KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

ヒメハサミツノカメムシ♀秋色個体20191214

2019年12月16日 | カメムシ目
ヒメハサミツノカメムシのメスと思われます。
通常、緑色ですが、見事に紅葉色に染まっています。

オスなら、腹の先に先の開いた長いハサミがあるので、すぐ分かるのですが。

メスは突起がないので、類似種と識別するのは難しい。

胸の両側の張り出しが弱く、前胸背の後側縁に歯状突起が見当たらないので、ヒメハサミツノカメムシのメスと判断しました。
※歯状突起があればフトハサミツノカメムシ

越冬時にこの色ならば、目立たなくていいでしょうね。

ツノカメムシ類は、緑や赤など鮮やかな色彩を持つ種が多いですが、死ぬと褐色になってしまうのだそうです。
この前、チャバネアオカメムシの記事でも書きましたが。
そもそもツノカメムシ類の緑は、自力で出している色なのか?
共生細菌に依存したものではないのか?
気温が下がると、共生細菌の働きが落ちて、褐色に近い色になるのではないか?
想像は膨らみます。

分類:カメムシ目ツノカメムシ科
体長:14~17mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   丘陵~山地
成虫の見られる時期:4~10月
          成虫で冬越し
エサ:ミズキ、サンショウ、ウコギ、ツタウルシなどの植物の汁
その他:前胸背両側の張り出しは弱く、赤味を帯びるものから帯びないものまで個体差がある。
    オスの腹端の突起は長く、「ハ」の字状に広がる。
    「交尾の際、メスを挟んで逃がさないようにする」との説には異論もある。
    →星谷仁のブログ
    →きよせ季節だより
    ネット上では、それらしき画像を確認出来なかった。
    機能があったとしても、滅多に使われないというのが実情だろう。
    メスは突起がない。
    前胸背後側縁に歯状突起はない(あればフトハサミツノカメムシ)。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
   星谷仁のブログ
   Web東奥/とうおう写真館/あおもり昆虫記
   →きよせ季節だより
   虫ナビ

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