軽度のうつ病」となります。
真面目すぎる人や、頑張りすぎる人は、
環境に過剰に適応しようとして自分を抑え込んでしまいます。
その結果、大きなストレスを感じてしまい、発症しやすくなります。
”五月病”は、一時的なスランプ状態。
まずは、新しい環境で頑張った自分を褒めてあげましょう。
そしてなるべく休養を取るようにすれば自然と回復するでしょう。
あらかじめ予防法や対策を知り、
心身のバランスをうまく保つようにするといいですね。
◆ゆっくりお風呂に入る
◆たっぷり寝る
◆好きな音楽を聞く
◆読書をする
◆ストレッチをする
◆趣味やスポーツでストレスを解消する
◆アロマテラピーでリラックスする
◆友達や先輩などに、話を聞いてもらう
◆映画、コンサート、美術館、小旅行などに出かけてリフレッシュする
◆新しい目標や興味がもてるものを見つける
また、知り合いや家族で『五月病かな?』と思う人がいたら、
とにかく話をじっくり聞いてあげるようにしてほしいと思います。
「怠けている」「気合いが足りない」と叱ってしまうと、
更に落ち込んでしまうかもしれません。
そして「頑張れ」と励ますことで逆効果になる場合があります。
もう十分頑張ってきたのですから、
相手の話を即座に否定することがないように、
最後までじっくりと話を聞いてあげるようにするといいですね。
新生活を送っている人だけでなく、
お天気も良く、日の長くなった春は、
活動量が増え、疲れもたまりやすいので、
いつもよりゆっくりと過ごすようにしましょう^^