薬の名前

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最近は、ジェネリック薬が多く発売され
同じ成分でも薬の名前が違うものが増えました。

先発品の薬剤からジェネリックに変更したときも
そのまま先発品の名前で呼んでしまうこともよくあります。

薬の名前は
覚えやすく呼びやすいものが好きです。

「プリンペラン」などは覚えやすくて、
医療関係者の間では
呼びやすい薬として知られています。





中には
神話に由来する神々しい名前をつけるものまであります。

少しだけ例に挙げると・・・

ウイルス性の慢性肝炎などに使用する「ペガシス」は、
ギリシア神話の天馬ペガサスに由来。


てんかんの薬「イーケプラ」は、
エジプトの太陽神ラーの一形態であるケプラに
てんかん(Epilepsy)の頭文字Eを合わせたものに由来します。


2型糖尿病の薬「ジャヌビア」は、
ローマ神話の扉の守護神で二つの顔を持つ神ジャーヌスとvia(経由)を合わせたものに由来。


睡眠導入剤「ハルシオン」は、
ギリシャ神話の中の、風と波を鎮める伝説の鳥ハルシオンに由来します。


 緑内障や高眼圧症の薬「ミケルナ」は、
有効成分の一つカルテオロール塩酸塩を含む製剤であるミケラン点眼液の頭の 「ミケ」と、
未来に光を灯す意味をこめて、ローマ神話に登場する月の女神ルナを組み合わせて命名したものです。





一般薬では
とてもシンプルなダジャレが多く見られます。

便秘薬「コーラック」は、後が楽になる「後楽」のカナカナ詠み。
風邪薬「ストナ」は、すっと治るの略。
便秘薬「スルーラック」も、スルーっと出て楽になるの略。
頭痛薬「ノーシン」は、脳がシーンとなるの略。
かゆみ止め薬「ムヒ」は、唯一無比、他に比べる薬はなく、最も効く薬として。
睡眠薬「マイスリー」は、My Sleep(私の眠り)の略


ここからは
小林製薬

薬品界のダジャレ王とも呼ばれる小林製薬の
一般薬の名前などは
とても遊び心が活かされています。

ドラえもんがポケットから出してくる道具の名前のようです。


「ムクミキュア」むくみを治す(Cure)
「ナイシトール」内臓脂肪を取るの略
やけど治療薬「アッチ」
あせも治療薬「アセモア」
傷あと治療「アットノン」
かぶれ治療「カブナース」
胃腸ガス改善薬「ガスピタン」
ちくのう症「チクナイン」
扁桃腺の腫れ「ハレナース」

など
とてもわかりやすくシンプルです。







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2017-12-18